マルセイユ・ティモン病院留学日記 -3ページ目

友人たちと、

手術のない日は、だいたいPhD研究者や、神経生理の先生方とランチをします。もちろんみんなフランス語で話しています。一応フランス語を習っておりますが、一向にそしてそんなにすぐには上達はしません。そんな時、だまって食事をするのもなんなんで、数少ないフランス語で奇襲をかけます。
たとえば、ドンク、っていえば、みんな見てくれます。フランス人はよく使いますが、ドンクというのは、doncでして、だから、というわけで、てな意味です。要は話しをまとめるときに使う単語です。後よく使うのは、エスクー、、、Est-ce que、こちらは疑問文の文頭に来る単語です。何かたずねるときに使います。このような少ない単語を用いて、相手をひきつけ、そしてそこまできたら、あとは数少ない、フランス語そして話しに詰まったら、もちろん英語。。こんなのありかなって思いながら、話しています。今日もアナイスに僕のフランス語はコムサばっかりだって、言われてしまいました(笑)

頚動脈穿刺

SEEGの手術には、脳血管撮影が必要となります。ちょうど私が電極の留置の計画を立てていたところ、脳外科医のローマンよりちょっときてくれないとお声がかかりました。通常、こちらでは、脳血管撮影を頚動脈穿刺で行っています。頚動脈穿刺は、私が地方の病院に出向しているときに上司より教わったもので、非常に簡単である一方、頚動脈を損傷しかねない危険性があります。もちろん、日本、そしてアメリカでもやってはいけない手技であると思っておりました。ここマルセイユでは過去200例以上頚動脈穿刺をSEEGのときに行い、一例も合併症がないようです。これも驚きですが、ちょっとこれは見習うに抵抗があります。
話しを戻しますが、彼が10回以上やっても頚動脈があたらない、そしてそこにはエコーまで用意されており、状況をみるとすぐにわかりました。ローマンにちょっと手伝って、ていわれました。しばらくやってないからなと思いながら、手袋をはめてやってみると、なんと一回でうまくはいりました。私がプランニングしている間、およそ1時間トライしていたようなので、本当にご苦労様でした。特に今日はレジス先生が不在でしたから、無事に終わりほっとしました。

花の都 パリ

マルセイユよりTGVにて3時間、所用があるついでについに今週末パリに来てしまいました。やはり、世界中の人の憧れの街ではないでしょうか?食・芸術・建築・ファッションなどすべて人類の文化の歴史を感じられる街です。パリに着くと、あちこちに日本人の姿、や大勢のツアー観光客など日本語が耳にはいるのでちょっと落ち着きます。石川啄木のふるさとの訛なつかし停車場の人ごみの中にそを聞きにの気分になりました。
さて、凱旋門、シャンゼリゼ通り、エッフェル塔、オペラ座など一通りパリの観光地を回り、私は絵画が好きですので、もちろん一日ルーブル美術館、こちらは最高です。今まで、エルミタージュ(サンクトペテルブルグ)、メトロポリタン美術館(ニューヨーク)など行きましたが、こちらの規模は同じように大きいです、また建物も非常に芸術性を感じられます。もちろんモナリザを見ましたが、モナリザの周りに多くの方が群がっており、なかなか見るのに苦労しました。

パリにきたら、オペラ座近くのサンタンヌ通りにはぜひ、懐かしい日本食やさんがたくさん並んでおり、懐かしい日本を感じることができます。
マルセイユ・ティモン病院留学日記

レジス先生

オーラを感じる人がいる。まさにこの先生にはオーラがある。目つき、人との接し方、話し方、すべてからなぜかオーラを感じる。
レジス先生はティモン病院の機能脳神経外科の教授をされている。主にガンマナイフと電極留置が彼の仕事である。このところ彼と一緒に仕事していることが多く、彼から学ぶところが大変多い。時間を無駄にしない、。常に、忙しくしているし、考えているときは一生懸命考えている、真剣である。たとえば、先日一緒に食事にいったときのこと、ひたすら食堂まで早足で歩く、私など走らないと追いつかない。なぜですかと聞けば、歩いている時間がもったいないと。この発言には驚いた。だからといって食事はゆっくりと会話を楽しみながらする。そして大変教養深くいろいろなことをしっている。まあ医学以外にも文化やら歴史、芸術まで幅広い教養を持っている。俗に言うオタクではなく、一般常識のことであるが、守備範囲は広い。ワインの話しをすれば、ひたすら話し続けるし、医学のことはもちろん、日本文化のことまで、まあたいしたものである。食事が終われば、とたんまた早歩きで病院にもどり、パソコンの上で何やら執筆を始める。時間を無駄にすることなどありえないのだ。
さらに相手に求めることも高度である。たとえば、週明けまでこれをやっておいて、完成し提出すると待っていたかのように次の課題、そして次。。今週はずっと彼のペースである。完全に吸い込まれてしまった。ただ、彼が見据えているものは本質に近いものだろう、それはいわゆる彼の発言、行動などすべてからそのように確信してしまうのだろう。

