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わたしは元来、すごく腰が重い人間です。
世の中の大多数がスマホを持つようになってからも、3G回線の二つ折り携帯を最後の一人になるまで使う気でいたほどに。
そんなわたしがガラケーを捨てたのは、長年佳代って通っている激辛ラーメン店が、ポイントサービスをカードへの捺印からスマホアプリに変えたから。
それは2020年の春…志村けんさんがなくなり、コロナ禍がいよいよ深刻になってきた頃のこと。
もともとPCはMac派だし、ツレさんがすでに使っているiPhoneを買うことに※。6で十分だと思いましたが当時すでに品切れで、やむなく新品の7(32GB)を購入。わが子の分と2台で合計5万円、いまのiPhoneの高騰を思えば安い買い物でした。
コロナ禍に店舗へ出向くのを避けたくて、スマホ購入やら回線契約やら全部ウェブサイトで。終わって祝杯をあげたほど面倒でした。
※当初は安いAndroidスマホにするつもりでしたが、家族でiPhoneにまとめたのは正解でした。
それまで友人たちのLINEに加われず、わたしのためだけにメール連絡してくれていた相手から「あんなに頼んでもスマホにしなかったくせに」と叱られました。
中学に入ったばかりのわが子からは、ものすごく感謝されましたけど。
わたしの重い腰を上げさせた、激辛ラーメン様サマなのです。
スマホ生活で変わったこと。
月々の通信費が、劇的に安くなりました。
思い切ってAUからUQ mobileに変えたのですが、いままで支払っていた額はなんだったの?ってくらい。定額かけ放題も止めたので、自分から電話しなくなりました。
普段の買い物はペイ払いになり、現金やカードをほぼ使わなくなりました※。たまに店内で圏外になってしまうと、ドキドキしますね。
※ガラケー時代から「おさいふケータイ」という仕組みが存在していて、以前のわたしの携帯でも使えたようです。ただ当時は全く自分ごとと思っておらず、宝の持ち腐れでした。
スマホって、もはや最強最大のメディアですよね。長時間小さな画面に首を傾げてれば、そりゃ誰だってストレートネックにもなるでしょう。わたしもブログを始めてから、出先でもしょっちゅう書いた記事を読み返しては、こっそり誤字を直したり。
そして気付けば、あっという間に2023年の秋。
わたしのiPhone7は、いまやバッテリー最大容量74%で「著しく劣化しています※」。
※このように親切にスマホがアナウンスしてくれるんですが、ありがたいけど精神衛生上よろしくないですよね…。
7の性能になんの不満もないのですが、悩んだ末バッテリー交換をやめてiPhoneSE(第3世代・128GB)を購入することにしました。7は残念ながらiOS16や5Gに対応できず、延命してもいずれは使えなくなる。下取り価格が付く(のか?)うちに買い換えたほうがいいのかなと。
iPhone7とiPhoneSE、じつは大きさや形状がほぼ一緒なんですね。
中身は別物ですがパッと見は同じ。それはまるで、いつまでも変わらない味を出すために変革を重ねるラーメン店のような?好もしい進化だと思います。
手のひらで3年半。スマホなる黒いかまぼこ板との生活で、私の腰も多少は軽くなったかもしれません。
でも2台で14万円は高いなあ…。
あっという間の3年半。
それはユッコこと岡田有希子さんの名前をメディアが取り上げだした頃から、一切触れなくなるまでの年月よりも長い…。
彼女の輝いた時間の儚さを実感して、切なくなったのでした。
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