今日は庭師のルドウィックさんの作業日でした。


垂れ下がって鬱陶しかったカツラの下枝をカットして、樹の下を丸く囲むようにバイオネストにしてもらいました。

こんなのはルドウィックさんにとってはほんのオマケなお仕事で、メインでお願いしたのは草刈りです。


今回はただの草刈りではなく、草地をメドウガーデンにしていく為の実験的な草刈りです。


その為に、咲いてるヒメジョオンをあえて残したり、


ヨモギの茂みも残して丸く刈り込んでもらったり。



左側の草地は隣地なんですが、先日他の庭師さんが従来通りのピシッと綺麗な草刈りをしたばかり。


右側は、ルドウィックさんの感性でやってもらった家の北側のうちの草地です。


面白い感じの穂が上がってる野草を島状に残して、全体に高刈りに仕上げています。


家の東側も同じような感じに刈ってくださいました。




隣地との境目に当たる庭の東側は、従来のピシッっとした刈り方で。


いつもはこの辺りにはあまり入らないんですが、こちら側から見てもなかなかいい景色になっていました。



テラスの下や菜園の通路もしっかり目に刈ってもらいました。



通路はもちろん歩きやすいようしっかり低い刈高で。



円形花壇の周りは、風の通り道を意識して三日月型に草を残して刈ってくださいました。


これはクローバーの茂みなんですけど、こうやって残しておくことで昆虫達の蜜源になるんですよね。



花壇の周りに生えていたギシギシも三日月型に残しています。


このギシギシに沿ってゆくゆくはウッドチップを敷き小道を作る予定です。



この辺りの草地は、風の通り道を意識して高低差を付けたラフな刈り方になっています。



道路との境目は自生のカゼクサをあえて残し、通路は歩きやすく低めの刈高。


しっかり目の草刈りで通路がハッキリすると、植栽が映えますよね。




庭の北西にある草地には、昨年ここに移植したペニセタムカーリーローズの周りに自然に広がる強い草花を植えました。


ここにもギシギシの茂みがあるんですが、これもあえて残しています。

ギシギシの葉っぱって見方によっては造形的で美しいんですよね。

深く張る根っこは、土壌改良にもお役立ちなのです。


植栽が覆い被さるような小道も草刈りしてもらったら幾分通りやすくなりました。


アナベルボーダーは、ルドベキア ゴールドスタームが咲いて圧巻の眺めになってます。


ただの草刈りですが、今日みたいに自生の植物の美しさを見出しながら試みるのはすごく楽しい作業です。


庭の中は既に植えた植物でいっぱいなんですが、


残った草地も、やり方次第でメドウガーデンとして楽しめそうです。


試みたことがたとえ思い描いた通りにならなくても、草刈り機で刈り込めばいいだけなので気楽ですし。


来月もルドウィックさんが来てくださるので、成り行きを見届けさらに手を加えてもらうのが楽しみです😊










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八ヶ岳の庭仕事12ヵ月





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