何でもないといいのですが!
双子の兄のお嫁さんが、もしかすると・・・
それが今回の原発の事故との関係はないと思いますが、双子の兄が住んでいる地域は茨城県南部で、私が住んでいる県央部よりも多分、放射線の値が高い地域。
この問題を考えはじめると怒りがふつふつと・・・
放射能の問題は、何が正しいのか素人にはよくわかりません。
だからこそ正しい情報が必要なのでしょうね。
それと迅速かつ適切な対応が!
ちょっと話がずれましたが本題に入りますね。
双子の兄には2人、男の子がいて、2人とも、そこそこ成績が良いようです。
一人は大学院を出て、今年就職したのと、もう一人は現在大学生。
以前、いわゆる義理の姉に子供の勉強について聞いたことがあります。
「『勉強しなさい』って言ったことないでしょう?」
すると「一度もない!」って答えていました。
「やっぱりね」と思ったのですが、本来、人は自分で決めて自分の意思で行動したい生き物です。
だから指示・命令をされ、強制されるとかえって反発を招く可能性が高い。
その点に関して野田俊作さんの本を読んでいて「おもしろい!」と思ったことがありました。
子供の反抗についての文章です。
反抗などについて野田さんが話したことを文章にまとめたものなのですが!
こんなことが書かれていました。
宿題をしないでグズグズしている、これは立派な反抗ですね。あるいは「うちのお手伝いしてちょうだいね」って言って、「ウン、するよ」と言いながら、いつまでもテレビを見ていて全然しない。「お風呂入りなさいよ」と言うと「わかってる」って言って入らないとか、これ全部反抗なんです。
これを読んで「ギクッ」とされた方もいらっしゃるかもしれませんね。
このような反抗の形態を、野田さんは、消極的な反抗と言っています。
そして親御さんや先生たちが、それを強制しようとすると?
すると反抗の形態が、積極的な反抗へとエスカレートしていく。
子供は言われれば、言われるほど反抗しようとするからです。
もしくは無気力になる可能性もありそうです。
本来であれば、ほおっておけばいいのですが・・・
野田さんは、「強圧的な接し方―反抗的な応答」というパターンに陥ることが問題だと指摘しています。
だとすれば、強圧的な接し方をやめればいい。
その点でおもしろいデータがあるそうです。
例えば、シンナーを吸う子がいたとします。
そんな子に野田さんは、その害について十分に説明し、こんなふうに言うそうです。
「シンナーを吸うもOK、シンナーを吸わないのもOK。だってシンナーを吸うことは、その子を破壊するだけで他のものを破壊しないから。あなたには自殺する権利もあるし、自殺しない権利もあるから、どちらでも選んでください」
そうするとたいていの子は吸わないんだそうです。
そのように話して、次にシンナーを吸う子は数パーセントだそうです。
それに対して「やめろ、お前たち、シンナーはいかんぞ」なんて言っていると40%くらいの子がまた吸うんだそうです。
結論として野田さんは、このように言っています。
「だから脅したり、反抗をやめさせようという動きは、多分裏切られるんです。子供たちに十分な情報を与えること。子供たちの言っていることに、十分耳を傾けること、そして一番最後の選択は、向こうにしてもらうこと。こっちで決めてしまわないこと。そうすると反抗というものはなくなるんです。反抗する必要がないから。というのは反抗というのは、目標(その目標がなんであれ)を達成するために、必要があって行われていることだから。・・・」(下線は私)
「ボクたちのアドラー心理学入門3」
興味深いと思いませんか?
親御さんや教師の対応次第で子供の反抗をなくすことができる。
結局、子供が反抗するのは、子供に選択肢を与えないで、行動を強制するからなんですね。
野田さんが述べるように、子供に寄りそって対応し、最後の選択権は子供に与える。
そんな対応をしていたら子供も反抗しない。
勉強も同じでしょう。
「勉強しなさい」と強制するから勉強しない。
だったら・・・