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1984年4月21日、ユッコこと岡田有希子さんはシングル「ファースト・デイト」で念願のレコードデビューを果たした。
B面に収められた「そよ風はペパーミント」は、春から夏への移ろいに恋の行方を重ねた佳曲。春風に乗った若草の匂いを思わせる、じつに爽やかなタイトルだ。
「ミニスカートは僕と一緒の時だけにしなよ」
それはどうしてですか?
「シャツのボタンはもう一つだけ とめた方がいい」
それはどうしてですか?
答えてよ
余所よそしい口調から一転して「答えてよ」。
一気に間合いを詰めてきた彼女の瞳に、「僕」はきっとドギマギしただろう。つい要らぬコトまで口走ってしまいそうだ。
ねぇ ところであなたいつ言いだすのかしら
ところで。彼女が「僕」からの告白を待っているこの歌詞、何度聴いても「吹きだすのかしら」に聴こえるのはわたしだけだろうか?にらめっこしているわけじゃあるまいに。
作詞は、サントリーのCM「ウイスキーが、お好きでしょ」で知られる田口俊さん。
作曲は、サントリー缶ビールのアニメCMが懐かしい、松田聖子さんの「SWEET MEMORIES」を担った大村雅朗さん。
お二人とも、作詞や作曲でのユッコさんとの関わりは、結果としてこの「そよ風はペパーミント」が最初で最後となった。
このコンビがつくったサントリーのCMソングを、大人になった彼女が唄う…そんな未来だってあったかもしれないんだ。
「ウイスキーが、お好きでしょ」の作曲は、ユッコさんにも曲を提供した杉真理さん。
稀代の名アレンジャーだった大村雅朗さんは1997年、惜しくも46歳の若さで逝去されました。
photo by yukikostarlight