「写真撮らせてもらっていいかな?」
「いや」
いつものレッスンの記録のための写真を撮らせてもらう時の会話です。
お母さんには断りを入れてきたけれど
いつも生徒さんにはお願いしてきたかしら?
ふと考えさせられました。
これは、写真を撮らせてもらうことが良いとか悪いという問題なのではありません。
子どもを尊重する
このことができているかどうか。
イヤだということはやらなくてよい。
やってはいけない。
人に対して当たり前のことを、私達大人は誤魔化した態度でやっているかもしれません。
モンテッソーリ教師である恩師は、他園に訪問された時のエピソードを思い出しました。
園児が通路をふさいで遊んでいたため通るために「ここ通ってもいいかしら?」
園長から
「子どもにどんなことでも聞いてからされるのですね」
と、驚かれたそうです。
おそらく多くの先生方は通る時には何も聞かずに跨いだり、横切られているのが目に浮かびます。
子どもは普段通りに遊ぶ場所に突然の訪問者がやってきたのです。
当たり前に通ることは失礼でもあり、許可をとることは当然でもあるのです。
子どもを尊重することは、大それたことをすることではありません。
小さな違和感に気づくこと。
当たり前だと思っていることを見直すこと。
まだまだ今の世の中、大人同士でできていることが、対子どもには、しないでいることが多くありそうです。
子どもに言わずに片付けてしまう
急いでいるから服を着せたり、靴を履かせてしまう
出かける前の忙しい時間、食べさせてしまう
日々の小さなことですが、見直していくと
普段見えない子どもの成長に新しい発見があるかもしれません。
こちらは別の日に撮らせてもらいました。
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