風も無く冷え込みも程々で穏やかな朝です。
コンサバトリーの窓には絵描き虫みたいな霜の模様が。
日が当たると一瞬で消えてしまいますが…。
今日は、11月の庭仕事についてお話します。
🌿11月の「バラの手入れ」
秋から冬は、バラ苗の植え付けの適期ですよね。
八ヶ岳では、霜がきつくなって土が凍ってしまう前…11月までならば、苗の植え付けが可能です。
↑は、9月末に購入したバラの鉢苗です。
生産者が夏の間しっかりと育成したバラの鉢苗が、秋にはたくさん出回ります。
こういったバラ苗は、地上部も根も十分に生育していて、そのまますっぽりと鉢から抜いて植え付けることができます。
八ヶ岳では、春先よりも秋の方が天候が安定していて霜の害も受けにくいため、さほど気を遣わずにバラ苗を植え付けることができます。
とは言え、本格的な寒さが来る前、できれば遅くとも11月中旬位までには植え付けを済ませておきたいもの。
植え付けたら、根の周りはしっかりと防寒の為のマルチを施します。
耐寒性が心配なら、最初の年だけでも藁囲いを施す人もいます。
私のバラ選びの条件は耐寒性なので、藁囲いはしませんが…。
その代わり、鹿囲いは、土が凍って支柱を刺せなくなる前にしっかりと施します。
ラウンドトレリスで囲んだりして、晩秋から春にかけて特に激しくなる鹿の食害からバラを守ります。
訓しくは↑の記事もご覧下さいね。
また、本格的に寒くなる前、庭仕事が一段落した11月は、米ぬかを使った発酵肥料を作る適期です。
稲刈りが終わると、大量に手に入る地域の米ぬか。今年は、お友達が近くのコイン精米所からたくさん採取してきて下さいました😊
米ぬかを落とすと、地面を覆っている野草が元のように顔を出しました。
この時期に花壇に生えているのは主にハコベ等の春の野草です。
これは、取らずにそのまま残して、リビングマルチとして冬の厳しい寒さから土を守ってもらいます。
野草が生えていない場所は、宿根草の落葉や倒れた残渣で自然に覆われていきます。
新しく作り直した花壇で十分に宿根草で覆われてない剥き出しの土は、堆肥やウッドチップで厚くマルチしてあるので大丈夫。
こうやって野草や堆肥、植物残渣で覆っておくと、どんなに寒い冬でも霜柱が立つことも強風で表土が吹き飛ばされることも無いんです。
宿根草が落葉を始めると、↑のようなクマザサが花壇に侵入しているのが目立つようになりなります。
クマザサは、ものすごく深く根が張っていて根から取り除くのは難しいので、見つけたら緑の葉の部分だけこまめに摘むようにしています。
そうすると、光合成が抑制されるので、勢いよく拡がることだけは抑えることができます。
クマザサが拡がってる場所は、草刈りを厳しく行って制御するか、段ボールマルチで厚く覆い光を完全に遮断するのがよいみたいです。
ササも、見方によっては美しいんですけどね。
どうこれと付き合うのかっていうのは、大きな課題だと思います。
ブランドビオラなのでお姫様扱い。
一鉢に一株植えて夜の寒さからも保護し、一冬一緒に過ごします。
さて、次回は12月と1月の庭の様子と庭仕事について、まとめてお伝えしようと思います。
連載“庭造りの方法”(2020年度 冬)
連載“庭造りの変遷”(2021年度 冬)
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