米粉で抹茶カステラを作りました | 塚本有紀のおいしいもの大好き!

塚本有紀のおいしいもの大好き!

フランス料理とお菓子の教室を開いています。おいしいものにまつわる話し、教室での出来事など、たくさんお届けします。
 

10年12月9日(木)

昨日、その前の日と米粉講座を開きました。毎月1回行っています。
今回の主題は抹茶のカステラ。


$塚本有紀のおいしいもの大好き!-抹茶のカステラ


カステラは木枠に泡切り、鉄板をのせて焼くなどなど、職人技が凝らされるものですが、それはともかく家庭でも気軽にできるように、角のケーキ型に新聞紙を敷いて焼きました。
今回は泡切りはせずに、泡立て器を使ってぐるぐる混ぜて、泡切りの変わりにしてみました。米粉なのでそれほどがっしりした骨格にならないため、目が潰れぎみになるからです。食感はちょっともちもちします。


抹茶はいろいろ試してみました。小山園の白蓮、五十鈴、千木の白。一保堂の今昔、初昔、結の白など。お抹茶としてお薄で飲むにはちょっと苦いかなあ・・というあたりがよさそうです。なぜならお菓子作りの場合、甘みは砂糖でいくらでも入れられるので、重要なのはある程度の苦みと言えるから。とくにカステラは蜂蜜や上白糖などくせのある甘みがプラスになるので、力強さも必要です。
「白蓮」はほろ苦さが少し出ます。「五十鈴」はとてもきれいな抹茶色に。とはいえ私一人でこれだけ試せたわけではなく、生徒さんが参加してくださるおかげでいろいろな銘柄を買うチャンスができました。なんだか楽しい気分です。

ところでお茶屋さんと話していたら、小山園には「天授」というよい抹茶があり、毎年の品評会で必ず賞を取る銘柄だと聞きました。20gで4200円もします。お濃茶にしたら、きっとしびれるようにおいしいのでしょう。ぜひいつか飲んでみたい! 
ところで抹茶は商店街のお茶屋さんで買ったので、歳末福引き券をもらいました。20枚揃ったので、ガラガラを回してみたら・・・。

3等の1000円が大当たり! これはもう「天授」を買うしかないかも。