裁縫が好きな私。

 

基本がなっていないため、型紙通りに正確に仕上げることはできない。

見よう見まねでテキトーに何かを作るのが好きだ。

 

縫えればなんでも良いので、別に「作品」でなくても、靴下の穴とか、セーターの穴とかを縫うのでも楽しい。

 

 

特に子どもが小さいうちは、擦れたズボンの裾を縫ったり、雑巾や体操服のゼッケンを縫ったり、何かと針と糸の出番が多かった。

 

しかしこれも、子の成長と共に徐々に減っていくのかなぁ・・・と寂しく思ってブログに書いたところ、

 

「大大夫。中学でも高校でも色々と縫うことになるよ!」

 

と力強い励ましのコメントをいただいたこともある。(→

 

 

ただ、息子が幼いからこそリクエストされていたぬいぐるみの類だけは、縫うことはほぼ無くなった。

 

 

 

 

やっぱりちょっと寂しいな…

と思っていたら、最近、新たな縫い物機会が発生するようになったのだ。

 

きっかけは、夫が始めたロードバイクである。

 

 

夫が自転車ウェアで何キロも走るので、色んなところにちょいちょい穴が開く。

それを私がチマチマと縫って直すのだ。

 

自転車のウエアは特徴的なものが多い。

ぬいぐるみの代わりに新たな縫い物ジャンルの登場といった感じで、超楽しい。

 

 

 

自転車グッズを縫う際は、新しい材料はできる限り買わずに、家にある残り布でいかに修復するかというのをテーマにしている。

 

たとえばこれは、雨の日の自転車乗りで使う靴カバー。

 

 

 

 

ある日の夫が、これを履いて何百キロも走ったもんだから、つま先部分に穴が空いてしまった。

 

 

 

塞げとは一言も言われてはいないが、塞ぎたい衝動が抑えられない。

 

もう、塞ぐしかない!

 

 

使ったのは、以前にダイソーで買った合皮っぽい布だ。

 

牛乳パックで椅子を作った時に座面に使ったものだが、解体後に布だけ保管してあった。

 

 

 

 

そのお古の布で当て布し、

 

 

 

表からも、生地が薄いところを広く覆って縫い閉じた。

 

 

 

靴カバーの素材がビニール系でちょっと針が通しにくいのだが、素人仕事ながらにきっちり補修できた。大満足である。

 

夫にもぼちぼち喜んでもらえるし、縫ってる私もとっても楽しいし、買い換えるよりもはるかに経済的だ。

 

 

 

 

さて、自転車というのはまあまあお金のかかる趣味である。

そして時間もかかる。

夜明けとともに家を出て、自転車で走り、夕方帰ってくることも多い。

 

自転車に乗り始めたのは、夫と私共通の友人が、お古のロードバイクをくれたのがきっかけだった。

 

その友人が最近、私へ謝ってきたのだ。

 

「夫君がここまで自転車にのめり込むとは思ってなかった、スマン」

 

と、こんなふうに私へ謝罪してきたんだけど、いえいえ全然!むしろ私も楽しいのだよ。

自転車で長距離を走る夫へ、息子も羨望の眼差しだ。

 

 

健康にも繋がる自転車乗りは、お金の使いがいがあるし、自転車のために、と思うと節約のしがいもある。

 

だからもう、彼の趣味を許すとか許さないとかの次元じゃなくて、自転車に乗らない私にとってもこれは人生の楽しみの一つなのだ。

 

もはや夫の趣味じゃなくて、一家の趣味だと思ってるから、ロードバイクを譲ってくれた友人にはとても感謝している。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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