Vol.31 燃料タンクの組み立て
Vol.30 ラジエターの組み立て
Vol.30ラジエターの組み立てです。マガジンで気になったのは4ページのZの透視図。たぶんこの世界では有名な方の作画だと思います。
ラジエターフロントパネルとラジエターリヤパネルを合わせます。ピンの位置が端から短い方が下になります。
ピンと穴を合わせてはめ込みます。ここははめ込むだけで、スクリューネジは使いません。
ラジエターフロントパネルのピンにアッパータンクを合わせます。ピンは太いピンと細いピンがありますので、アッパータンクの穴の大小に合わせます。
ラジエターフロントパネルにロワタンクを合わせます。ここもピンの太さを合わせてはめ込みます。
オーバーフローパイプの上のピンは、アッパータンクの穴にセット、下のピンは、ラジエターフロントパネル下部の、ブラケットの穴にセットします。
アッパータンク中央部の穴に、オーバーフローパイプを押さえながら、ラジエターキャップを差し込みます。この角度でラジエターキャップの注意書きが読めるようにセットします。
ロワタンクの穴に、ラジエターロワホースのピンを差し込みます。
組み立てたラジエターを、フロントボディフレームにセットします。
ラジエターロワホースを、エンジンフロントプレートにはめ込みます。
ワンダーランドマーケット
第89回横浜ワンダーランドマーケットが、7月20日開催されました。いわゆる、おもちゃの蚤の市ですね。ビンテージプラモなんかも沢山出品されます。今回は主催者のU野さんから直々にご招待をいただきましたので行って参りました。
その後の都合もあり、U野さんにご挨拶をして最初はちょっと見るだけ、なんて考えていたのですが、いけませんね。見つけてしまいました。「お宝」あるのですね・・。で、この4個をゲットしました。しかも激安だったんです。
まずはコレ。AMTの1960年型ビュイック・インヴィクタ。ビンテージプラモの“箱だけ”いっぱい並んでいたお店の1台。店主は中身はないよ、って言っていたのですが、開けてびっくり、Buildが入ってました。それでも“箱”の代金でOKですって。実は59年を持っているので、コレ密かに捜していたのですよ。
エナメルとおぼしきマルーンを筆で塗ってあります。残念ながらウィンドパーツが欠品していまが、その他はほぼ無改造で、軽く接着されています。たぶん丁寧に分解すれば、リビルドが可能でしょう。
ホコリにまみれて時代を感じさせます。これはこれでイイ雰囲気。
AMTの初期のモデルで、60年製のキット№555560。始めてエンジンが入ったころのモデル、箱にわざわざ“With ENGINE”と書いてあります。これ、未組み立てのコンプリートな状態ですと、アメリカで200ドルオーバーと思われます。正にお宝発掘とはこのことですね。
次はコレ、59年のフォード・サンダーバード。1/25より一回り小さいので1/32では?と思い、かねてより企んでいる(誰も知らない?)スクラッチビルドの1/32カートランスポーターに乗せよう、何て考えて入手することにしました。
こちらもBuildですが、無塗装で欠品もなさそうです。バンパー等はメッキされていませんが、メッキ加工できますので問題ありませんね。
さらにAMTの64年型シボレー・コルベア。64年製の№4754と思われます。64年は中々出てこないレアなモデルです。実はジャンクを1台持っているので、パーツが流用できれば、と・・・。
このキット、元々ハードトップですが、作者のカスタムでオープンになっています。大きな欠品はフロントバンパーとリアのバランスパネル。
さてどうしようかなと考えていると・・・。
隣にあったのがコレ。同じくAMTの61年型コルベア。バンパーとリアのバランスパネルもあります。実はコンプリートキット(SMP版、№K-7061)は既に持っているので、64年へパーツを流用するには、ちょうど良いモデルです。これもカスタムされていているのですが、なぜかとてもイイ雰囲気です。
ウィンドは大胆にガラスだけ、よく見るとボディがちょっと短くなっています。車高も少し落として、カスタム・カフェレーサーって感じです。
どうやら、ドアパネルの後ろあたりで切り詰めたようです。
そんなわけでこの2台も購入することにしました。この4点はなんでも有名なモデラーさんの手になるもので、作品は古い模型雑誌に掲載されていたようです。お名前をうかがったのですが、失念してしまいました・・・・。
さて、59年のサンダーバード、手持ちのAMTの60年型と比べてみました。残念ながら1/32より小さいスケールのようです。全体の雰囲気は良いので、しばらくはこのまま持っていましょう。
そして64年コルベア。これが手持ちのBuildで、ボディは何回か塗装と剥離が繰り返されていて、細かいモールドが潰れています。パーツはリビルドを含め、殆ど揃えてありました。
ということは、手前のルーフを切って、向こうのルーフに移植すれば、ハードトップの64年型ができますね。
ということで、このカフェレーサーは、しばらくこのまま持っていることにしました。
60年ビュイックは綺麗に解体できました。この後は、全ての塗装やメッキを剥がして普通に組み立てていく予定です。
問題のフロントウィンドですが、AMTの同じGMのキットから流用はできないかチェックしてみました。59か60年型なら合うはずです。で、出てきたのが、59年インパラと60年ボンネンビル。
どうやら、60年ポンティアック・ボンネビルでも合うことが判明しました。インパラの方はルーフ断面が違いました。実車がどうだったかは不明です。
