JCSジャポネクスバージョンが東京でしかやらないということで遠征が決まりました。
そして同時期に「ムーラン・ルージュ」がある。
こちらは地方公演あるかも?ですがいつになるかわからないので今回この2演目を観に行きました。
本当は前週が良かったんですけれど、ジャポが取れたのがこの日(7/2)だったのでムーランルージュはそれに合わせた日となりました。

意外に思われるかもしれませんが初帝劇でした。
だって、帝劇でやっているの大抵梅芸に来るんだもん。
本当は「二都物語」(これは梅芸ではなかった)でデビューだったはずでしたが、諸事情で行けなかったもので。
そんなわけで日比谷界隈自体あまりなじみがないのでウロウロしちゃった(笑)。

やることが多いから余裕持って行った方がいいということで開場前から並んでました。
劇場に入るとそこはもう赤赤赤。
まずはキャスボ撮って、プログラム買って、お手洗いに行って。
カフェに行く余裕はなかった。

 

この回のキャスト


そして、客席に入ると更に赤赤赤。
開演前・幕間・閉演後、キャストが出ていない時はすべて撮影OKだったのでめっちゃ撮影した。
非現実世界に誘われました。

 

 

 



そして、10分前には席に着いていないといけないというので早めに着席。
あっちなみに自分の席がわからず最後列あたりウロウロしていて蛍さんに聞いたら、前の方に連れてかれてびっくりした。
前すぎてびっくりしたわ(笑)。

なぜ10分前着席かというと、アンサンブルキャストがわらわら現れてプレショーが始まるから。
セリフなしで妖艶で淫靡な世界を作り上げる中、クリスチャン登場でそのまま舞台が始まるという感じ。

ストーリーは略(笑)。
映画は映画館で観ていますが(その頃私の中でユアン・マクレガーブームだったw)、舞台については予習していなかった。
とはいえストーリー知らなくても問題なくそのままムーラン・ルージュの雰囲気に浸れます。

とにかくセットはド派手でショーも華やかなんですけど主役2人の演技は繊細でした。
キャスト感想を簡単に。

いちばんの目当てがだいもんサティーン。
だいもんさんの歌の安定感はあいかわらず素晴らしくて、演技も細やか。
映画ではニコール・キッドマンだったのでタイプ違うなと思っていましたが、セクシーすぎないのがまたこれはこれで良かった。
そしてやっぱり最後には死んじゃうんだと思った(宝塚時代、死ぬ役多かったから)。

甲斐クリスチャン。
甲斐くん自体初見。
何度か甘噛みしたのは気になりましたし、歌もこの伸びは井上くんならもっと響かせられるなと感じたこともありましたが、恋に狂った若さゆえの暴走がめちゃめちゃはまっていた。
はまりすぎていて井上くんが想像つかない(笑)。
サティーンに溺れていく様が非常にわかりやすくて良かったです。

上川くんは退団してから初めて観ました。
ロートレックが話にこんなに絡んでくるとは思ってなかった。
やはり色々目を惹くのは華かな。
そして、誰よりも滑舌が良かった(笑)。

伊礼さんは本当に憎々しい役ではまり役(笑)。
それでも公爵は公爵なりにサティーンのことを愛していたのかな。
歌も演技も安定していて見られるのがいい。

中河内くんと藤森さんのダンスがすごくて見ごたえありました。
藤森さん初めましてだったけど、関節どないなんてんねん?というくらい柔らかくてすごかった。
中河内くんのWが中井さんだったので「あれだけ踊れるの?」と素朴な疑問を持ったのでしたが、翌日会った人に「踊れてたよ」と言われたので良かったです(いったい何目線?)。
藤森さんのWがかえでぃーということであれだけセクシーなの大丈夫?と思いました(ハロプロファンの皆さんが)。

とても楽しかったので別キャストでも観たいなと思いました。
あっ、ジドラーはさとしさんで観たかったなあ。
さとしさんならもっと笑い取れていただろうし、もっと切なかっただろう。
(大映ドラマで育ったので生で観られたのは嬉しかったけれど)。
それと、ジャージーボーイズで気になった大音くんも観たかった。

アンサンブルも見ごたえありましたね。
ダンスもだけどコーラスも厚みがあった。
そして素晴らしいスタイルを見て私も痩せようと思いました(無理)。

最後に紙吹雪が舞うのですが、ものすごく紙吹雪舞って髪の毛にもくっつき、鞄の中にも入って大変でした(笑)。

 

鞄の中に入っていたハートの紙吹雪
 

 

