夏期は比較的時間が取りやすかったので、
その間に読みたい本を手元に揃えており。
今は嬉しい悲鳴をあげている状態。
借りている本は、
2週間に一度延長手続きをするので。
そのスケジュールをカレンダー管理しています。
私の場合複数の図書館に渡っているので。
(職場と自宅の双方の近くの図書館)
ちなみに借りている本は、
あまりポピュラーなジャンルでもなく、
新作等でもなく予約者がいる類いではないのですべて延長可です。
平日は読みやすいもの、
週末にじっくり系と分けて、
同時並行で数冊読んでいる欲張りスタイル。
それでじっくり系のこちら、
すっごく面白いのですが、
本にでてくる曲が気になってしまい、
いちいち検索してYouTubeで視聴してしまって。
そうするとそっちはそっちで、
また腰をすえて鑑賞してしまったり、
いろんな奏者の演奏を比べてしまったりして。
もう時間泥棒って感じで。
他のこと何もできなくなってしまいます。
著者の鈴木雅明氏。
とても印象深いのが、
ご子息の鈴木優人さんのインタビュー記事か何かで、
「自宅で練習していると近くで別の作業していた父に指使いの注意をされてよくケンカになった」
というエピソード。
なんでも聞こえてくる音だけで、
指使いがわかる
ということなのだそうです。
かなりビックリしましたが、
この本を読んでいると、
合点がいってしまう。
1冊の中の情報量がとにかくすごいわけです。
読んでいて思うのは、
バッハについて深堀りしようと思うとどうしても宗教的な知識が必要となってくること。
そういう方面のことも、
ネットで検索しだすと、
またもや時間がすぎていき。
1ページが延々と数時間要するような、
そんな本になってます。
おまけにタイムリーにイスラエル情勢が、
緊迫しているニュースが飛び込んでくるし・・・
この世が苦難にまみれているのは、今も昔も変わりません。バッハの時代には、人の命は今よりさらに儚く、日々死と隣り合わせの生活であったに違いありません。バッハには二〇人もの子供が生まれたことはよく知られていますが、そのうち一〇人が五歳までに亡くなっていることを思うと、喜びと悲しみは果たしてどちらが優っていたのでしょう。
76ページ目より抜粋。
こういう胸にジンとくるような、
熱い文章も至る所にでてきます。
この本のことは、
時間があればまた書きたいと思います。