昼下がり、
麦わら帽子被ってついでにお散歩も。
(普段は部外者は入れない場所だと思う)
結構本格的な講座で、
楽譜も織り交ぜながらのテキストも。
一応有料講座なんだけど、
教育機関の主催ということもあり格安でした。
内容的には過去に読んだ、
この本に近しい世界。
■バッハ・コレギウム・ジャパンの定期演奏会のプログラムに載せられた文章がベースになってる、
鈴木雅明さんの著作『バッハ、神と人のはざまで』。
今回取り上げられたのは、
バッハのゲーテン時代(1717~1723年)の作、
「ヴァイオリンとオブリガートチェンバロのソナタ」の5番と6番。
5番は悲哀に満ちた曲で、
ヴァイオリニストの方のお話だとその時のバッハは苦悩が多い時期だったらしく、
そういった心情が反映されているのかも。
とお話されていました。
参考文献としてテキストに記載されている、
「深い淵の底から、主よ、あなたを呼びます。主よ、この声を聞きとってください。
嘆き祈るわたしの声に耳を傾けてください」
(詩編130,新共同訳聖書)という一節を想起させるものである。
という説明もある通り。
単なる音楽家ではなく、
熱心なカトリック信者であるバッハならではの精神性を感じることができる。
識者に解説いただくけるこういう機会は、
とても貴重
その次の6番は(ちなみにこのソナタ作品群は全部で6曲)
ヴァイオリニストの方曰く。
ブランデンブルグ協奏曲にように、
明るく楽しく演奏します的なことをおっしゃっていました。
ブランデンブルグ協奏曲も6曲あるので、
何番のことをおっしゃってるのか少し聞き取りづらかったのですが、
私もとっさに思い出せるのは一番有名な5番くらいで。
まあ確かに5番はとても明るく煌びやかで、
そうなのかもしれないし。
ちらりと6番といってたような気もして、
家に帰って6番聞いてみたけど、
これはこれで素敵だけど5番ほどの華やかさはない。
最後に質疑応答の時間があったので、
思い切って質問すればよかったと深く後悔。
今読んでる本↓