荒川祐二で~す口笛

スサノオで~すグッ

小春「♪♪♪」

影狼「………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『スサノオと日本の神を巡る旅』。

 

 

僕らの次の旅は、

 

『スサノオのヤマタノオロチ退治の地 島根』へ。

あ「イザナギ、イザナミさんが終わり、
 
住吉三神、宗像三女神、

 

天岩戸開きの神々(オモイカネ、タヂカラヲ、アメノコヤネ)、

 

との出会いが終わり、

 

 

古事記の順番的に言うと、

 

次は、アマテラスさんなんですが…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ス「アマテラスはまだやろ。

 

今じゃない」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ「そうですね。

 

確かに、僕もそんな気がする。

 

 

そうなると、次の話の流れは、

 

あなたの『ヤマタノオロチ退治』

 

 

 

 

 

ス「そうなるな」

 

 

 

 

 

 

あ「早くも真打登場って感じですか」

 

 

 

 

 

 

ス「真打って、まさか…」

ス「…のこと?

 

お前もちょっとは賢くなったか」

 

 

 

 

 

 

 

 

あ「(これが無かったら、格好良いねんけどな…)

 

…そうっすね…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…ということで、島根。

 

僕らが最初に向かったのは、

 

島根県雲南市は斐伊川沿いに位置する、

 

ここ『ヤマタノオロチ公園』

 

ス「こんなんあんのか(笑)」

 

 

 

 

 

あ「まぁスーパーヒーローですから(笑)

 

それにしても…

 

 

 

 

 

ス「?」

 

 

 

 

 

 

僕は、横を流れる斐伊川の流れを見つめていた。

あ「この島根の地に、

 

あなたは高天原から降り立ったんですね

 

そしてこの川を上流へ歩いていくと、

 

 

ヤマタノオロチに食べられる運命に嘆いていた、

 

クシナダ姫とその両親がいた」

 

 

 

 

 

ス「そうやな。


最早懐かしい」







 

そんなことを話しながら、

 

 

次に僕らが向かったのは、

 

同じく雲南市に位置する、

 

『八口神社』

 

古事記では、

 

ヤマタノオロチは、スサノオが用意した、

 

8つの壺(もしくは酒樽?)に入った、

 

 

酒をガブガブ飲んで、酔いつぶれて寝てしまい、敗北。

 

 

 

 

ここ『八口神社』には、

 

その実際の壺が祀られているという。

あ「…これですか…」

 

 

 

 

ス「あぁ」

 

 

 

 

あ「それにしても、よく咄嗟にそんな策を思いつきましたね。

 

しかもそれが上手くいくっていう…」

 

 

 

 

ス「まぁ人間でもそう、神でもそう。

 

惚れた女や、大切なものを護るためならな。

 

 

自分でも信じられへんような知恵やパワーを出せるもんよ」

 

 

 

 

あ「………」

 

 

 

 

何気なくスサノオが言ったはずのその言葉に、

 

 

僕はなぜか深く感動してしまった。

 

 

 

なぜだろうか。

 

 

 

スサノオの言った言葉は、

 

 

 

本や小説、映画、漫画などで当たり前に流れてくる言葉と、

 

同じような言葉のはずなのに、

 

 

僕はなぜか素直に感動してしまった。

 

 

 

 

きっとスサノオがそのことを心から思って、

 

それを実践した神だからだろうか。

 

 

 

 

 

 

嘘偽りの無い、

 

スサノオの言葉の響きが、

 

僕の胸を揺さぶった。

 

 

 

 

 

 

あ「いいですね。

 

そんな言葉をサラッと言えるようになりたい」

 
そしてあっという間に時間は過ぎ、

 

僕らは今日泊まる予定の、

 

 

宿のすぐ横に位置している、

 

出雲市は佐田町『須佐神社』に到着した。

 

あ「ここも凄いパワースポットで、有名らしいですね」

 

 

 

 

ス「あぁ、まぁ俺がおることも当然やけど、

 

有名なんはこれな

 

 

 

 

あ「?」

ス「樹齢1300年を超える大杉。

 

この場所の大切な御神木。

 

 

まぁいつも言ってるみたいに、

 

あんまり御神木には触らん方がいいから。

 

 

その分ここの空気に触れて、

 

ゆっく~り深呼吸して、伸びでもしとき。

 

 

それだけでもパワーは十分にもらえるわ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スサノオのその言葉通り、

 

 

ゆっくり深呼吸をして、

 

伸びをするだけで、

 

 

心の中に溜まっている、

 

穢れが祓われていくような気がする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それにしても、

 

なぜだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この場所はかつて、

 

 

様々なスピリチュアルカウンセラーたちに、

 

『最強のパワースポット』と紹介されたらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうなると大概の場合、

 

一気に観光客が押し寄せたり、

 

観光地化してしまって、

 

 

 

 

 

  

その神聖さや崇高さが失われてしまうのだが、

 

 

 

 

 

 

この場所にはそれはなく、

 

 

きっと昔から変わらないのであろう、

 

神聖で厳格な雰囲気が、

 

保ち続けられている。

 

 

 

 

 

 

 

ス「まぁこの場所を守ってくれている、

 

人たちの気持ちのおかげやろうな。

 

