こんにちは。
かせゆきです。
これは、「私が思うに・・・・。」っていう、
個人的な感覚ですが、
私が自分の経験から信じていることです。
子どもは、どうして生まれてくるのか。
もちろん、やりたいことや、この世界でのテーマがあって生まれてくるのですが、
人の存在って、
お互いに感化しあうものだと思うのですね。
なぜ、人と人とが存在するのかと言うと、
感化し合うためです。
多くの人や生物と、感化し合うため。
エネルギーを交換する。
波動が共振する。
そうやって、成長していくためだと思っています。
子どもが生まれてきて一番最初に感化し合うのは、
『お母さん』ですね。
次にお父さんや、兄や姉、祖父母たちかな。
でも、一番子どもが濃い時間を共有する人、
精神的に繋がりが太くて深い人は、
『お母さん』ですね。
『お母さん』であるあなたの人生に、
子どもがやってくるということは、
大人であるあなたが育ちそびれた部分や、
もっと育って、もっと生かした方がいい部分を、
成長させるために、
もっともっと感化された方がいい部分を、
刺激しにやってくるんです。
この刺激も、プラスとマイナスがあり、
自分の感じたくない感情を刺激するような子どももいれば、
私と似てるなぁ、仲間だなぁと感じる子どももいます。
どちらにしても、
あなたにぴったりのお子さんが生まれてきます。
何人か子どもがいたら、どうも相性が合わないって子もいるかもしれません。
そう感じる時期もあります。
その子はきっと、あなたの育ちそびれた部分を刺激してくれる子どもなのでしょう。
そういう子どもは、あなたの人生の中で、特に重要な役割を担っている子どもなのです。
なんか、きれいごと言ってんな〜〜って、思われる方もきっといると、私自身もよくわかっているのですが、
そう信じています。
子どもが生まれることによって、
それまでのあなたの人生の、確認ができます。
こっちで良かったっけ？
もう少しあっちに行くんじゃなかった？って、
方向を修正できます。
育ちそびれた部分は育ち、
もっと伸ばしておくといい部分は、より伸びるのです。
で、
私が、こんなふうに考えるきっかけとなったことがありましてね。
三男と娘が通った、宇都宮市のさつき幼稚園の理事長先生である、井上高光先生のお話からでした。
先生が当時、おいくつだったのか全く覚えていませんが、６０歳前後くらいだったのかなぁ。
もっと上だったかもしれません。
その、私より相当年上でいらっしゃった先生が、ある時、
「この歳になっても、まだ子どもたちから教えられる。
まだ、自分が育ちそびれているところが、刺激されるんですよねぇ。」って、
優しい口調で、ニコニコとおっしゃってました。
うちの子ども（三男）が、先生にひどい暴言を吐いたことがありまして、
その時も先生はニコニコしながら息子を諭していましたが、
相当広い心を持った先生なんです。
その先生が、あの年齢になって、毎日たくさんの子どもたちと直に接していて、
それでも、まだ、子どもたちから学ぶことってあるのかと、
私はその時本当に驚いたんですよね。
じゃれつき遊びという、その幼稚園独自のプログラムがありまして、
井上先生はいつも上手に子どもたちと遊ぶんです。
その先生が、今もまだ、子どもを見て、自分の胸が疼くような、幼い日の自分が蘇るような感覚を、
持つことがあるんだなぁって、驚きました。
当時の私は、うまくいかない子育てを突きつけられる毎日で、
自分が未熟だからだと、どこかで自分を責めてました。
でも、その責めるという行為が、実は「逃げ」でもあるわけです。
できないから、責めて、責めてるんだから、それでおしまいにする。
できないんだからしょうがないじゃんってしてる自分がいたんです。
でも、
井上先生のお話を聞いて、思ったんですよね。
子育てって、できるできないの話じゃないなって。
そういう話じゃなくって、
ただ子どもからやってくるものを受け取って、自分の育ちそびれを見つける。
ただ、それを、ずーーーーーーーーと、繰り返す。
見つけて確認。
見つけて確認。
ただ、それだけのことなんだ。
自分が自分を、無視してる部分を、教えてくれているだけなのです。
目の前にある『問題』をなくそうとするのではなく、
ただ、教えてくれることを受け取ればいいんだ。
それを、私よりずっと人生生きてる先生がやっていて、今後もずっとやってく所存ですって感じだったのですね。
それが、この仕事を続けている意義なんだって、
そんなことを感じたのです。
だから、私も、
私もそうだな、親をずっとやってくだけだなって、
そう思いました。
そして、
そういう眼差しで子どもを見ると、
この人たち、きっと私のためにやってきたなって、思えるんです。
ありがたい以外の感情が、出てきませんでした。
子どもを見るというのは、自分を見ること。
子どもを信じるということは、自分を信じること。
それを、教えてくれる子どもたち。
４人やってきたのは、そういうことですよ。
私が未熟なお母さんだからです。
で、確実に、仕事をがんばろうとか、続けようとかの、
モチベーションになってくれてるのも子どもたち。
私の人生を、意義あるものにしてくれている、彩りを与えてくれているのが、子どもたちです。
これ、１２〜３年前かなー。
今、大変な状況の子育てしてる方も、てんやーわんやーな子育てしてる方も、
いつか、わかります。
子どもを見るというのは、自分を見ること。
子どもを信じるということは、自分を信じること。
そんなお話を、来月福岡でしたいなーと思います。
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