5月9日(続き)
ロックフォール・シュール・スールゾンRoquefort-sur-Soulzon村にやってきました。
青カビチーズ「ロックフォール」の産地としてとても有名なところです。
もともとは山の斜面にある洞窟で発生した青かびを使ってチーズを作り、今も洞窟で熟成がされているそうです。
山間の道を、不釣り合いに巨大なトレーラーが走り抜けていきました。どこへ向かうのでしょう、パリ、日本、あるいは大消費地であるアメリカなのかも。
パピヨンPapillon社
こんな山の中にいるとは思えないような、黒服の「しゅっとした」お兄さんが売店にいます。さすがに有名な会社!
いろんな種類のパピヨンが売られています。
ビオのパピヨン
私は一番上等の「プレミアムpremium」€9.5を買ってみました。(本当はもっと高いようですが、キャンペーン価格のよう)
とてもマイルドで、通常の強く刺すような風味も強めの塩気もありません。パンと一緒に食べても、そのままでも、とてもおいしかったです。満足!
ブルビ(羊)の乳で作ったバター
買ってみればよかった! これはとても後悔しています。そのかわりにこの辺りで採れたEXオリーヴ油を買って来ました。ちょっと変な感じがしますが、パピヨン社製! そう言えば、来る途中幾度もオリーヴ畑を通り抜けてきたことを思い出します。これは6月の料理講座で使う予定です。
ふたたびフアスfouace
ラングドック地方に来てから、ずっと気になっていたものの実物をようやく発見しました。
ポストカードに頻繁に登場し、その姿はまるで野に咲くイソギンチャクのようだったのです。
カルダベルcardabelleという名前のあざみの一種だそうで、戸口やドアの上に釘で打ち付けてあります。お店の人に聞いてみました。
「何にするのですか?」
「一つはお守りとして。もう一つは天気予報がわり」
「??」
「お天気だときゅっと小さくなり、雨が降りそうだとだらんと広がるのです」
へぇぇ。
なんとも奇妙な植物です。いつか野に咲いている状態のものを見てみたい!