モデルカーズ最新号 Vol.220 発売!
巻頭は個性派ベーシックカーと題し、お馴染みのモデラーさんの手になる作例はどれも力作。中々濃い内容です。
私が気になったのは、プロモデラー、アクパンチャー・竹中氏の工房。リフォーム直後とはいえ、整然と整理された仕事がしやすい最高の環境、加えて3Dプリンターまで導入されているのには驚きです。我が工房?と比べると、羨ましいを通り越して、ちょっと凹みますね(笑)。
ともあれ、プラモ作り好きには参考になると思います。
さて、私の「アメリカン・モデルカーズ」は連載48回を迎え、2代目カマロとファイアーバードです。
完成画像を追加しておきましょう。
実は、完成モデルを編集部に持ち込んで始めて気がついたのですが、左のリアホイールの位置関係がおかしいですね。バタバタとフィニッシュしたので見落としました。この画像でもハッキリ見てとれます。
モデルが帰ってきたら直しましょう。
Revell 1/25 2015 Ford Mustang
1972 Pontiac Firebird Formuia 400
今回のテーマは、1970~1981年の2代目シボレー・カマロと、ポンティアック・ファイアバード。GMのFボディを採りあげます。
私はMPCの72年型ファイアバードを作ります。72年製のオリジナルキットです。プロポーションはとても良い出来です。STHO氏はAMTの70年型カマロ、89年の新しい金型の方です。
以下、製作記をダイジェスト版でご紹介します。
2代目ポンティアックというと、ハニカムホイールの印象が強いですね。本来トランザム用ですが、これをフォーミュラに履かせてみたいと思いました。ただし既存のキットには見当たりませんので、ebayで検索してみました。すると、見事レジン製パーツを発見、さすがアメリカ。
実車の画像を捜すと、これをフォーミュラに履かせているのがありました。やっぱり考えることは同じ。嬉しくなります。
せっかくホイールをディテールアップしますので、タイヤも替えます。最近AMTからリリースされたポリグラスGTのタイヤセット。ホワイトレターの入った新金型で、F60-15とL60-15の2種類が4本ずつセットされています。今回は細めのF-60-15を使います。
早速ボディのチェック。全体のイメージは問題ないのですが、リアバンパー取り付け部が大きく穴が開いた状態です。特に両サイドは何とかしたくなりました。
開口部をパテ埋めして自然なボディ形状にします。リアバンパーの両サイドはボディに合うように、薄く削ります。
リアバンパー。上が修正前です。あらかじめメッキは剥がして修正、この後再メッキ加工します。
フロント部分はパーティングラインを削り、エンジンフードのラムエアのインテーク付近もスムーズなラインに直しました。
ボディにサーフェイサーを塗って、シャシーを仮組み。ハニカムホイール&タイヤが良い感じです。
リアバンパーとホイールを、いつものように専門業者に依頼してメッキ加工しました。美しいですね。ホイールは、後ほどセンターとリムを残してダークシルバーに塗ります。
ボディカラーは、Wildeness Green(カラーコード48)というメタリックグリーンをチョイス。実際の色はかなり濃い色で、このまま調色すると暗くなりすぎと思われます。そこで、少し明るめに調色してみました。
実際に調色した色は、画像より若干黄色が強いイメージです。
できるだけツヤが出るように塗っておきます。
ボディカラー塗装の最後は、エンジンフードをボディに乗せた状態でエンジンフードとボデ周辺をもう一度塗って、メタリックのトーンを合わせておきます。
エンジンフードを乗せた状態でクリアコート完了。薄めのクリアを3回ほど塗り重ねました。エンジンフードは、クリアが完全に硬化しないうちに取り外して、クリアが塗れていない部分をクリアコートしておきます。
完成した姿は、7月26日発売、モデルカーズ220号をご覧ください。