物をなかなか捨てられない。ついつい色々溜め込んでしまう性格である。

 

そんな私だが、数年前に一度、断捨離を経験した。

 

寝ない子育児に疲れ果てていた私を置いて、毎週末好き放題に飲み歩いていた夫に嫌気が差し、もはや家族を終わらせるような気持ちで思い出の品を中心に捨てまくったのだ。

 

きっかけは夫への怒りだったが、実際に断捨離を始めてからは夫云々関係なく要・不要の判断に目覚め、ものは減り続け、相当な解放感を得ることができた。

 

 

 

 

 

断捨離後には、物を買うことにもかなり慎重になった。

あれだけ捨てておきながら、また似たようなものにお金を払い自宅へ招き入れるというのはこの上なく効率が悪い。

 

お金が勿体無いというよりは、「捨てたのに買う」という行為それ自体の、辻褄の合わなさが気持ち悪いのだ。

必要だと思っても、まずは家にあるものでなんとかしようと考えるようになった。

 

 

それまでの私は、今よりももうちょっと気軽に、色々買っていた気がする。お気に入りの雑貨屋に通っていたことだってある。

 

でも結局、そうして手に入れたものは、狭い部屋にはことごとく邪魔で、私の性格上掃除もできずに汚れていく一方だった。

 

 

 

 

 

そういうことに断捨離を経て気付いた結果、 パンの袋は溜め込んでも付録のポーチは溜め込まない私になった。

 

要は、使うものは溜めるけど、使わないものはまあまあ捨てるしなにより家の中に入り込ませない!ということなのだが……

 

ひとつ、完全に例外扱いだったものがある。

 

ニベアの空き缶だ。

 

 

 
 

使うあてもないのにとにかく捨てられない。

そして、限定缶を見るとつい買ってしまう。

 

溜めるだけ溜めて使う予定のないこれがずーっと心に引っかかっていて、ブログにもたびたび書いたことがある。

 

これだけ書くということは、最初は心から好きで置いていたけど、途中からはただの執着になっていたんだと思う。

 

折角これだけ溜めたのに、捨てたら全部パァだから、なんとか一緒にいる意味を見つけなければならないという執着心。

 

 

 

 

 

 

その空き缶だが、なんとこのたび、

 

捨てました!

 

 

強い気持ちでもって捨てたのではなく、結構あっさりと捨てることができた。

あれだけ執着していたのになぜかといえば、新たに別の空き缶をゲットしたからだ。

 

ジャン!

 

 

 

名古屋土産のエビせんべいが入っていた缶である。

 

B5サイズ位の長方形で、色はゴールド。この外観、木目が目立つ内装の我が家では、ポイっとその辺に置いておいてもニベアの青缶に比べて圧倒的に、部屋に馴染むのだ。 

 

 

 

 

 

このゴールド缶を目にした瞬間、大好きだったはずのニベア缶が霞んでしまった。

(まるで恋愛のよう)

 

 

缶の中には、ブログ用の資料を入れてある。まだ記事にしていないコスメの空き箱とか、商品の説明書とか、いずれ来たる日の写真撮影用に置いてあるものだ。

 

ニベアの小さな丸缶には入らなかったけど、このゴールド缶には入れられる。汎用性が高い!

 

そして何より、こっちのほうが見た目にも私っぽかろう。 

 

 

 

 

すごく気に入る空き缶が手に入ったので、 これで他の缶はそうそう我が家で生き残るまい。

 

本当のお気に入りを持つことで、他への物欲がスッと収まるのは本当だ。

 

空き缶を溜め込み途方に暮れている方がもしいらしたら、 名古屋エビセンを缶ごとゲットしてみると、他のものはあっさり手放せるかもしれない。(※ただし金好きに限る。)

 

そして、納得してから捨てたのでニベア缶にも未練はない。

急いで捨てようとせずに、心ゆくまでその辺にゴロゴロさせておくことにもやっぱり意味はあったと思っている。

 

 

 

 

 

※私のものはこれですが、

 

※各サイズございます♡

 

 

 

 

 

 

 

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