障がい児・者の「性」を学ぶ会 《ゆいの会》 -8ページ目

障がい児・者の「性」を学ぶ会 《ゆいの会》

障がいのある人たちの豊かな生活を支援していくために、「性」について学びましょう

今年は、12月の半ばで大雪となりました雪

週末ごとに雪が降るので、休日は雪かきに追われますよね。

体がまだ雪に慣れていないし、水を含んだ雪をかくのは結構重労働ですにひひ


雪の合間の雨の土曜日、12月ゆいの会を行いました。

今回も、まずは個別相談会。若い男性の恋愛にまつわる悩みごとに、人生経験豊富な女性軍団があれこれアドバイスをしました。まずはじっくり考えてみて、自分が納得する方法で解決してくださいね。


12月7日に行われた、大阪堺市「せいかつをゆたかに」支援者セミナーの伊藤修毅氏の講演「障害者権利条約とセクシュアリティー」について東さんから報告がありました。

講演では、今年2月に発効となった「障害者の権利に関する条約」について、第23条家庭及び家族の尊重、第25条健康を確認し、また1999年の「性の権利宣言」をふまえ、包括的セクシュアリティー教育とは、健康・安全・安心の性的行動を選択する力を養う教育であり、「性的発達」を意識し、自己肯定感を高めることから、性的自己決定権の保障を目指すことであると話されたそうです。

分科会でも、豊里学園の進化し続ける性教育の報告があり充実した学習会になったそうです。


クローバーセミナーのご案内クローバー

第20回 障害児・者性教育セミナーin名古屋

日時:2015年3月8日(日)9:15~15:45

場所:日本福祉大学名古屋キャンパス

記念講演

 「障害児教育という名に値するもの」 鳥取大学 三木裕和さん

午前は記念講演、午後は分科会となっています。

詳しくは、東さんにお問い合わせください。


今回は、今年最後のゆいの会となりました。

来年の予定については、後日お知らせします流れ星





本日、家の前の道路にも今年初めて雪が積もりました雪

インフルエンザの流行のニュースも出ています。

いよいよ冬本番ですね雪の結晶


今年度最後のゆいの会です。

日時:12月20日(土)13:30~15:30

場所:さくらハウス


今回も参加者の皆さんの悩みや困り感などを出し合って、話し合いを持ちたいと考えています。

また、来年度の要望がありましたら、それも合わせて検討していきたいと思っています。


障害者権利条約が批准してから10ヵ月が経ちました。

12月7日、大阪堺で行われる支援者セミナーの伊藤修毅さん(日本福祉大学)の講演「障害者権利条約とセクシュアリティー」の報告もしたいと考えています。


皆さんの参加をお待ちしていますキラキラ

週末は気持ちのよい晴れ秋空が広がり、ほんとに今年は秋を堪能しています。

10月18日、気持ちのよい日差しをあびながら、ゆいの会を行いました。


同じ作業所で働く若いAさんとBくんを迎えて、彼らの話を聞きながら性について話し合いをしました。

日ごろ支援をしている私たちは、彼らにいろんなことを教えてもらいました。

もみじ気持ちをきちんと伝えること

AさんとBくんは、お互いパートナーがいますが、Bくんは以前からAさんに好意を持ち、Aさんの気持ちが聞きたくてしかたありません。Aさんは、家族と話すなかで思わせぶりな態度はよくないと考え、Bくんに自分にはパートナーがいるためBくんとは交際できないとはっきり伝えました。気持ちを伝えるに、まずは自分の気持ちを言葉にして、落ち着いて話すこと。相手の言うことを聴く力も大切ですね。


もみじあきらめる力

こと恋愛については、相手の思いもありうまくいかないことも多々あります。自分の思いばかりを押しつけるのではなく、時に自分の気持ちを収めあきらめることも必要です。あきらめる力をつけることは、心の大きな成長につながります。


もみじ避妊のことが知りたいのに難しくてよくわからない

性の話は聞くのに避妊がよくわからないという発言から、東さんのエプロンシアターのはじまりはじまり。

男性器と女性器を模したエプロンを使い、妊娠の成り立ちそして避妊について説明をします。(エプロンシアターの写真を撮りましたが、うまくパソコンに読み取れなくて掲載できませんでした。すみません)

エプロンシアターが終わると、Aさんから「わかった」と力づよい言葉。東さんも大満足です。


もみじデート支払いは男の子まかせ?

