「僕等がいた 後編」 感動の結末。原作と違うのかもしれないけど、私は満足でした。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

「僕等がいた 後編」の試写会に行ってきました。やっぱり、短期間で前後編を公開してくれるのは、とても良い事だと思います。盛り上がったまま、後編を観れるので、感動もひとしお。やっぱり、1,2ヶ月で前後編が観れないと、感動を忘れちゃうもんね。本当に良かったです。


ストーリーは、

高校2年生の冬、矢野(生田斗真)は家庭の事情で釧路から東京に転校するが、彼と七美(吉高由里子)は再会を誓い合う。それから数年後、就職活動に明け暮れる七美をそばで支えてくれたのは矢野の親友である竹内(高岡蒼佑)だった。最初は遠距離恋愛を続けていた二人だが、ある日突然矢野はぷっつりと消息を絶ち、音信不通のまま月日だけが流れていった。
というお話です。

ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-僕等1

もちろん、前編を観て、出来れば、覚えているうちに後編を観ることをお薦めします。だって、高校時代に何があったのか解ってないと盛り上がらないもんね。


高校時代、駅での別れから6年後、七美は社会人になって、出版社で働いています。彼女は、連絡の取れなくなった矢野をずっと思い続けていて、もう、切ないくらい純粋な彼女の思いは、揺るぐことがありませんでした。これほどに純粋に彼だけを思い続けるって、凄いことだと思います。現実世界の女性は、イケメンが良いとか、お金持ちが良いとか、若い子が良いとか、思い続けるなんて言葉は、辞書に書いていないんだろうなっていう感じですもんね。悲しいことです。

ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-僕等3

彼女の強い思いを知ってか知らずか、矢野は、とても優しい性格と言えば聞こえは良いけど、求められるとイヤと言えない弱い性格で、色々な人物に傷つけられ、利用されて、なんとも歯切れの悪い大人になっています。こういう男って、人気があるのだろうけど、性格としては、欠陥だらけですよね。私なら、しっかりしなさいよって叩いているでしょう。優しいだけでは生きていけないし、その優しさが人を傷つけることもあるのだと解っていないんですよね。気がついていないんだろうけど、人の為にやっているようで、自分の為にやっているナルシストなんです。困るよなぁ、こういう男。


そして、一番嫌いな山本さん(本仮屋さん)。この女、なんなのよっ!!ムカつく~!!あのねー、「一発やったくらいで、偉そうにいつまでも付きまとうなよっ!ストーカー女っ!!」と、面と向かって言ってやりたいわっ。前編からムカついてたけど、今回も、超ムカつきました。どう観ても、矢野をハメてるんですよ。見捨てられないように、死ぬ死ぬみたいな感じで脅したりして、もー、マジで大っ嫌いなタイプの女です。私の周りにいたら、殴り合いのケンカですよ。(笑)最後まで好きになれないタイプの女でした。


ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-僕等4

それに引換え、七美ちゃんのかわいいこと。友達の亜希子さんも、とってもサバサバしていてステキな女性ですね。矢野の同級生で、会社で七美の同僚になる亜希子さんは、女版竹内くんみたいで、良い友達です。こんな友達がいたら、ずーっと親友でいたいなぁ。

それにしても、後編の展開、すごいですね。矢野も、こんなにイッキに、たくさんの事件が起こったら、確かに、彼女にも連絡を取れなくなるし、精神的にまいっちゃうよなぁというほどの内容でした。でもね、色々な出来事を何も知らされずに、段々と彼が離れていってしまうなんて、七美にとっては、苦しいですよね。理由も解らずに、彼からの電話が減ったりしたら、彼に他の女が出来たのかしらとか、頭が一杯になっちゃうと思う。七美ちゃんの気持ちを思うと、マジで辛くなりました。


ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-僕等2

高校時代のかわいくて一途な恋と、段々と大人になり、相手の事を一番に思いやる愛が、その成長と共に描かれていて、良い作品になったと思います。愛される事を求める人と、愛する事を望む人、どちらも描かれています。愛されようとするならば、自分が相手を愛さない限り愛してもらえないという事を理解出来ていない大人が多くて、そういう人間によって振り回される矢野と七美は、本当にかわいそう。、二人とも、愛する事を大切に思う人間です。やっぱり、愛されることを求める人間は、不幸になりますよ。だって、そんな人間、重くて背負いたくないし、好きになりたくないもん。人に愛を望むなら、必ず自分も愛を与えるべし。基本です。


ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-僕等5

この後編、ぜひ、前編と続けて観てください。お薦めいたします。試写会では、結構、周りの女性は泣いていましたよ。私は、映画を観すぎているので、泣けませんでしたが、感動はしました。若い頃の恋と、大人になって、深い愛に変わっていく、その過程を、七美ちゃんの姿で見ることが出来ました。カメ



「僕等がいた 前編」     http://ameblo.jp/yukigame/entry-11182284206.html



僕等がいた 後篇@ぴあ映画生活

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