障がい児・者の「性」を学ぶ会 《ゆいの会》 -7ページ目

障がい児・者の「性」を学ぶ会 《ゆいの会》

障がいのある人たちの豊かな生活を支援していくために、「性」について学びましょう

あっという間に10月ですもみじ

今年は、寒くなるのが早く秋が長く感じられます。

ここ最近、秋が短いと嘆いていましたので、今年はありがたいです。


10月ゆいの会は

日時:10月17日(土)13:30~15:30

場所:さくらハウス


「性情報(ケイタイ・スマホ・インターネット)」「性の商品化」について、皆さんと学びたいと思っています。

いまや誰でも持っているケイタイやスマホです。しかし使い方を押さえておかないとトラブルに巻き込まれたりすることがあります。青年たちはスマホを使い、支援者はカラケー?とてもついていけないわと思っている方も多いかと思います。

「生活をゆたかにする性教育」(千住真理子著)を使いながら、皆さんと一緒に学びましょう。


たくさんの皆さんの参加をお待ちしています音譜

8月ももう終わりですね。今年の夏は、前半は猛暑、後半は曇天の夏でしたね。

活動の秋を前に、今年の秋はどう過ごそうか、計画を立ててみてくださいね。


8月22日のゆいの会の報告です。

今回は、初めて参加の2名の方を含め8名の参加者がありました。、8人いるとやはりにぎやかに会を進めることができますね。


まずは、今年の全障研大会 第44分科会 障害のある人の性と生 の報告から。

共同研究者の木全さんのまとめのレポートをもとに話し合いました。

(1)重度障がい者の性と心の自立

重度肢体障がい者当事者の方の、性と心の自立との関係性についての報告。性風俗を利用すること、一時的な疑似恋愛を体験することは大切な時間とし、「保護される立場」がどこかで一歩を踏み出したいと勇気をもって発信を行う。

(2)高等部の「多様な性」についての学習実践報告

トランスジェンダーの当事者の方を交えての学習。自分のセクシュアリティに気づき、多様な性を肯定的に捉えた実践。

(3)カレッジ早稲田(高等部卒業後の青年たちの学びの作業所)

東京旅芸人(永野、任海、日暮)による「性と生」の学習を通して、青年たちが「性と生」を肯定的にとらえられるようになっていく実践。

How toばかりに陥らず、理論を学ぶことが大切。


今回も参加してくれたAくんの、近況報告。

自分の就労環境を整えるために、役所に出向き手続きを行った。これまでは、就労についてまったく関心がなかったが性を学ぶ中で、自分の生き方についても考えるようになってきた。

スポーツのカルチャースクールに通うようになり、余暇も充実してきた。彼女のBさんとの関係もBさんの心のよりそいゆっくりと関係をつくること。Cさんへの思いはまだあるが、心にしまい過ごしていくことに。


Aくんの成長ぶりに、性教育のもつ底力に毎回驚かされます。

たくさんの迷える青年たちに、性教育との出会いがあることを祈らずにいられません。



8月は暑い日が続いています。

松川は、この夏は神戸に研修に行きました。神戸はものすごく暑かったですよ。久しぶりの一人旅、満喫できました。。


次回のゆいの会は

8月22日(土)13:30~15:30です。


今回は、8月8日、9日に行われた全障研大会の報告をします。


東さんより

重度の肢体に不自由がある方の切なる思いを、肌と肌の触れ合いをしたいという思いを、人として当たり前の願いを障害があるため高い高いハードルになってしまっている現実を重く受け止めました。

その他、福祉サービスを利用した学びの作業所や高等部の実践を紹介したいと思います。


たくさんの皆さんの参加をお待ちしています。

福井も梅雨入りをして、うっとしい日が続いています。

体調管理をして、この時期を乗り切りましょうあじさい


6月ゆいの会の報告を東さんがしてくださいました。


6月20日のゆいの会は、参加者は4人と少なかったですが、その分充実した内容で話し合いが行われました。


まず、作業所からの実践報告をしました。先日紹介しました「生活をゆたかにする性教育」千住真理子著を使い、早速実践した2つ報告です
『快』の体験の実践。指導者が「この時間は、うれしい、ありがとう、たのしいなど気持ち意言葉を使いましょう」と言う声かけから。ホットタオル・クールタオル・ペアを作ってのハンドマッサージ・羊水温度を体験するの4つの快の体験をしました。記録をしていた4月から勤務のIさんは「快の体験をする前とした後の利用者の方々の顔つきが全く違っていて、にこやかな、落ち着いた様子だった。利用者さん方の笑顔がまばゆいばかりでした」と語り、Iさん自身も初めての経験だったそうです。   
この「快」の体験の繰り返しが、「不快」を認識し、性被害から身を守ることに繋がってきます。不快な感覚なくして、NO!と言えることができませんね。何度も何度も実践していただきたいを思っています。


