町田啓太は二次元ではなかった。
それを確かめに行きました(笑)。

劇団EXILE主演の映画「JAM」とAbemaで配信された続編ドラマを元にしたリサイタル。
この公演が決まって最初に思ったことは、正直いったい何するんだ?と(笑)。
一応ドラマの中では何曲かオリジナル曲があったのでそれを使えばいいと思いましたが、それでも時間余って仕方ないだろう。
そしていちばん思ったのはドラマの中で唯一歌っても踊ってもいなかった町田くんが何するんだ?ということ。
結論としては歌いも踊りもしませんでした。
ただただひたすらずーっとしゃべりまくってた(笑)。

内容は東京公演の配信で見ていたので頭には入っていました。
まっさらな状態で観たかったとも思いましたが、見るべきところは抑えられたので良かったかも。
構成としては約30分JAM映画とドラマの振り返り、そして1時間半タケルプロの事業計画紹介「タケルEXPO2022」という体でパフォーマンスというものでした。
確かに評判通り前半30分は長い(笑)。
全く観ていない人にとってはわかりやすいかもしれませんがそもそも全く観ていない人がここに来るだろうかw
ヒロシ(青柳さん)の視点からの振り返りということでヒロシこんなこと考えていたんだ?というおかしさがありましたけど。

そして、映像が終わるとタケルCEO(町田くん)が登場。
初めての生町田くんに感激・・・というより。

うさんくさーい!!

ものすごく早口でタケルプロについて語り出す姿は一体どこの新興宗教の教祖様かと。
とりあえずここに集まった観客はタケルプロの支援者らしいです、怪しいw
淀みなく話す立ち姿はスティーブ・ジョブズも参考にしているか。
「想像してみましょう」は数日頭から離れなかったよ。
そしてここからグッズのペンライト大活躍。
「みんなで宇宙にしましょう」と言いながらペンライトの色を指定される。
15色あるので光らせたい色が通り過ぎてしまったら「15回カチカチしてください」というのがおかしい。
CEOはご当地ネタも入れてくる、ご当地の支援者にも優しい。
ペンライトを黄色にしたら、「会場が黒いので阪神タイガースみたいですね」。
そしてここは青、ここは赤、ここは白と列を指定するもふんわりとした指示でわかりにくーい。
いったい何をしたいんだろうとみんなぽかんとしていたら「くいだおれ人形にしたかった」。
わかりにくいわwww
役立たずの支援者ですみません。

その後、カバー曲などパフォーマンスが始まり、タケルCEOがそれぞれ紹介するという形でちょこちょこ登場。
唐突に羊のぬいぐるみを抱えて登場したり(ここで使われたぬいぐるみがトイザらスで完売しているという意味のわからないことにw)、
イリュージョンで檻から登場したり。
テツオコーナーは2曲カバーで1曲劇中曲でしかも専属ギタリストありで別格扱いだなと思いました。
テツオのままだとほとんど話せないので(セリフが「僕もそう思います」くらいしかなかった)、途中から「鈴木伸之でいきます」というのがおかしかった(笑)。
あとはペンライトの指示が的確だったw
しかし、のぶくんもだけど本当にみんな意味わからないくらい歌うまい。
だから町田くんは歌わな・・・(略)。

でもこれらはみんな前座だったかと思うくらいのヒロシのすごさや。
とりあえずヒロシが全部もっていった。
劇中曲もだけど、「ヒロシdeアミーゴ」はずるい。
背中に羽しょって短パンで腰くねらせてあれは完全にR18。
間違いなくみんな「ヒロシの女」になり「MASAKO」になるよね。
バックに流れる映像もヒロシだらけでもうどこ見ていいかわからなくなり大爆笑してました。

個人的には最後にやった劇中曲「NEED UR LOVE」と「キャモン!」が盛り上がった。
単純に曲が好きというのもあるけれど、テンション上がる曲だからね。

しかし、パフォーマンスが終わってタケルが舞台をはけた後の映像(これは事前に撮影していた映像)が流れ、最後には宇宙に飛んで行ってしまうというオチはなんなんだ?
(自分で書いていても意味がわからない)