おかあさん

マルセイユにある唯一の日本家庭料理やさん、その名もおかあさん、COURS JULIANの飲み屋街のほぼ中心にあります。周りが、アイリッシュバーやフレンチのお店ですが、その中で、日本語で定食という旗があるのがうれしいです。
昨日はふみさんと一緒にいきました。すでに予約がいっぱいで軽くアペリティフを楽しんでから、結局おかあさんに入ることができたのは10時ちかく。。こちらは澄江さんという、こちらに住んで6年、いろいろ困難を乗り越え、お店をオープンさせた頑張り屋さんのお姉さんが経営されています。初めてきましたが、エビスビールから日本酒まで、そして枝豆から親子丼まで、日本の懐かしい味を思う存分楽しめます。久しぶりに体にあった食事を楽しみました。そしてやっぱり日本酒。あまりに美味しくて、何杯もいただいてしまいました。お店を閉めてから、澄江さんなど従業員もわれわれに加わり、そしてワインやら賄いも振舞っていただいてしまい、結局お店を出たのは2時過ぎでした。異国の地で食べる日本料理は最高でした。がんばってください、澄江さん。

日本家庭料理 おかぁさん  Cuisine japonai familial OKAASAN


バルトロメイ先生

彼は、今の私の上司であります。神経生理の研究においても、てんかんの医療に対してもすばらしい知識と経験をもっております。彼は、長身で、ウエーブのかかった髪を持ち、甘いマスクを持ちいわゆるフランス人を感じる先生です。カンファレンスでは、フランス語で冗談を織り交ぜならも、彼の口から発する一言一言がどれも含蓄のある言葉に聞こえます。
特に彼のすばらしい点は、一番早くに病棟に行き、すべての患者の情報を取り、今日のその患者のプランを立てているところです。それが一連の頭蓋内評価の流れの中で一貫しています。病棟に行くのは当たり前としても、それ以外に彼は神経生理部門の教授であり、学内の会議、対外的な会議、そして週二回の外来、さらに論文執筆、そして研究者との打ち合わせなど本当によくこんな仕事をこなしているなと感心してしまいます。論文執筆では、一流誌にほぼ数ヶ月に一回といっていいほどの論文を出しております。私など彼の足元に及びませんが、まだまだ働く余地はあるなと思います。
また外来も一度見学させていただきましたが、彼がてんかんの患者に接する態度はとてもやさしく、時間をかけて話しております。もちろんフランス語はすべて理解できない私ではありますが、こういう優しさは言葉を超えて伝わってきます。
てんかん’語る’には、論文を読むことや論文を書くことなどの机上のことだけではいけないと思います。初診からいかに患者と同じ時間を過ごし、一緒に治療を行ってきたか、これがいかに大事なことか。なぜならすべてのフローに時間がかかるからです。それは以前より私もうすうす感じてきたことですが、まさに彼はそれを実践している、そこが一番尊敬できる理由なのかもしれません。

困った人

世の中には困った人っているものです。
まずは、迷惑をかける人。。最低限人に迷惑をかけるなって感じです。
次に、約束を守らない人。。これも人間関係におけるマナー違反だと思います。
そして、一見いい人に見えて、実は悪い人。これが一番困ります。だまされてしまいますので。
自分を含め気をつけようと思います。



周波数解析

今、こちらで主にやっている仕事。脳波の周波数解析です。おそらく脳波(特に頭蓋内脳波)を見る上で、これがこれからポイントになると思っております。一見一本の線のように見える脳波もいろろな周波数の脳波を含んでおります。その複合された情報をどのように解析するのか?これが一番大切になるかと思います。ご存知の方も多いと思いますが、脳波には周波数帯域に応じて、デルタ、シータ、アルファ、ベータ、ガンマなどに区別されますが、大きい波を見ることは人間の目では容易ですが、細かい波を見るためには特殊な脳波解析をしなければならないと思います。細かい波を見ようとすると大きな波も見づらくなるので注意が必要です。大きなものと小さなものを一緒にみる。。。なんとも難しいことです

マラソン

日曜日、自宅からマラソン。カステラーンから、プラド、そして地中海の海岸沿いをずっと走りました。途中下のような地中海の光景を眼前にみることができました。海がとても青く、そして建物が白、橙のプロバンスカラーで気分も最高でした。
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ここは、ミシュラン1つ星のレストランらしい。
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最後は、ビューポー経由でカステラーンまでもどりました。計2時間、約8キロのコースです。途中歩いたり、お店のメニューを見たりしたので時間がかかりましたが、なかなかいいコースでした。

深夜まで

ふみさんに誘われ、フランス人たちと親睦の会に参加してまいりました。土曜の夜、
Notre-Dame du Mont - Cours Julienで待ち合わせ、いってみると10人近い人たちがすでに集まっていました。もちろん、フランス人がほとんどですが、メキシコからきたマルセラさんもおりました。マルセラは、日本に2年すんだことがあり、さらに韓国にも3年住んだというアジア大好きな方です。しかも、彼女、スペイン語を含め、日本語、韓国語、英語、フランス語を話す大変優秀な方です。彼女はとても親切で、日本の思い出や、いろいろ彼女が見て回ってきた国のことを話してくれました。彼女の性格を一言でいうなら、明るい!!。そしてけして不満や、文句などいわないことです。日本で働いていたときも仕事を首になったとき、でも仕方がないよ、日本語話せないんだから、でも楽しかったよーっと語ってくれました。この明るさ、大切です。彼女がいうに、アルコールそして、友人それだけあれば楽しんだから。ってそれだけじゃないよっとも思いながら、説得力のある言葉に聞こえました。結局深夜3時近くまで笑い、語らいました。