マンガやドラマの影響か、デートの時の食事や買い物の支払いは男の子が当然するものとい風潮があるよう。対等な関係を築くためにも、金銭的にどちらかに依存するような付き合い方はよいとは思えない。デートや友達とのつきあいのなかの金銭の使い方を身につけて行くことが大切。金銭の管理や使い方は難しいので、何度も何度も練習することが必要。


まじめで素直な若い二人。なによりそれを支援する大人集団が素晴らしいことがうかがえます。

よい大人にめぐり合えた若者は、ほんとに幸せです。

これからの成長が楽しみです。


おんぷ次回、12月20日(土曜日)は今年度最後のゆいの会です。

  皆さんの参加をお待ちしています。


秋まっただ中です。気持ちのいい日が続いています。

ひと雨ごとに寒くなっていきますが、季節の移ろいが感じられるのは素晴らしいことですね。


次回のゆいの会のお知らせです。

日時:10月18日(土)13:30~15:30

場所:さくらハウス


施設や学校現場での様々な性的問題で悩んでいる支援者の方と、参加された皆さんとともに支援の方法を話し合いながら、解決の糸口を探っていきたいと思います。


皆さんの参加をお待ちしていますハート


今年の夏は各地で豪雨の被害が相次いでいます。

いったい、この頃の気候はどうなっているのでしょう。


8月ゆいの会の報告です。

障害者施設の指導員、特別支援学校教員のお二人と、定例のメンバー4人とともにお二人の持ってこられた事例について話し合いをしました。


ヒマワリ成人男性の事例

ゆいの会で継続的に話し合いを進めている事例。障害者施設にて性的問題行動があり、1年前より性教育を受け、徐々に改善がみられ、春には交際する女性ともめぐり合いデートをするなど順調に見えていたが、最近また問題行動が発覚し、指導員たちに落胆の気持が広がっている。


問題行動はくり返される。

成長は、行きつ戻りつし進んでいくもの。問題行動はくり返されるものだと念頭において関わっていくこと。この事例でも、行動が変化し成長がみられるものの、心のコントロールがうまくいかない時もあり、まだまだ職員のサポートが必要である。

性教育は何度も同じテーマで実施していくこと。日々の変化を記録し、地道に対応をしていくこと。

他施設での実践を参考にすること。


問題行動の背景を明らかに。

本人が抱える問題、家族が抱える問題を把握して、問題行動につながる背景を明らかにする。その中から新たな課題が見えてくる。


学校での性教育の必要性を発信する。

学校を卒業後の実態と、成長期の学校生活のなかで豊かな人間形成のための性教育を実施してもらいことを要請する。それは保護者の願いであることも言い添える。


★一人の人に思いをつなげていくことは、9歳程度の発達年齢にならないと難しい。次々に好きな人を変えていく行動が奇異にみえたりするが、7歳程度の発達年齢だとすると、それは当然の行動と言える。

★恋愛感情に気持ちが引きずられて仕事ができないときには、心がつらいということは認めつつ、社会人として仕事をするためには、仕事ができなかった代価として工賃がもらえないということを教えていくことも必要。


ヒマワリ高等部女子の事例

次から次へと好きな人をつくり、性的問題行動をくり返す。地元に友だちにそそのかされ拍車がかかっている。自分を大切にできるように性教育をするが、なかなか伝わらなくもどかしい。


自己肯定感を育てる。

心地よい体験をする。ハンドマッサージ。肌のタッチング。で彼女のいいところ、できることを探し、一緒にやるなかで成功体験を積み重ねていく。人の役に立つ体験を重ねていく。毎日の積み重ねが大切。指導者とのほどよい距離感を保ち、お互いに負担にならない関係のなかで関わっていくことも大切。


