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わたしには、2つ違いのがいる。 

顔立ちも性格も、両親のいいところだけをもらって生まれてきた妹。

小さい頃から負けず嫌いで、けんかをすれば兄のわたしが泣かされた。

 

二度転校した小学生時代、妹はわたしと違ってすぐ新しい友達に馴染んだ。

わたしが縦笛を忘れたときは、妹の教室まで借りにいった。

高校の制服はブレザーで、ネクタイの結び方は妹に教わった。

ドラえもんにでてくるドラミちゃんのような、しっかり者の妹だった。

 

背丈がすらりと伸びた中学生の妹を見て、わたしの同級生が真顔で言った。

「お前、あんなにキレイなお姉さんがいるのか!」

 

そんな妹と過ごした日々は、いま思えばあっという間だった。

あの頃あれほど長く感じ、当たり前に続くものと思ったのに。

 

いまは50代になった妹だけど、どうしたことか容姿が昔とあまり変わらない。

すでに20代半ばの姪っ子ふたりと並べば、親子なのにまるで三姉妹のようだ。

そんな妹と、父の墓参りで毎年顔をあわせるようになって数年。

近頃は妹と同じ街に住む、母の介護に関するやりとりが増えた。
 

いまの母からは、娘ではなく「親切でお節介な(おばさんでなく)女の人」と思われているという妹。

そんな母に、いつも会いに行って話しかけ、洗濯物を持ち帰る妹。

ほんとうに、わが妹には頭が上がらない。

 

わたしにとって妹は、むかしもいまもかなわない〝いもうとさま〟なんだ。

 

photo of yukikostarlight

 

これを書きながら考えていたのは、ユッコこと岡田有希子さんのお姉さんのこと。

天から二物も三物も与えられた妹。ともに育ったお姉さんには、ひと言で表せない感情があったのではないでしょうか。

かつての自分を振り返って、そう思いました。