早速ebayに、60年Buickと60年Bonnevilleのサーチを追加しました。ジャンクパーツが出ることを期待して・・・。
さて、どうなるでしょう。経過はまた報告します。
Vol.29 スロットルリンケージの取り付け
Vol.29 スロットルリンケージの取り付け。マガジンは6気筒エンジンを使う訳。注目はシリンダーの点火タイミング、1-5-3-6-2-4と記載されています(番号は正規なシリンダーの番号)。Vol.13の点火プラグコードの取り付けの参考にしてみてください。
スロットルトーションシャフトが2本?。ここでは気がつきませんでしたが、実は・・・・。
まず、バルクヘッドにキャブレターチューブをセットします。キャブレターチューブの左端はマスターバックの穴にはめ込みます。
バルクヘッドウォーターパイプを、バルクヘッドの切り欠きに合わせてセットします。
ヒーターホースをバルクヘッドの切り欠きに合わせてセットします。
スロットルレバーブラケットAをバルクヘッドのピン穴に合わせてセットします。
スロットルロッドブーツの球状コネクタのピンを下側にして、ハルクヘッドの所定の穴に差し込みます。ここははめ込むだけでネジ止めは不要です。
ブレーキワイヤーA(短い方)を、バルクヘッドの所定の位置、向かって左側のピンに差し込みます。
ブレーキワイヤーB(長い方)を、向かって右側のピンに差し込みます。
スロットルリンクの大きい方に、スクリューネジAPでスロットルレバーAを固定します。スロットルレバーAは、軽く動くようにしておきます。
スロットルリンクのもう一方に、スクリューネジAPでスロットルレバーBを固定します。ここも軽く動くようにしておきます。
ここで、スロットルレバーブラケットBの付け忘れに、気がつきました。
バルクヘッドのピン穴にスロットルレバーブラケットBをセットして、
スロットルロッドブーツのピンをスロットルレバーBに
差し込んで、スロットルレバーブラケットAに乗せます。
もう片方のスロットルレバーAの穴にスロットルトーションシャフトを通して、スロットルレバーブラケットBに差し込みます。
(スロットルトーションシャフトがちょっと短いですね。この後問題が発生します)
バルクヘッドを、これまで出来上がったシャシーのエンジンの後ろに、セットします。
まず、シャシーワイヤAとBをバルクヘッドの所定の穴に差し込みます。
次に、デュアル回路圧力差動スイッチに、ブレーキオイルチューブA、Bを差し込みます。
ソレノイドバルブにバッテリーワイヤーBを差し込みます。
*プラグコードは1本外れてますね。後で直しましょう。
スロットルトーションシャフトをバランスチューブ&レギュレーターに取り付けようとしたところ、短くて届かない事が判明しました。
この直線部分は、最初、別のパーツだと思っていました。これはスロットルトーションシャフトの折れた破片だったのです。
折れた部品を細いシンチュウ線でつなごうと思いましたが、上手くいきません。そこで太さ1mmのアルミ棒で、同じカタチのものを作りました。
アルミ棒で作ったスロットルトーションシャフトをバランスチューブ&レギュレーターに差し込みました。ここだけ妙にリアルです。
キャブレターチューブも差し込みました。
フロントキャブレターのピンに、キャブレターワイヤーBを差し込みます。
リヤキャブレターのピンに、キャブレターワイヤーAを差し込みます。
*ワイヤーがちょっと短いので取り付けにくいです。
次号は8月5日(火)発売、Vol.30 ラジエターの組み立てと取り付けです。
Vol.130 エンジンモデルを完成させる
Vol.130 最終回 エンジンモデルを完成させる。です。マガジンの、実際の主要パーツの分解一覧写真は、圧巻ですね。
今回のパーツ。全てダイキャスト製のエンジンスタンド部品です。これまで作ったエンジン本体をディスプレー台に固定することができます。
エンジンスタンド部品CとDは似たような形状ですので、注意して組み立てます。
まず、支柱にエンジンスタンド部品Aをセットします。ネジ穴とピンを合わせます。
エンジンスタンド部品Aの右上に、エンジンスタンド部品Cをセットし、スクリューネジLMで2箇所固定します。
さらに右にエンジンスタンド部品Dをセットして、スクリューネジLMで2箇所を固定します。
最後にエンジンスタンド部品Bをセットして、スクリューネジLMで2箇所固定します。
エンジンスタンド部品Cの先端のダボに、エンジンスタンド部品C-1の切り欠きを合わせてセットします。
同じようにエンジンスタンド部品Dの先端に、エンジンスタンド部品D-1をセットし、スクリューネジLMで固定します。
エンジンスタンド部品Bの先端に、エンジンスタンド部品B-1をセットします。
エンジン本体をひっくり返して、組み立てたエンジンスタンド/支柱をセットします。これは、エンジンのフロント側(プーリー側)から見たところです。
エンジンスタンド部品C-1とD-1を、それぞれスクリューネジLMで固定します。
エンジンスタンド部品B-1は、スクリューネジOMで固定します。
エンジンスタンドの裏側のエンジンスタンドカバーとバッテリカバーを外して単4電子を3本セットし、バッテリーカバーとエンジンスタンドカバーをもう一度閉めます。
エンジンスタンドの黒いボタンを押すとエンジン音が出ます。
エンジンスタンドの裏側から、4箇所スクリューネジCMで固定します。
アクリルケースが少々きつい場合は、金属ヤスリなどで周囲を少し削ると納まります。
これで5人目“匠”になれたかな?。
お疲れさまでした。



















































