こんにちは。
久しぶりの投稿です。
最近、教室の記事を見返しています。
今まで、生徒さんと共に私も成長させてもらってきた中で、活動を記事にさせていただいてきました。
たくさんの実践記録のようでもあり、私自身の成長日記にもなっています。
どれぐらい子ども達と心を通わせたか
どれぐらい子ども達の気持ちや意見に耳を傾けてこられただろうか
と、今の自分からみた
振り返るきっかけは、先日行われた
「日本モンテッソーリ学会の全国大会」で
東京大学名誉教授の汐見稔幸先生の講演でした。
モンテッソーリがいわれる
「子どもが大人を教育する」
ということは、大人の意識の変化、成長でもある。
大人の経験を通した色眼鏡で、価値観、物事のおしつけは、私の年代ではごく当たり前のことでしたが、その弊害が、
自分の意見を言えない
皆、同じ行動する先に、「無難な人」としての振る舞いをする。
違う意見をすることの中で、いろいろな意見を認めあえる自分で居続け、相手の意見も尊重する。
数や声の大きさで起こす暴力でなく、自分の心が平和であれば周りとの寄り添いで調和がうまれます。
家庭から平和をつくるということが地域、学校へと広がるということにも納得いきます。
何か困った事があれば、
問題に対して、子どもがどう思うか、どうすればいいか、どうしたいかと意見を聞くこと。
一方的に抑圧することがないように。
小さい子どもなりにも答えてくれます。
赤ちゃんに
「あなたはどう思う?」
と聞く習慣があるデンマークの子育ての話しを聞いて、驚きましたが、近頃の日本においても、子育て世代の様子に近いものを感じました。
赤ちゃんにどんな小さなことにも話しかけていたり、聞いている姿をたびたび目にする機会があります。
そのような子育て世代の姿を見て、これからの子ども達が創る社会は大丈夫だと感じるのです。
聞いてもらうということは、自分の意見を言っていいのだと、
こんなに小さな頃から、安心感や自分の意見をもつことや言うことが自然に備わる習慣ができるのだそうです。
自分の存在価値にも繋がるのだと思います。
大人は、子どもを1人の人間として接する。
この姿勢は、モンテッソーリ教育が大切にする大人の資質です。
「子どもが大人を教育する」
子どもに教えるのでなく教わることは、やってあげる大人の自己満足をどこまで我慢するかなのです。
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