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小学3年生の息子がいる。
低学年時代と比べて授業は少しずつ難しくなり、持ち帰るテストやプリントの量も増えた。
勉強に関して我が家は、塾や進研ゼミなどの外部サービスを導入していない。
代わりに、息子が持ち帰る採点済みのプリント類は、私も必ず目を通す。
漢字テストや算数の問題では、ミスのあった部分だけを私がファイルに溜めている。
そして一週間後とか、1ヶ月後とか、3ヶ月後とかに私がもう一度息子へ出題する。
そこで正答が出ればOKだし、間違えればまた次回、という感じで、同じ問題を徹底的に繰り返す。
親として、何か主義主張があってそうしているわけではない。
タブレット学習も通信教育も家に何も無いと、単純に家庭学習のネタが切れるのだ。
市販のドリルも決まった一、二冊が家にあるだけだから、まあまあ飽きることもある。
そういう時に、息子が過去に学校で誤答したプリントを引っ張り出してきて、私が口頭で問題を出すのだ。息子もなぞなぞを解くような軽い気持ちで聞いている。
ちょっとした気分転換とも言えるかもしれない。
息子がバッチリ答えられた時点で、そのプリントは処分する。
綺麗に片付く、この瞬間がとても気持ちいい。文字通りに「片が付いた」という感じがするからだ。
整理収納的にも、息子の学力的にも。
あとは、算数の教科書にある問題も、家で解く。学校授業でしているかもしれないが、お構いなしに家でも解く。
教科書にある、単元終わりの練習問題ページなんかは最高だ。ちょっとした計算問題に、ちょっとした文章題。
漢字ドリルなんかも、隅から隅まで見てみると、この用途すっかり忘れてた!みたいなものを発見することもある。
例えば「次」という漢字。
・次の人
・次回にまわす
・次いで
次いで!ついで!忘れてたなあ、とそんなことが時々ある。
我が家は中学受験を予定していない。
大学受験はどうなるだろう、息子次第だ。
とにかく今は、学校の授業をしっかり理解できるようにと、やり過ぎない程度の家庭学習に取り組んでいる。
どんどん難しい問題に挑戦する場合は別として、基本を確実にこなすことが目的の場合には、学校の教科書、ドリル、ノート、持ち帰るプリント類には、市販ドリル以上の価値があると思っている。
特に子ども自身が学校で誤答していた問題は、一度ならず二度三度、繰り返し親が出題してあげるといい。
どんなに簡単な問題でも、根気よく、根気よく。繰り返すのだ。
お金はないが時間はある、専業主婦の私だからこそしてあげられるスタイルだ。
他の誰かに頼らない、完全家庭学習を選んだ我が家なりのやり方だが、公文もタブレットも無いなら無いなりのメリットがあると、最近感じているところだ。
息子の誤答プリントを見ていると、彼が何を理解し、何につまづいているのかが、手に取るように分かるから。
彼の心の中はプリントを見てもわからないけど、彼の頭の中は、あれのおかげで見えてくるような気がする。
市販ドリルも活用はするが、まずは家にあるものを最大限にいかす家庭学習を、可能な限り続けていくつもりだ。
息子の専属家庭教師のつもりで、「もう結構です」と彼に言われるまでは、ぼちぼち見守っていこうと思う。
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