市外の劇場に行くのは四季劇場の全国公演くらいなので初めて来ましたフェニーチェ堺。
えっと、どこやねん(笑)?
2019年秋にできたばかりの新しい劇場で、「演劇」を上演するのは今回が初めてだそうです。
おそらく、昨年から本格的にバンバン色んなイベントをやりたかったんでしょうね。
場所は堺東駅から徒歩8分とありましたが、10分以上は歩いたと思う。
日陰がなくて暑かったせいもあるけれど思ったより時間がかかった印象。
道は全然知らなかったけれど、目的一緒っぽい人たちがたくさんいたので着いて行った(笑)。
4階建ての大きな劇場でキャパは2,000人だそう。
3階や4階の高層階からはどういう風に見えたのかわかりませんが(写真見る限り高所恐怖症の人は怖いかも)、
今回2階で観た私にとっては視界もよく見やすかったです。
座り心地も良いし、なんといっても音響がすごく良かった。
歌もセリフも非常にクリアでオーケストラの音もすごく心地よい。
オリックス劇場でやる予定の「アンマスクド」を今からでもいいからここに変えてもいいよ(笑)。
切り裂きジャックの話、韓国からの輸入ミュージカルで日本初演だということだけ頭に入れていつものごとく予習はしていません。
韓国ミュージカルといえば「フランケンシュタイン」や「笑う男」がnot for meだったので警戒しましたが、このミュージカルは面白かったです。
歌い上げるのが多いのは韓国ミュージカルならではと思いましたが、話にうまくかみ合っていたので良かったです。
「怪人と探偵」に舞台の使い方似てるなと思ったが演出が同じ白井さんだったからかな。
一応テロップはあるものの時系列が初見にはわかりにくかったと思います。
今のシーンが過去の話なのか現在の話なのか途中で気づく感じなのでこれは複数回観た方がわかりやすかったもの。
キャストは一部ダブルキャストですが、堂珍くんと万里生くんと加藤くんが観たかったから選んだのが大千穐楽でした(笑)。
堂珍くんは音域としてはアンダーソンの方が合いそうだなと思ったが、久しぶりに歌が聴けて嬉しかった。
ジャックとしてだと見てないけれど加藤くんの方がはまってそうでした。
万里生くんがルキーニをやったらこんな感じという感想をちらほら見かけましたが確かにルキーニっぽい。
一幕と二幕のメリハリが欲しいかなとも思いましたが、こういう下衆な役もできるんだなという(ボニクラではお坊ちゃま感が抜けていなかったが)新たな発見があって楽しかったです。
歌は頭一つ二つ飛びぬけていて安定していますね、相変わらず。
加藤くんのアンダーソンは演技が良いし、舞台が締まる。
だからか、色んな所でカテコの順番に「えっ?」となると書いていたのを読んでいましたが、
ダニエルが最後に出てきたので確かに「あなたが主役でしたか!」と思いました、はい(笑)。
ダニエルと言えば何度目かのカテコの後はける際にジャックのステッキを使って客席に魔法をかけていました。
ハリーポッターみたいだなと思ったが良く考えると本物でした(笑)。
小野くん初めて観ましたがさすが声優さん、よく声が通るし歌もうまい。
そういえばヤングシンバの経験者でもあったか。
あとは、エリアンナさんの歌声がたっぷり聴けたのは嬉しかったです。
CHESSの時も他のキャストに引けを取らないくらいうまかったですがもっと聴きたいなと思っていたので。
大千穐楽の挨拶は小野くんだけだったのでやっぱりダニエルが主役なのね(謎)。
半分劇場の感想文になってしまった(笑)。
堺東駅にハニワ駅長がいらっしゃいました。
可愛い(笑)。