オーロラビジョンに登場スサノオ&小春で~す
影狼「……」
昼の『お昼にスサノオ相談室』に続いて、
本日2本目の【スサノオシリーズ】。
『スサノオと日本の神を巡る旅』。
時は昨日からの続き。
大阪は河内国一之宮 枚岡神社にて。
昨日は改めて神社参拝の基本を教えてもらったわけですが」
ス「俺、俺、俺の説明は、世界で一番わかりやすいやろ?」
じゃあそのついでと言っちゃ悪いけど、
もう一個聞いてもいい?」
ス「なんじゃい?」
あ「何でほとんどの神社の後ろには、
森があるんだい?」
あ「ちんじゅのもり?」
ス「古代から鎮守の森にこそ、
神が鎮まっていると言われている。
だから近年までは無闇に、
鎮守の森に立ち入ることも禁じられていたわな」
あ「なるほど。
そういう場所だったんですね。
じゃあそこ(鎮守の森)に立ち入れる神社だとしても…」
ス「ちゃんと神さんが鎮まっている場所だと、自覚して入らなあかんわな。
決して、騒いだりしてもいけない」
あ「了解致しましたm(_ _)m」
…と、
そんな話をスサノオとしていると…。
?「アーッハッハッハッ!!」
その鎮守の森の方角から聴こえてくる、
大きな、大きな笑い声。
ス「あーもう、うるさいうるさい」
あ「?」
スサノオの明らかに、
顔見知りに対する態度に、
一瞬疑問を持つと…?
アメノコヤネ「アーッハッハッハッ!!」
何が面白いのか、
なぜか大爆笑しながら、
枚岡神社のご祭神『アメノコヤネ』が現れた。
アメノコヤネ「アーッハッハッハッ!!アーッハッハッハッ!!」
あ&ス「………」
アメノコヤネ「イーッヒッヒッヒッ!!(腹を抱えてのたうちまわる)」
あ「この方、鎮守の森から来ましたけど…。
騒いだらいけないんじゃ…」
ス「本来はな…」
アメノコヤネ「オーッホッホッ!!(地面をゴロゴロ転がる)」
あ&ス「………」
…。
……。
………。
…………。
あ「スサノオさん…」
ス「…何や?」
あ「一つ聞いてもいいですか?」
ス「…大体予想つくけど、
…何や?」
あ「何ですか、このハッピーな神は?」
ス「…そう思うよな…。
これが、
ここ枚岡神社の主祭神『アメノコヤネ』。
笑いの神…って言うより、
『天岩戸開き』の時に美しい声で祝詞を唱えた神で、
本来は『祭事全般を司る神』のはずやねんけど…」
アメノコヤネ「イーヒヒヒヒヒッ!!」
ス「恐らくここで毎年行われている『お笑い神事』の積み重ねで、
こうなってもうたんやろな…」
アメノコヤネ「アーッハッハッ!!
って何!?スサノオ様!?なにしてるの!?!?」
ス「……おう……」
あ「(ス、スサノオが珍しくテンションが低い…っ!?)」
アメノコヤネ「いきなりどうしたんですか!?
って、ヒャハッ!何!?何!?
このおもしろ恐竜は!?」
ス「…まぁ日本は八百万の神やからな…。
中にはこんなん(アメノコヤネのこと)もおる…。
何か聞きたいこと…ある…?」
あ「まぁ…せっかくですし…。
あの…」
アメノコヤネ「はいっ!?うふっ、あはっ!!」
アメノコヤネは、
よく見ると中性的な見た目で、
男性なのか女性なのかよくわからない。
女性…?のような気もする…。
ス「ちょっとこいつが、質問があるんやって。
落ち着いて答えたれ」
アメノコヤネ「ふ、ふぅ~…(深呼吸)。
よ、よし…落ち着いた…」
あ「(ほんまに何やこの神は…)
『お笑い神事』もあなたも含めて、
どうしてここは、
そんなに『笑い』にこだわってるんですか?」
アメノコヤネ「真顔がキモい…(小声)」
あ「何か言ったか?(さらに真顔)」
アメノコヤネ「いえ…、ププッ…す、すいません…。
笑いこそが、一番日常的に効果のある、
『祓い』の行為だということは、
ご存知でしょうか?」
あ「『笑いが祓い』?
どういうことですか?」
アメノコヤネ「早い話が、
穢れ(気枯れ)てしまっていたら、
人間笑うことは出来ません。
怒っている時、腹を立てている時、
ストレスが溜まっている時、
心配や不安に包まれている時、
病気になってしまっている時、
人間は笑う気なんて起きません」
あ「まぁ、そりゃそうですよね」
アメノコヤネ「その逆に笑えている時は、
実は一番穢れが祓われている時なのです。
大爆笑している時、
仲間や家族と笑い合っている時、
何かを楽しんでいる時、
そこに怒りやストレス、心配事を始めとした『穢れ』はありません。
だから笑うことこそが、
一番の日常で行える『祓い』なのです」
あ「でも、さっき仰ってましたけど、
穢れている時は、
人間笑おうという気すら起きませんよね?」
アメノコヤネ「穢れていないから笑えるわけではなく、
『笑うからこそ、穢れが祓われる』、
ということもあるということです。
だから、何もなくても口角を上げてニコニコ。
しょうもないことでも大爆笑。
そんな自分がおかしくて、また大笑い。
そうすることによって、
結果的に穢れが祓われていくことは、
往々にしてあります。
だからこそ、私たちはこうして常に何もなくても、
どんな小さなことでも、
笑っているのです」
あ「(…ちょっと良いこと言うのが、何か悔しい…)」
ス「お前(荒川祐二)の負けや(笑)」
アメノコヤネ「ま、まぁっ…そっ…そんなこんなっ…でっ…」
あ「?」
アメノコヤネ「イーヒヒヒッ!!
あー面白い!!久しぶりに真剣に話してる私が面白い!!アーッハッハッハッ!!!」
あ「………」
ス「(笑)
まぁええがな、ええがな(笑)
お前も笑え、笑え!!とりあえず一回やってみぃ!!」
あ「アーッハッハッ(棒読み)」
アメノコヤネ「もっともっとー!!」
あ「アーッハッハッ!!(投げやり)」
ス「もっと大きくー!!」
あ「アーッハッハッハー!!」
アメノコヤネ&ス「みんなで一緒にー!?」
一同「アーハッハッハッ!!」
ス「せーの!!」
巫女さん「あの~…境内で、奇声を発せられるのはちょっと……」
あ「俺は踏んだり蹴ったりか!!」
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