久しぶりの新感線です。

本当は今年2回目の新感線のはずでした。
春に「月影花之丞大逆転」のチケットを持っていたのですが、緊急事態宣言により私が持っていた回は上演中止となっていたので今年初。

本当は土日希望だったけれどチケット取れなくて平日になったのですが、大阪初日だったことは意識していなかった(笑)。
平日だというのにほぼ満席なのは客演が豪華だったからですかね。

お話は端的にいうと「安倍晴明が狐狩りをする話」です(ざっくりしすぎw)。
上演時間は休憩を入れて3時間ということで新感線にしては長くもなく短くもなく。
16時半開演ということでどれだけ長くなるんだ?とビビっていたからほっとした(笑)。
正統派いのうえ歌舞伎でしたね。
1幕あっという間でしたが、2幕はもっとあっという間でした。
2幕の方が実際は長かったけれど。
1幕は導入部分で2幕が晴明と利風の知恵比べが本格的になったからか。
不思議なタイトルの意味が1幕最後にわかるのが巧いなと思った。

いちばんの目当てが晴明役の中村倫也くんでした。
以前VBBで観て以来生は2回目でしたが、その時も感じましたが話に引き込ませる力が長けていたと思います。
口跡が良く動きにキレがあって華がある。
また、他の舞台でも観てみたいと思いました。
向井くんはやはり綺麗ですよね、綺麗な悪役がはまる。
劇団員の皆様は適材適所な配役でした。
粟根さんはやっぱりねという役だし、サンボさんは器のちっちゃいのがよく似合うし、右近さんは右近さんだし(笑)。
聖子さんはもうちょっとひねりがある役かと思ったけれど。
川原さんのキレが相変わらずすごくて見惚れてしまいました。
ただ、みんな適材適所すぎてもっとひねっても面白かったのにと思いましたが客演が多かったからそこまでできなかったのかな。
ヒロイン吉岡里帆ちゃんはきっと某うどんのCMからキャスティングされたんでしょうね(笑)。
女狐さん可愛かったけれどもう少しアクションができれば良かったかなと思いました。
また、アクションよりも間の悪さが気になりました。
ものすごく頑張ってますというのが見えたのがちょっとしんどかったかな。

カテコでは倫也くんの大阪初日という挨拶がありました。
そして千葉哲也さんの38歳の誕生日という紹介も(笑)。
千葉さんは「身近な58歳にも優しくしてください」という挨拶でした。
58歳だったのかw