避妊は必須。

周りにいる男子ともに避妊について学ぶ。いい恋愛とはどんなことか、皆で学びあうことも必要。


ヒマワリ参加者の感想

●毎月くり返し行われている性教育の時間があり、彼自身も変わってきていると思っていました。でも行動はくり返し行われるという気持ちで対応することで、こちらの気持ちも変わってくるんですね。

彼らの発達年齢を考え、様々な恋愛があっても「そうかぁ~」と受け入れてあげたいなと思います。


●ついついその子の先々まで考え入り込んでしまうので、できるだけ入り込まず長い目で子どもを見てゆきたいと思います。子どもは「くり返すもの」という言葉は、納得できました。また、子ども同士、いい男ってどんなんだろう?とか、みんなにとって最高の恋愛って何?など話し合ってみたいと思います。性教育や子どものとの付き合いの中で、いきづまることが時々あり困ってしまうことがありますが、いいヒントをもらいとてもありがたかったです。ありがとうございました。


今回参加いただいた皆さん、ありがとうございました。

皆さんで貴重な話し合いができ、本当によかったです。

次回も、たくさんの皆さんの参加をお待ちしています。









今年の夏は台風ばかりで、真夏の太陽はどこに行ったのでしょう。

気温が高くなく、過ごしやすいのはいいのですが・・・。


次回のゆいの会のお知らせです。

8月23日(土)13:30~15:30

さくらハウスにて


こころに大きな傷を抱えたこどもの事例と前回に引き続き施設からの問題提起をしていただき、みなさんと一緒に学んでいきたいと思います。


たくさんの参加をお待ちしていますキラキラ

あっという間に7月になりました。

暑くなります。熱中症には皆さんお気をつけください。


6月のゆいの会の報告です。

参加者は施設職員、寄宿舎指導員、メンバー4人の計6人でした。


(障害者施設での男女交際について)

●前回からの継続の事例の経過報告

職員がデートプランを作り、女の子とその母親と相談している。女の子は、相手のことが大好きで早くデートしたい、将来は結婚したいと考えている。男の子は、女の子の持っているスマホを使いたくて付き合っているふしはある。

現在は、作業中にイチャイチャしなくなった。


●今後の見通し

①お金を使わない、午後の2~3時間公共の遊び場に行くデートをする。

②女の子は、少しずつ男の子の様子を見て、経験を積み重ねながら、人を見る目を養っていく。いろんな男性がいることを知るとよい。

③男の子は、自分で使えるお金がない現状をどう改善していくか。


(施設で性教育を行うことについて)

この二人の男女交際が発覚してから、交際禁止、性教育禁止の雰囲気が漂い性教育ができなかった。しかし、姓被害を受けてきた30半ばの女性利用さんから、性教育をしてもらえないから施設をやめるという申し出をきっかけに、性教育が再開した。

前年度と同じ内容の性教育だったが、参加者を募ると問題行動があった男性利用者が真っ先に希望をしてきた。この男性にも、彼女ができ穏やかに交際を進めている。1年前は、警察にお世話になろうかと言われていたこの男性が目を見張る変化を遂げた。

「やはり性教育は魔法です。」


四つ葉参加者の感想四つ葉

おんぷ異性との交際を禁止しなかったことで、経験を積み重ねることができ、相手を見る目が養われていくことを再確認し、禁止せず見守ってこれてよかったと思いました。


おんぷスマホに対する発信がDVにつながっていると考えていなかったので、本でみんなで話し合いをしようと思います。


おんぷみんなが性の話を求めていることやそれをきっかけとして、大きく変わったメンバーがいて、本当に性教育は「魔法のようだ」とおもいました。





今回の報告は、東さん、前川さんの記録をもとに作成しました。

参加はできませんでしたが、記録からとてもいい話し合いができたのだなと伝わってきました。

性教育は魔法・・・・ほんとにそうですね。



6月に入り、早々に梅雨入りをしました汗

今年は、突然暑くなり、気持のよい春めいた日は何日あったでしょうか。

年々、春と秋が短くなってますね。

ジメジメする日が続きます、体調管理には十分気をつけたいですね。


6月のゆいの会のお知らせです。

日時:6月21日(土)13:30~15:30

場所:さくらハウス


どこの学校や作業所でもある男女交際や男女の距離感に対して、敏感に反応し、二人をを離すことに力を注いでいる現状があります。

今回は、このような現状について皆さんで話し合いたいと思います。


たくさんの皆さんの参加をお待ちしていますキラキラ


4月になっても、まだまだ吹く風は冷たいですね。

そのおかげで、今年は桜を長く楽しむことできましたねブーケ2

 

