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車で子が泣くとソワソワ
子どもが車の後部座席で泣き出したら。
きょうだいでケンカを始めたら。
イラっとする
ソワソワ焦り出したりする
そうなる方はいらっしゃいませんか？
私がまさにそれでした。
これに気づくきっかけがあったのでお話しますね。
空気を読む母
先日、ひーさん（安藤壽子さん）と動画でお話してね。
こうやって聞かせてもらいました。
動画全編はこちら
【タイプ別】ハラハラ・ドキドキさせる子どものタイプの扱い方
コミュニケーションカラー
まずタイプ別ってなに？と思った方にこちらで補足。
協会で使っているコミュニケーションカラーについて補足しますね。
全部で４つのカラーは、人が持っているキャラクターを表しています。
自己主張や感情表現の仕方によって分けたものです。
「赤」はしっかり者タイプ
ルールに従って効率よく最短距離で成果を出したい
「黄」はムードメーカー。
自分のやりたい！に即行動し注目を浴びていたい
「青」は学者タイプ。
納得できるかどうかが大事で根拠や目的を知りたい
「ピンク」はサポーター。
人とのつながりを重んじて和やかに人間関係を進めたい
昔の戦隊ヒーローを思い出すと、イメージしやすいと思います。
この４つのタイプは、アニメや小説を見ていると必ず出てくる、基本的なキャラクター。
だれしも４つの資質を持ち合わせていますが、そのバランスによって特徴が出てきます。
車内での出来事
ライブ配信が終わった後。
たまたま子ども下３人を連れて、子ども会用の注文してあったお菓子を取りに、車で30～40分の駄菓子屋まで向かったんですね。
すると途中、車内で小２三男と年中長女のケンカが始まり。
長女は泣きだしました。
なかなか止まりません。
私はイライラする気持ちと、なんで泣かせるのよとため息をつきたくなる気持ちになりました。
すると、バッとフラッシュバックが起きて、ある出来事を思い出していました。
私も小さいころ、よく父が運転する車の中で兄や弟とケンカして。
私が泣くもんだから、
「泣くな！」
「はよ泣き止め！」
「ケンカするな！」
と父によく怒鳴られたことを思い出しました。
私が泣けば泣くほど、父はどんどんイライラしていく。
「泣くな！」
って言われるのも私は怒られたと感じて、どんどん悲しくなって涙が溢れます。
父が怒鳴ると怖くて萎縮しちゃうのもあった。
最終的には声を殺してヒックヒック。
ハラハラしている様子の母が見えます。
母は私を諫めます。
「お父さん運転しづらくなるからケンカはやめて」
「ほらゆかりそろそろ泣き止んで、もう終わったやろ」
こんなようなシチュエーションでした。
何を大事にしていたか
ひーさんとそうやって話したあとだったからね。
父（赤）が怒らないように、イライラして運転が荒くならないように。
事前に止めようと母（ピンク）は必死だったんだな
車という密室の中、楽しいところへの移動の中。
空気を壊したくない、機嫌の悪い父の姿を見たくない母だったんだなって分かった気がしました。
母は、子どもが泣くと父がイライラし出すのが分かってる。
運転手である父を怒らせないように、しいては車の中の空気を悪くしないように、そして安全に行きたかっただけなんですよね。
あぁあの時母は何よりも空気を読んでたんだ～って思ったらスッと少し怒りが抜けました。
でも、ずっとずっとそれに納得がいかなかった私。
こうやって残ってる、思い出すくらいだからね。
父にも母にも怒られて…私には味方がいない、と思いました。
車の中だから逃げ場もない。
反抗したとして、父が怒ったら置いてかれるのもありえそうなくらい。
「言うこと聞かん奴は車から降りろ！」
ってすぐ言ってたから。
子どもにとったら死活問題よね。
なんで、お母さんはお父さんが怒るかどうかが一番大事なの？
お母さんは、私を守ってくれない…
お父さんもお母さんも私のこと大事じゃないんだ！
って風に私は思っていたんです。
私はこうしてほしかった
でね。
そこで当時の私は、本当はどうしてほしかったんだろうってゆっくり感じてみました。
あぁ泣いている私を見てイライラする父から、母に守ってもらいたかったんだな。
泣き止ませようとしないでほしかったんだな。
泣いている私に寄り添ってほしかったんだな。
父母に優しくしてもらいたかったんだな。
私のこうしたかった…という欲求を運転しながら感じたら、我が子に、
「早く泣き止んで」
「もーケンカしんといて！」
とイライラすることもなく、当たり散らすこともなくいられました。
今回、ひーさんとの配信がなかったら…このことに気づかなかったかもしれません。
私が、父母に怒られるから早く泣き止まないとって思ってきたこと、それを子どもたちにも課していたこと。
カラーを知ることで、あの時車の中で母が何を見ていて、父が何を見ていて、どうしたかったのかに気づけたこと。
お父さんもお母さんも嫌いだ！
って私の良いように解釈していたけどね…
父は、早くに目的地に着きたい。
母は、空気を一番に感じ取り、車の中のみんなの居心地を気にしてて。
（その中でも運転手が心乱れたら困るから気にしてて）
私は、怒られたから私はダメなんだと凹みまくって。
それぞれの特徴がでていただけだったんだなってことをやっとこ30年以上かけて知りました。
それが正しいか、正しくないか、ではありません。
そう思えることで、私はとても救われた気がしました。
誰も私をダメだって思ってたわけじゃないんだ。
あの時、お父さんとお母さんは私と大事にしたいものが違ってただけだったんだ
って。
過去の解釈が変わるとね、すごくあったかい気持ちになりますよ。
そして、私としても自分をハグハグして、子どもたちに怒らずにすみました。
過去のトラウマ
もしかしたら、私のように過去のトラウマが関係していることも
あるかもしれません。
でも、上でもお話したように過去の解釈が変わると、自分にとって癒しになったり、これまで抱えてきたモヤモヤが晴れたりするんです。
そこで感じたこと、自分で抑えたことを子どもにも求めていたりしたことにも気づきました。
コミュニケーションカラーを知ると、過去の家族の行動の理解に繋がります。
なんであの時お父さん、お母さんはこうしたのだろう。
納得いかなかったことにカラーで説明がつき、自分の気持ちにも自分で寄り添ってあげることができます。
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