宮崎駿、高畑勲、鈴木敏夫、久石譲
4人の天才達が同じ時代に集結した奇跡
その時代に私が生きているという幸運
幸運に気づいたので
つい天才達の年齢を調べてしまいました。
宮崎駿82歳、鈴木敏夫74歳、久石譲72歳
高畑さんはすでにお亡くなりになられている
※また次の作品にも立ち合いたいです。
私の中の
ジブリ作品NO1。
しかも断トツで。
圧倒的なスケールと世界観でした。
テーマは盛りだくさん。
ストーリーの軸となるのは
「主人公の喪失と再生、そして愛」
これがテーマだとも思います。
魅力的な人物&動物&空想の生き物が
たくさん登場し、
これぞジブリな世界!
これぞ宮崎駿ワールド!
でストーリーが展開されます。
とにかくラストが秀逸。
ラストに凝縮されている映画です。
なのでジブリの中でも
わかりやすい作品だと思いました。
主人公とミヒが
それぞれ別々の扉を開けるラスト。
そしてその場面の台詞。
そのシーンが
愛に溢れていて。
深い愛に包まれていて素晴らしかったです。
この物語の全てでした。
アニメーションで言うなら
アオサギの動作から目が離せません。
鷺特有の動作、躍動感、半端ない。
鷺以上に、鷺。でした。
****
ここから感想や不明点等。
ネタバレ含みます。
8/1に見に行ったのに
書くのに時間がかかってしまいました。
まず主人公の家族について。
お母さんはなぜ入院していたのか。
お母さんが亡くなってすぐなのに
お母さんの妹との間に子供ができていて違和感。戦時中はよくある話だと思うが嫌悪感。
なぜわざわざそのような設定にしたのか。
大叔父の血筋であることが重要だとしても
別の設定にもできただろうに。
わざわざこの設定にしたことの意図を知りたい。
何か重要な事を見落としてる気がしている。
例えばミヒが現実の世界に戻らないという
選択をしたら主人公は生まれないのか。
そんな事は無さそうだけど、
だとしたらあの世界は何。
ミヒが残る事を選択した場合
主人公はどうなるのか。
それによってパラレルワールドなのか
輪廻的世界なのかが違ってくる。
ワラワラって一体何者。
めちゃくちゃかわいいんですけど!
こだまに似てた。
キリコさんがわらわらは生まれる前の魂で
上の世界に行けば生まれることができるってと言っていた。
プラス「ここは死んでる人も多い」って言ってた。
三途の川のような世界観なのかなと見ていたけどそれでは説明がつかない。現世の前の世界で輪廻的要素があるのかと思ったが説明がつかない。
天国でも地獄でもない。
死への入り口でもない。
死んだ人と生きている人が共存する世界。
ここから生まれることもできる世界。
????
輪廻でもパラレルワールドでもない
難しい世界。
ペリカンはわらわらを食べる悪い奴かなと思ったが、ペリカンもペリカンで必死に生きてるだけだった。なぜペリカンはあの世界に連れてこられたのか。あのシーンの意図は。
大量のインコはなんのために存在しているのか。
人間社会のようなものを形成していた。インコに決して悪意はなく、ただ権力に従っているだけだった。
インコは私達群衆を表していて皮肉っているのだろうと思った。
私達に伝えたいことは?
アオサギとの対峙のシーン。
主人公にカエルや魚がまとわりついて増殖して消滅するあのシーン。ジブリではおなじみのシーンだがなぜ増殖?シーン自体必要?意図わからず。
正解はない、答えは自分で探すもの。
だから解釈も自由だよという
映画からのメッセージも強く感じつつ。
私はこの映画を
もっと深く知りたい。
感じたい。
多様性って
特にここ最近のジブリ作品の
肝になっていると思うんですね。
絶対にもう一度映画館で観たいと思っているので
疑問点を整理しなければと思います。
そして、あえて何も読まずに2回目を見たいと思います。