 

4月19日(土)のゆいの会の報告をします。

 

施設指導員、中学特別支援学級教員、その他現役教員2名、退職教員2名の6名の参加でした。

 

今回は、恋愛をテーマに皆さんであれこれ話し合いました。

性を考えていくうえで、恋愛は必須テーマです。

恋愛は、とてもほほえましいものですが、こと障がいをもつ人にとっては大きな壁になっているようです。恋愛というのは、人と人の内面的(精神的)なもので、二人がどのような恋愛関係にあるのかは、外見からははかり知れません。人の心を押しはかることが苦手な人にとっては、どのように恋愛関係を築いていってよいのかを知るのはとても難しいものです。また、とても個別的で人に語ることが気恥ずかしいテーマであるため、周りの大人もなかなか上手に伝えることも難しいようです。

そういったことから、目に見えるスキンシップや性行為が恋愛をすることと短絡的に考えて人目もはばからず実行し、いわゆる問題行動と扱われたりします。

社会生活でのマナーを守らせること、はては性交に至らせないことを理由に、成人に対して、「恋愛禁止」という人権侵害が当たり前のようにまかり通っています。

 

 

このような現実にどのように対応していくか・・・・。

 

①性的自己決定力を身につけること

まずは、性について学び、自分で選び決めることを学んでいくこと。

②就労時の、社会人としてもマナーを学んでいくこと

身だしなみやあいさつ、マナー、仲間との関係、恋人との態度など自分もまわりも心地よく仕事に励めるために必要なことを、身につけていく。

③余暇の過ごし方を学んでいくこと

就労と余暇を充実させて豊かな人生にする。仲間たちとのレクレーションを計画すること、模擬デート、さまざまな催しに参加することなど、余暇の過ごし方を学び、充実した余暇を過ごす。

④保護者の協力を得る

余暇の時間を充実させるためには、保護者の援助が必要。恋愛に対する保護者の考えを確認し、双方の保護者の連携も必要。

⑤結婚も想定し、支援体制をつくる

 

 

滋賀県のMMK(もてて もてて こまっちゃう)サークル

 

このサークルでは、服装点検、持ち物点検、皆でカラオケや旅行に行くなどの活動をしているそうです。まさに今回、話し合った内容にタイムリーです。福井でも、このような余暇に行える活動ができるといいですね。

 

 

チューリップ赤皆さんの感想チューリップ赤

 

マイメロいつも前向きなアドバイスをありがとうございます。人生、ただ仕事をしていれば楽しいのか。という言葉から、皆、家族の為に働いていたり、遊ぶために働いていたりするのだから、あらためて障がいがあっても同じだと改めて思いました。働くモチベーションという点においても大切なことですね。お母さんを巻き込んでというのは初めてですが、やってみようと思いました。

 

 

サザエさん今回はどうもありがとうございました。以前もっていた子達の生活を思い浮かべながら聞いていました。施設指導員さんのお話は、時々電話がある20才をこえた卒業生の悩みとよく似ていて、どうしているかなぁと思いました。いろいろなお話が聞けてよかったです。今年は今までとはちがう、知的に遅れのあまりない子とかかわっているので、別のことで悩むことが出てくると思います。これからもよろしくお願いします。

 

 

 

参加者の皆さんありがとうございました。

 

 

 

次回も、たくさんの参加をお待ちしています音符

 

新年度がスタートしました音符

今年度もゆいの会をよろしくお願いします。


4月ゆいの会のお知らせです。

日時:4月19日(土)13:30~15:30

場所:さくらハウス


現場での悩みを皆さんで共有しながら話し合っていきたいと思います。

特に、職場や学校での男女交際のあり方をどのように支援し、見守るかを中心に話を進めたいと思います。

たくさん方の参加をお待ちしていますキラキラ