この春休み、実家に帰省した。
昨夏以来、おおよそ半年ぶりである。
それより前は、なんやかんやと理由をつけてもう5年は帰っていなかったから、一年に二度も帰省するだなんて驚きの変化だ。
じーじのことが大好きな息子たっての希望ということもあるが、間隙を空けてしまうと私の精神的に再び実家に帰れなくなるような気がした。
だから今回はあえて夏を待たずに、春のうちから動くことにした。
私の生家はとんでもない田舎にある。
庭に出たら野生の猿がケンカしているようなところだ。
今は街中の別の場所に新しく実家を建てたので、そこそこ近い距離にスーパーがあるし、併設のゲームセンターもある。
帰省中あまりにヒマなので、このゲームセンターへ行ってみることにした。
父、私、息子の三世代連れ立って行ったが、私たち以外に客は無かった。
取れないクレーンゲームを始めた息子の横で、子どもだましのスロットゲームを始めた父。
マシンに100円を入れた父がスロットボタンを押す合間合間に、面白がって私もボタンを押していたら、なんとまぁ。
777の大当たり。
大量のメダルが出てきた!!
が、さて困った。
こんなにメダルを手に入れたところで使い道が無い。
なんせ田舎のさびれたゲーセン、今どきのおもしろそうなメダルゲームなんてほぼ置いていないのである。
唯一あった「釣りスピリッツ」という台で、息子がメダルを大人使いして遊んだものの、それでもまだあと50枚以上ある。
どうせ明日もヒマだろうから、このメダルは持ち帰って明日また来よう、ということで話は収まった。
それにしても、初回の100円で777だなんて、ラッキーなこともあるもんだ。
詳細を忘れないうちにと、実家にてこのブログ原稿をチラシの裏になぐり書きしたのだが、書いていたら、あっ!と思い出すことがあった。
この前日、実家への帰省の道中に、私はコンビニへ立ち寄りおやつなどを買った。
そういえばその時のレシート金額も
777円だったぞ…
珍しいゾロ目。ブログのネタにしようと写真だけ撮っていた。
それっきりレシートは捨て、そんな出来事もすっかり忘れていたけれど。
そうか、私の幸運はすでに昨日から始まっていたのか。
もしくはあれこそが、「暇になったらゲーセン行きなさい、大当たりですよ」っていうお告げだったにちがいない…
…って、んなはずがなかろうただの偶然ですわ。
そんな偶然も、ブログ用にと写真を撮ってなかったら、捨てたレシートのことなんて思い出せなかったと思う。
ゲーセンでひと山当てて喜びはしても、「昨日のレシート!」なんて、不思議でワクワクした気持ちにまではならなかったと思う。
小さなことでも、良いことや楽しいことってのは、記録しておくに限る。
そうすることで、人生が少し明るくなるのを、3年間のブログ書きで実感している。
そしてそういう使い方こそ、私の自己顕示欲とは無関係な、ブログの一番健全な使い方な気がするよ。
やることなすことツキに見放されている殺し屋・七尾。
彼が請け負ったのは、超高級ホテルの一室にプレゼントを届けるという「簡単かつ安全な仕事」のはずが、そのホテルには驚異的な記憶力を備えた女性が身を潜めていた―。
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