カテコではお揃いのTシャツで全員登場。
タケルから町田啓太に戻ってた、良かった(笑)。
30秒だけ撮影タイムがあり、動画もOKというのは珍しくない?
3階からだったから写真だときっとシャッターチャンス逃しそうなので動画で撮影しました。
うん、とりあえず撮れたって感じの出来。

撮影タイムの前に追加公演ありの発表。
ここが大千穐楽だと思っていたのに(笑)。
私は行けない日程なのでこの日が初日であり楽日でもありました。

全体感想。
私が生で観たことがあったのが小澤さんだけだったので、生で動いている彼らを初めて観られたのは嬉しかったです。
特に町田くんは「二次元ではなかった」という感想(笑)。
観客が声が出せないというのを逆手にとった演出が楽しかったです。
あんなにペンライトを使った演出もそうはない(笑)。
一体感味わえました。

町田くんに関しては終始一貫「タケル」というキャラで通していて凄みを感じました。
3階でもよく声が通るし、外部の舞台でも観たいと思いました。
確か舞台は内輪のものしか経験ない筈なのでもったいない。
今回の舞台はお祭りという意味合いで観に行ったのでこれはこれで楽しかったけれど、
内輪だけなのは本当にもったいないと痛切に感じました。
実際、今回の舞台も前回の舞台(DVDで観た)もある程度彼らのキャラがわかっていないと面白くないと思うんです。
もし、劇団としてやるならがっつりとした芝居も観てみたいなと思います。

 

缶バッジ付きチケットでした。

 

15色光るペンライト。

 



30秒動画。3階席ではこれが限界だった。

(SNS投稿は許可されています)

 

 

 

 

久しぶりの新感線です。

本当は今年2回目の新感線のはずでした。
春に「月影花之丞大逆転」のチケットを持っていたのですが、緊急事態宣言により私が持っていた回は上演中止となっていたので今年初。

本当は土日希望だったけれどチケット取れなくて平日になったのですが、大阪初日だったことは意識していなかった(笑)。
平日だというのにほぼ満席なのは客演が豪華だったからですかね。

お話は端的にいうと「安倍晴明が狐狩りをする話」です(ざっくりしすぎw)。
上演時間は休憩を入れて3時間ということで新感線にしては長くもなく短くもなく。
16時半開演ということでどれだけ長くなるんだ?とビビっていたからほっとした(笑)。
正統派いのうえ歌舞伎でしたね。
1幕あっという間でしたが、2幕はもっとあっという間でした。
2幕の方が実際は長かったけれど。
1幕は導入部分で2幕が晴明と利風の知恵比べが本格的になったからか。
不思議なタイトルの意味が1幕最後にわかるのが巧いなと思った。

いちばんの目当てが晴明役の中村倫也くんでした。
以前VBBで観て以来生は2回目でしたが、その時も感じましたが話に引き込ませる力が長けていたと思います。
口跡が良く動きにキレがあって華がある。
また、他の舞台でも観てみたいと思いました。
向井くんはやはり綺麗ですよね、綺麗な悪役がはまる。
劇団員の皆様は適材適所な配役でした。
粟根さんはやっぱりねという役だし、サンボさんは器のちっちゃいのがよく似合うし、右近さんは右近さんだし(笑)。
聖子さんはもうちょっとひねりがある役かと思ったけれど。
川原さんのキレが相変わらずすごくて見惚れてしまいました。
ただ、みんな適材適所すぎてもっとひねっても面白かったのにと思いましたが客演が多かったからそこまでできなかったのかな。
ヒロイン吉岡里帆ちゃんはきっと某うどんのCMからキャスティングされたんでしょうね(笑)。
女狐さん可愛かったけれどもう少しアクションができれば良かったかなと思いました。
また、アクションよりも間の悪さが気になりました。
ものすごく頑張ってますというのが見えたのがちょっとしんどかったかな。

カテコでは倫也くんの大阪初日という挨拶がありました。
そして千葉哲也さんの38歳の誕生日という紹介も(笑)。
千葉さんは「身近な58歳にも優しくしてください」という挨拶でした。
58歳だったのかw

 

 

市外の劇場に行くのは四季劇場の全国公演くらいなので初めて来ましたフェニーチェ堺。

えっと、どこやねん(笑)?

