三角柱はご存知でしょうか?
もし、その三角柱を真下から見るとどんな形に見えるかお分かりだと思います。
それは○ですね。
では、それを真横から見ると?
三角(△)に見えるはずです。
同じものでも見る方向を変えるだけで、違った形に見えるわけです。
それを心理学的に表現するとリフレームとか、リフレーミングなんて言います。
例えば、私はとてもせっかちなんですが、車を運転していて前を遅い車が走っているとイライラします。
イライラしていると、妻に怒られたり、イライラした自分に対して後悔したりすることもあります。
でも、それも見方を変えれば、時間を大切にしているなんてことも言えそうです。
つまり、ちょっと見方を変えるだけで、それに対する受け止め方も変わってきたりします。
以前、ある講座に参加したときのこと、こんな実習をしました。
2人1組になって、Aさん、Bさんを決めて、それぞれが自分の短所を紙に書きます。
そしてそれを相手に対して話します。
例えば、私が「私はとっても短気です。車を運転していて前に遅く走っている車がいるとイライラします」と話したとします。
すると相手は、その言葉をまず、受け止めます。
「あなたは、前に車が走っているとイライラすることがあるなど、ご自分を、短気だと思っているのですね。」
そしてそれをリフレームして相手に返します。
「そしてそれは、とても時間を大切にしているということですね」
こんな具合。
さらにこんなワークもしました。
4人一組になってそれぞれに紙を配ります。
そして、そこには仕事で大切にしていることを3つ書きます。
例えば、信頼、結果、スピードなんて言葉を書きます。
書き終わったらその紙を一人が集めてシャッフルしてランダムに配ります。
そして配られた紙を見て、あたかもそれを自分が書いたもののようにプレゼンするのです。
「私は仕事で信頼を大切にしています、なぜならば・・・・」
そんな形で!
次に人生で大切にしているものを3つ書いて同じようにします。
このワークをすると自分が大切にしているものでも、他の人が自分の大切にしている価値観を語ることによって、人によって感覚や視点に違いがあることに気付きます。
それによって自分の中にリフレームが起るわけです。
このようなワークをちょっとした勉強会などでやると盛り上がっておもしろいですよ。
さて、リフレームも結構、奥が深いのですが、冒頭で述べたような意味のリフレーム(短気→時間を大切にする)もなかなか難しいもの!
でも、こんなものがあれば!
それは・・・
リフレーミング辞典です。
それを自分で作るとすると大変です。
でも、すでにあるとすると・・・
ご興味のある方は、このブログ
をご覧になってみることをお勧めいたします。
ちなみに私は、この方の紹介して下さっているリフレーミング辞典をドラッグ&ぺーストしてワードに落としておきました。
勉強会などで使えたらいいなと思ってのことです。
これがあると子供に対する見方も違ってくるかもしれませんよ。
リフレーミング辞典