 引き続いて『大人になったからだー大事なプライベートゾーン』の実践です。

内容として

①子どもと大人のからだの違い(みんなに質問形式で)

②プライベートゾーンってどこ?(水着を貼ってもらう+唇)

③「いや!やめて!」と言う練習(職員が利用者を誘う役になってのロールプレイ)

④紙芝居「じぶんをまもろう」(みんなで読む)⑤「助けて」と大きな声で言う練習

と言う流れで行いました。知らない人に「嵐のチケットあげるよ」と言われると「欲しいよ。どうしよう!!」と最後まで断れずに、悩んでいた人。「結構です。自分で帰れますので」としっかり断れた人などなど。紙芝居では「近所のおじさんが手をげんたくんの上に置き、ペニスを触り始めました」のところで、「イヤー!」「ヤダー!」の声が上がったそうです。自分のからだは、自分だけのものでかけがいのない大切なからだなのです。特にプライベートゾーンは大切と言うことをしっかり押えながらの実践は、「快」の体験と同様に「自分を大切にする力」を付けていく上でも欠かせないものだと思います。このような実践で自己肯定感が育まれていくのですね。この作業所では継続的に「こころとからだの話」の時間として位置づけられていて、今後の展開がとても楽しみです。


毎回参加してくれるAくんの件。4月にはこれからの夢は「収入をもっと増やすために、アルバイトがしたい。お金をためて、バイクの免許をとって乗りたい。」と語っていたAくんでしたが・・・。ついに行動に移しました。福祉サービスを利用して、就労に結びつけたいとして、今利用している地域活動支援センターの職員と一緒に「受給者証」発行してもらうために役場に行ったとのことです。許可が下りるかどうか分かりませんが、とにかく一歩を踏み出しました。自分の気持ちを話すことが苦手だったAくんでしたが、良き理解者が増えて、恋愛の話しだけではなく、進路のことも相談できるようになってきましたね。相談できる人が身近にいることの大切さをAくんを通して、私たちが改めて学んでいます。


次回は8月22日(土)を予定しています。


たくさんの方の参加をお待ちしていますキラキラ




暑い5月が過ぎ、雨の6月が到来です。

足羽河原のアジサイを見にいきましょう。


あじさい6月ゆいの会あじさい

日時:6月20日(土)13:30~15:30

場所:さくらハウス


作業所での(心地よさ体験)の実践報告をしていただきます。

皆さんとともに、この実践の内容を深めたいと思います。


皆さんの参加をお待ちしています音譜

4月中旬を過ぎ、桜はすっかり散ってしまいましたが、いつまでも肌寒く、春うららかな陽気とはなかなかなりませんね。


4月ゆいの会は、6人の参加で行いました。

まずは、Aくんの恋愛相談から。

20代のAくんの悩みを聞きながら、あれこれと知恵をだしあいます。施設のなかのトラブルメーカー的存在のBさんとの関係は、今後もあまりいい展開はなさそう、もうあきられめてとおばさんたちは口々に言いたくなりますが、反対をされるとますます燃え上がるのが恋心ですよね。