2019年秋にできたばかりの新しい劇場で、「演劇」を上演するのは今回が初めてだそうです。
おそらく、昨年から本格的にバンバン色んなイベントをやりたかったんでしょうね。

場所は堺東駅から徒歩8分とありましたが、10分以上は歩いたと思う。
日陰がなくて暑かったせいもあるけれど思ったより時間がかかった印象。
道は全然知らなかったけれど、目的一緒っぽい人たちがたくさんいたので着いて行った(笑)。

4階建ての大きな劇場でキャパは2,000人だそう。
3階や4階の高層階からはどういう風に見えたのかわかりませんが(写真見る限り高所恐怖症の人は怖いかも)、
今回2階で観た私にとっては視界もよく見やすかったです。
座り心地も良いし、なんといっても音響がすごく良かった。
歌もセリフも非常にクリアでオーケストラの音もすごく心地よい。
オリックス劇場でやる予定の「アンマスクド」を今からでもいいからここに変えてもいいよ(笑)。

切り裂きジャックの話、韓国からの輸入ミュージカルで日本初演だということだけ頭に入れていつものごとく予習はしていません。
韓国ミュージカルといえば「フランケンシュタイン」や「笑う男」がnot for meだったので警戒しましたが、このミュージカルは面白かったです。
歌い上げるのが多いのは韓国ミュージカルならではと思いましたが、話にうまくかみ合っていたので良かったです。
「怪人と探偵」に舞台の使い方似てるなと思ったが演出が同じ白井さんだったからかな。
一応テロップはあるものの時系列が初見にはわかりにくかったと思います。
今のシーンが過去の話なのか現在の話なのか途中で気づく感じなのでこれは複数回観た方がわかりやすかったもの。

キャストは一部ダブルキャストですが、堂珍くんと万里生くんと加藤くんが観たかったから選んだのが大千穐楽でした(笑)。
堂珍くんは音域としてはアンダーソンの方が合いそうだなと思ったが、久しぶりに歌が聴けて嬉しかった。
ジャックとしてだと見てないけれど加藤くんの方がはまってそうでした。
万里生くんがルキーニをやったらこんな感じという感想をちらほら見かけましたが確かにルキーニっぽい。
一幕と二幕のメリハリが欲しいかなとも思いましたが、こういう下衆な役もできるんだなという(ボニクラではお坊ちゃま感が抜けていなかったが)新たな発見があって楽しかったです。
歌は頭一つ二つ飛びぬけていて安定していますね、相変わらず。
加藤くんのアンダーソンは演技が良いし、舞台が締まる。
だからか、色んな所でカテコの順番に「えっ?」となると書いていたのを読んでいましたが、
ダニエルが最後に出てきたので確かに「あなたが主役でしたか!」と思いました、はい(笑)。
ダニエルと言えば何度目かのカテコの後はける際にジャックのステッキを使って客席に魔法をかけていました。
ハリーポッターみたいだなと思ったが良く考えると本物でした(笑)。
小野くん初めて観ましたがさすが声優さん、よく声が通るし歌もうまい。
そういえばヤングシンバの経験者でもあったか。
あとは、エリアンナさんの歌声がたっぷり聴けたのは嬉しかったです。
CHESSの時も他のキャストに引けを取らないくらいうまかったですがもっと聴きたいなと思っていたので。

大千穐楽の挨拶は小野くんだけだったのでやっぱりダニエルが主役なのね(謎)。

半分劇場の感想文になってしまった(笑)。

 

堺東駅にハニワ駅長がいらっしゃいました。

可愛い(笑)。