マイ初日にして大千穐楽でした(笑)。
いや、木村くんと万里生くんが見たくて行ける日程考えたらここだけだったので。

トニー賞授賞式でのパフォーマンス(動画で見た)がすごかったので一度は観ておこうと思って来ました。
映画版も未見ですし、あいかわらず予習は全くしておりません(笑)。

子供が悪い大人をやっつけちゃう痛快コメディと想像していたのですが、想像していたのとちょっと違う。
1幕では想像していた流れに感じたのですが、まさか2幕でマチルダが超能力者だったというオチになるとは思わなんだ(ネタバレしております)。
そうじゃなくて頭使った形で成敗してほしかったんだけどな。
劇中劇である脱出名人とアクロバットとアクロバットの伯母の話が現実につながるとも思っていなかったよ。

悪役が徹頭徹尾悪に振り切っていたのは面白かったですけどね。
万里生くんとちーちゃんがここまでゲスいとは思わなかったし、あのイケメン木村くんがイケメン封印してあそこまでクズなのも面白かった。
3人ともあれだけおかしいくらい悪だと逆にチャーミングに見えてくる。
生で木村くんを観るのは初めてだったのですが、クセのある(ありすぎる)役をモノにしていて何よりも声がいい。
今度の「スリル・ミー」での「私」は絶対に観てみたいと思いました。

あとは、マチルダの台詞量すごいなと思った。
時々ミュージカルを観ている感じに思えなかったのはマチルダが歌って踊るよりしゃべっている方が多いからだ。
本が大好きで知的な子供ということで、誰よりも(大人よりも)大人びていた主人公の造型が新鮮でした。
いい意味で「可愛い」を売りにしていない(SPYFAMILYのアーニャはとにかく可愛い可愛いだったがあれはあれでいい)。

四季ファンとしては亜早実ちゃんや准くんが活躍しているのを見ると嬉しくなっちゃう。
また、今回かなり目立つ役だったので。
特に亜早実ちゃんはニアタマで実質一人で舞台任されているシーンがあってウケて良かった良かったと思いながら観てました(いったいどういう立場?)

子供役が本当の子供だけでなく大人も混ざっているのに物議を醸したことがありましたが、迫力はありましたね。
ただ、これが子供たちだけならまた違った迫力があったのでは?とも思って観ていました。
大人の中ではひときわ小柄な亜早実ちゃんですら、子供たちの中に入るとやっぱり大きいと思うくらいなので。

休憩入れてほぼ3時間。
退屈せず観られたので楽しかったです。
お話が好きかどうかちょっと微妙なところがあるのですが、うまくできているミュージカルだとは思いました。
カーテンコールが終わり何度も拍手が鳴りやまないので最後に木村トランチブル先生が一人で出てきて「帰って!」(笑)。
みんなこれ待ちだったのねwww