Bさんとの関係はさておき、Aくんのこれからの夢の話を。

収入をもっと増やすために、アルバイトがしたい。お金をためて、バイクの免許をとって乗りたい。

その夢を実現するために、まず何をすべきか。両親とは、夢の話を全くしていないらしい。

まずは、自分の気持ちを両親に伝え、バイト探しの協力を頼んでみることから。

何もぜずにもんもんとしているだけでは、何も解決していかない。

自分で行動をおこすこと。両親に話をする練習をたくさんして、いざ話してみましょう。

結果は、次回ゆいの会にて。


後半は、「第20回障害児・者性教育セミナーin名古屋」から

豊里学園 寺内一裕さんの報告、「そうなんや!ぼくらの体はミラクルボディ!!」~調べ学習に取り組んだ子どもたちと職員が学んだもの~をもとに学習会をしました。

中軽度の中高生男児の子どもたちとの調べ学習を通して学びあう実践の報告です。東さん大絶賛の実践で、いまある性教育の最高峰にあるのではと。

福井の地でも、いつかはこんな実践がでることを目標にがんばっていきたいです。


めがねチャン書籍のご案内

「生活をゆたかにする性教育」 千住真理子さん著

授業の指導案、教材紹介が豊富に掲載されてます。授業後の気づきと日本福祉大学 伊藤修毅さんの解説つき。

東さんお勧めの一冊です。


めがねチャン第23回石川セミナーのご案内

5月17日(日)10:00~15:30  石川県社会福祉会館

講演「思春期のこころとからだをはぐくむ」 季刊「セクシュアリティ」編集長 金子由美子さん 

分科会 高校の模擬授業 電話相談の中の性 障害児・者の豊かな性

分科会で、前川ちよのさんが報告します。

詳細は、東さんにお問い合わせください。


次回のたくさんの参加をお待ちしています。





おはな福井は、今が桜の満開です。しかしあいにくの雨の日曜日、足羽河原に来る人も少なかったですね。

来週の週末では、もう桜は散ってしまっているでしょうかおはな

次回のゆいの会は

4月18日(土)13:30~15;30

さくらハウスにて


先日名古屋で行われた、第20回障害児・者セミナーの報告を東さんがします。

児童養護施設、豊里学園から‘そうなんや!ぼくらの体はミラクルボディー!~調べ学習に取り組んだ子どもたちと職員が学んだもの~‘のレポートでは「学びの原点」である「調べ学習」が、子どものたちのものになっていけることを確認できました。

今現場でどのようなことができるのか、皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。


たくさんの方の参加をお待ちしていますキラキラ

今日は福井で春一番が吹いたそうです。

去年より18日も早いそうです。

この間まで大雪で寒い寒いと言っていたのに、あっという間に春ですね。

こんなに季節が極端なのも、地球温暖化の影響だとか。

これからどんなことが起こるのか、不安ばかりです。


2月14日のゆいの会は、4人と少人数の参加でしたので、4人でじっくりと話をしました。

皆で思い思いの話ができ、とても有意義な時間となりました。


最近のニュースから、福井であった新生児遺棄事件について

17歳の少女が一人で出産し遺棄しなければならなかった状況に、性教育の必要性が再認識されました。どうして避妊ができなかったのか、妊娠が発覚してから誰かに相談はできなかったのか。周りに支援する大人はいなかったのか。このような事件が起こるたびに、ほんとうに悔しい思いをします。

性教育バッシングにより、学校でのまともな性教育は1992年から2002年までしか行えていなかったと言います。これから、このような痛ましい事件が起こらないように、なんとしても性教育を進めていく必要がありますが、そのことに気がついている大人がどれだけいるのでしょうか?


そして、気がついて性教育に頑張っている心優しき皆さんの元気の源になれるように、ゆいの会はこれからも支援を続けていきたいと思います。

地道にしたたかに、しなやかに性教育の種をまき、花を咲かせていきましょう。

今年初めてのゆいの会を2月14日(土)13:30より、さくらハウスで行います。


東みすゑさんからの素敵なお誘いです。


人間すべからず「性的存在」、生きていく根本に「性」が存在します。

『性を学ぶことで、人は自分を大切にすることができる

性を学ぶことで、人はすべての人に優しくなることができる
性を学ぶことで、人はともに生きる喜びを知ることができる
性を学ぶことで、人は自らのまちがいに気づくことができる
性を学ぶことで、人はみんなが幸せに生きることを求める
性を学ぶことで、人は苦しむ人々の声に耳を傾ける
性を学ぶことで、人は学ぶことの楽しさを感じとる
性を学ぶことで、人はやっぱりり、人間ってすてきだなということを知る
性を学んでいる人は、人間が踏みにじられることをにくむ
性を学んでいる人は、いのちを瞳のように守る
性を学んでいる人は、こころとからだの学習を広げる
性を学んでいる人は、人間を大切にするために、たたかいの道を歩む』
浅井春夫著『子どもの性的発達論【入門】』,十月舎,2005,p.2より

今年も皆さんと一緒に学びを深めたいと思っています。



2015年度のゆいの会の開催予定です。

今年も皆さんの参加をお待ちしています。


(2015年の予定)
2月14日(土)13:30~15:30
4月18日(土)13:30~15:30
6月20日(土)13:30~15:30
8月22日(土)13:30~15:30
10月17日(土)13:30~15:30
12月19日(土)13:30~15:30

場所:さくらハウス
 (福井市網戸瀬町18-36)

参加費:会員→無料 非会員→300円(資料代)