キングダムで牧島くんが気になったので来ました。
いつも観る舞台とは客層が違うのでちょっと緊張した(笑)。

2人の大阪の高校生が放課後ただただ河原で暇をつぶしているだけというあらすじ。
そこまでしか予備知識がありませんでした。
原作も映画もドラマも未見です。

これは真っ白な状態で観て正解でした。
めちゃめちゃ面白かった。

最初はコントのオムニバスのようで涙出るくらい大笑いしました。
本当にこんなに声出して大爆笑するのも久しぶりというくらい笑った。
絵しりとりのすれ違いぶりなどずーっと笑っていた。

しかしながら後半こういう展開になるとはという意外性がありました。
正直、このコントがいったいどこまで続いてどう終わらせるんだろうと思っていただけになんかすごかった。
思い起こせば色んなシーンで伏線散りばめられていました。
その回収が見事だった。
結末わかったうえでまた観ると世界が絶対違って見えた筈。
特に涙止まらないくらい笑った絵しりとりとか恋文とかは違った意味で涙止まらないかも。

カテコでキャスト並ぶとこんなに人数少なかったんだとびっくりしました。
2人以外のキャストは役を兼ねていたんですね。
つまりは演じ分けが見事だったということで。

主役2人の掛け合いも本当に見事でした。
陰の牧島くんと陽の有澤くんのバランスも良かった。
そういえば有澤くんもキングダムに出ていたけれど関係性は全然違っていましたね。
後半シリアス展開の牧島くん、モノローグが巧いなと思った。
あれだけの台詞量があるとダレるところもあるけれど、緩急が効いていて良かった。
あと、関西人じゃない人もいたけれど皆さん関西弁は違和感なかったです

 

 

マイ初日にして大千穐楽でした(笑)。
いや、木村くんと万里生くんが見たくて行ける日程考えたらここだけだったので。

トニー賞授賞式でのパフォーマンス(動画で見た)がすごかったので一度は観ておこうと思って来ました。
映画版も未見ですし、あいかわらず予習は全くしておりません(笑)。

子供が悪い大人をやっつけちゃう痛快コメディと想像していたのですが、想像していたのとちょっと違う。
1幕では想像していた流れに感じたのですが、まさか2幕でマチルダが超能力者だったというオチになるとは思わなんだ(ネタバレしております)。
そうじゃなくて頭使った形で成敗してほしかったんだけどな。
劇中劇である脱出名人とアクロバットとアクロバットの伯母の話が現実につながるとも思っていなかったよ。

悪役が徹頭徹尾悪に振り切っていたのは面白かったですけどね。
万里生くんとちーちゃんがここまでゲスいとは思わなかったし、あのイケメン木村くんがイケメン封印してあそこまでクズなのも面白かった。
3人ともあれだけおかしいくらい悪だと逆にチャーミングに見えてくる。
生で木村くんを観るのは初めてだったのですが、クセのある(ありすぎる)役をモノにしていて何よりも声がいい。
今度の「スリル・ミー」での「私」は絶対に観てみたいと思いました。

あとは、マチルダの台詞量すごいなと思った。
時々ミュージカルを観ている感じに思えなかったのはマチルダが歌って踊るよりしゃべっている方が多いからだ。
本が大好きで知的な子供ということで、誰よりも(大人よりも)大人びていた主人公の造型が新鮮でした。
いい意味で「可愛い」を売りにしていない(SPYFAMILYのアーニャはとにかく可愛い可愛いだったがあれはあれでいい)。

四季ファンとしては亜早実ちゃんや准くんが活躍しているのを見ると嬉しくなっちゃう。
また、今回かなり目立つ役だったので。
特に亜早実ちゃんはニアタマで実質一人で舞台任されているシーンがあってウケて良かった良かったと思いながら観てました(いったいどういう立場?)

子供役が本当の子供だけでなく大人も混ざっているのに物議を醸したことがありましたが、迫力はありましたね。
ただ、これが子供たちだけならまた違った迫力があったのでは?とも思って観ていました。
大人の中ではひときわ小柄な亜早実ちゃんですら、子供たちの中に入るとやっぱり大きいと思うくらいなので。

休憩入れてほぼ3時間。
退屈せず観られたので楽しかったです。
お話が好きかどうかちょっと微妙なところがあるのですが、うまくできているミュージカルだとは思いました。
カーテンコールが終わり何度も拍手が鳴りやまないので最後に木村トランチブル先生が一人で出てきて「帰って!」(笑)。
みんなこれ待ちだったのねwww