昔、親子向けのあるイベントに参加した際に、某出版社の子ども用国語辞典を貰ったことがあります。
小学校1年生~の、低学年向きの国語辞典です。
 
当時我が家の息子はまだ幼稚園児で、しばらくこの辞典の出番はありませんでした。
その内に子も大きくなり小学生になった頃、そろそろこの辞典を使えるのではないかと親の私は、手を変え品を変え子を促してみましたが、彼はなかなかこれを触ろうとしません。
 
 
私も私で、この辞典には強い不満がありました。
何が不満かと言うと、この辞典は「お行儀が良すぎる」のです。
 
小学生男子が一番に食いつきそうなワード、例えば「うんち」とかそのあたりの下品な言葉がまったくもって一切掲載されていません。
 
 

 
 
 
子どもというのは、そういうちょっと恥ずかしくて面白い言葉をきっかけに一人で辞書を開くものだろうと私は思っているので、「うんち」が無い辞典なんてクソだと思いました。上手いこと言うたか?
 
 
※逆に、「うんこ」が調べられる辞典はこれです。
うんことうんちのネタがコラム欄にまで載っている辞典はこれです。
 
そんな我が家の「うんちが載っていない国語辞典」、子どもが進んで読むはずもありません。
 
しかしふとした暇つぶしに、この国語辞典で稀に子が遊び出すことがあり、それはこの辞典を使って行う言葉クイズです。
 
 
やり方としては、まず子が適当な言葉を選び、その「意味」の方だけを読み上げます。
それを親が聞き、何の単語についての説明かを当てるというものです。
 
 
例えばこんな感じです。
 
子 「意味①白い光をだすほど、金属が強く熱せられる様。 意味②ひじょうに激しい状態になること。 さてこれはな~んだ!?」
 
親 「分かった!【白熱(はくねつ)】!」
 
 
子 「意味①下から上の方をみる。②りっぱだと感心する。さて何でしょう!」
 
親 「分かった!【見上げる(みあげる)】!」
 
 
子どもが意味を読み上げるとき、知らない言葉もフリガナそのままに読むだけなので、イントネーションの加減で聞いているこちらは何を言っているのかさっぱり分からないことがあります。
 
それがまたこのクイズを難しくさせ、親としてはなかなか楽しめるのですが、自分で始めたくせに子ども本人はその内に飽きてしまい、またしばらく国語辞典は閉じられたままとなります。
 
滅多に登場しないこの「言葉クイズ」は、我が家の国語辞典が僅かでも開かれる貴重な機会です。
しかし親から誘う遊びとしては学習面での下心が過ぎるかと思い、子がやろうと自ら言い出すのを私はいつも待っています。
 
 
 

 

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