 

これだけ大切にしてくれて、俺は嬉しいよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スサノオはそう言うと、

 

大杉の近くに腰を下ろした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

合わせるように、

 

僕もスサノオの近くに腰を下ろす。

 

 

 

 

 

 

 

 

ス「毎日、ほんまに楽しいな」

 

 

 

 

 

 

 

スサノオは言う。

 

 

 

 

 

 

あ「はい、本当に。おかげさまで」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ス「お前にとっての『ヤマタノオロチ退治』は、

 

今、この旅なんちゃうかな?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ「なんですか、それ(笑)

 

どういう意味(笑)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ス「いや、まぁただの例えやけどさ(笑)

 

 

ヤマタノオロチ退治っていうか、

 

『やらなあかん時』っていうのかな

 

 

 

 

 

 

 

あ「どういうことですか?

 

もう少し詳しく」

 

 

 

 

 

 

 

ス「人も神もな、

 

 

生きていれば、必ず人生のどこかのタイミングで、

 

『やらなければいけない時』が来る。

 

 

それがいつになるか、いつ来るかは誰にも分からんけど、

 

『絶対に逃げてはいけない時』ってやつが」

 

 

 

 

 

 

 

あ「はい…」

 

 

 

 

 

 

ス「それが俺にとっては、

 

『ヤマタノオロチ退治』やった。

 

 

あの時までの俺は若く、

 

 

信じているものはあったものの、

 

まだ自分自身の存在を認められへんかった。

 

 

『自分が何者であるか』

 

 

その自分の価値を探し続けていた。」

 

 

 

 

 

 

 

あ「『自分の価値』…」

 

 

 

 

 

 

 

ス「そんな俺を認めさせてくれた出来事が、

 

あの『ヤマタノオロチ退治』やった。

 

 

あれ以来、俺は自分自身の生きる道に、

 

確固たる自信を持つことが出来た」

 

 

 

 

 

 

あ「そうだったんですか…。

 

神さまでも悩んだりするんですね…

 

 

 

 

 

 

ス「そりゃそうよ(笑)

 

 

君ら人間と一緒で、

 

悩んだり迷ったり、

 

そうして成長を続けてきたんやから。

 

 

何なら今もお前と一緒におることで、

 

俺はまだ成長を続けている」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ「そう考えたら、

 

僕ら人間も頑張らなきゃって思います…」

 

 

 

 

 

 

 

 

ス「別に頑張らんでええねん(笑)

 

 

それに何も『ヤマタノオロチ退治』みたいな、

 

大きなことをせんでもいい。

 

 

ただ、君らがそれぞれに生きるフィールドの中で、

 

昨日出来なかったことを、今日やってみる。

 

 

今までめんどくさくて避けてきたことに、

 

挑戦してみる。

 

 

そんな一つ一つの小さな『出来た』を、

 

日々積み重ねることが出来たなら、

 

 

いつか必ず自分だけの価値を、

 

見つけることが出来るから

 

 

 

 

 

 

 

あ「確かに今のこの旅、

 

そしてこうして、

 

スサノオさんとの日々をブログで皆さんに伝えることは、

 

 

今の僕に出来る一番のことです」

 

 

 

 

 

 

ス「そうそう。

 

 

だから、それが今のお前にとっての『やらなければいけない』時。

 

言うならば、俺にとっての『ヤマタノオロチ退治』。

 

 

一つ一つ積み重ねていけば、

 

素晴らしい未来が待ってるよ。

 

 

きっとこのブログすらも越えて、


 

さらなる大きな次の未来も、

 

待ってるはずやから

 

 

 

 

 

 

 

 

あ「ありがとうございます。

 

何だか改めて勇気づけられました」

 

 

 

 

 

 

 

ス「まぁこの旅も、ほぼ折り返し地点。

 

改めて、今の自分を見つめ直す良い機会になったんちゃうか」

 

 

 

 

 

 

 

あ「そうですね。

 

ていうか、一つ聞いていいですか?

 

 

 

 

 

 

ス「何や?」

 

 

 

 

 

 

あ「ヤマタノオロチ怖くなかったですか?(笑)」

 

 

 

 

 

 

ス「そりゃ怖かったよ(笑)

 

 

それでもあそこで逃げていたら、

 

きっとそれ以上の後悔や苦しみという『穢れ』が、

 

 

いつまでも俺の心を満たし続けていたんやろう。

 

 

そう考えると…、

 

 

あの時、逃げなくてよかったよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう言って二カッと笑った、

 

スサノオの笑顔は、

 

 

正しく乗り越えた男の顔をしていて、

 

最高に格好良かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ス「まぁとはいえ、大きなことはせんでいいよ。



俺も、お前も、


これを見てくれている皆さんも、


 

変わらず今出来ることを一つずつ、な」

 
この旅も、

 

もうすぐ後半戦。

 

 

スサノオさんと、

 

そしてこのブログを見てくれている皆さんと迎える、

 

 

これからの未来に、

 

 

胸は期待で膨らむばかりだった。

 

 
 
『スサノオと日本の神を巡る旅』。
 
明日はスサノオの奥さん、
 
クシナダ姫に会いに行きます☆
 
 
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