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試験休み中の、ほんの十年前は絶賛パパイヤ期だったわが子。
大量に出た宿題のひとつ、太陽系の天体をレポートにまとめる課題にイヤイヤ取り組んでいる。
その横から、自分が小学生の頃に見たアニメの主題歌で覚えた、惑星の順番「♪すいきんちかもく、どってんかいめい〜」を披露し、ついでに「ジュピターは木星のことなんだゾ〜!」と、自慢げに説明する素面のわたし。ちなみに、ジュピター以外の惑星の英語名は知らない。
すると、わが子に「冥王星は惑星じゃないから間違いだ」と冷静に指摘された。え、そうなの?
なんでも2006年8月に開かれた、国際天文連合の総会で太陽系惑星を定義し直した結果、冥王星は惑星から外れて準惑星となったそうな。そんなん知らんがな、なんか口惜しいゾ〜!
表題の「7億5000万キロ」は地球から木星までの距離とされているようだ。正確にはふたつとも太陽の周りを公転しているので、互いの位置関係が常に変化しており、6億〜9億キロの間ということらしい。
ところでジュピターと聞いてまず連想するのは、平原綾香さんのデビュー作にして大ヒット曲の「Jupiter」ではないだろうか。
でもユッコこと岡田有希子さんファンのわたしにとって、木星ソングランキング1位は何といっても、かしぶち哲郎さん作詞・作曲・編曲によるゴキゲンなロックナンバー「ジュピター」なのである。
曲のイントロからアウトロを通して刻まれる、ドラムのリズムが実に心地よい。かしぶちさんが、ロックバンド「はちみつぱい」「ムーンライダーズ」で活躍したドラマーであると聞けば納得だ。
この曲で太鼓の達人をやれば、ざぞかし楽しかろうと思う。
歌詞に登場する〝神話にでてくる〟〝全てを操る〟ジュピターって何者かしらと、無知なわたしはググってみた。するとそれはギリシャ神話のゼウスにあたる、古代ローマ神話の最高神ユピテルの英語名とのことだった。ユピテルってそういう意味だったのか、知らんかった。
そしてこのリズム&メロディーと詩に対峙し、ノリノリで楽しそうに歌っているユッコさんのボーカルが、聴いていて実に小気味よいのである。
でも実際は、このボーカルは風邪気味だったユッコさんへのリテイクが続いた、難産の賜物だったようだ…。
「MAKING OF ヴィーナス誕生」に載っている、1986年1月28日深夜・アルバムレコーディング終了の記念撮影に収まった、学生服姿の彼女を見ながらの「ジュピター」は、聴いていて実に切なかった。
駄文の結びにかえて。宿題にテンパっているわが子に対して、我慢できずに「金星と木星の間には、すごくいい香りの金木星があって〜」などとくだらない事を言って呆れられたのは、ここだけの話である。
photo by yukikostarlight