日時:2025年10月3日
コース:秣岳登山口→須川温泉→産沼→栗駒山→天馬尾根→秣岳→秣岳登山口

(秋田県)

秋田県境付近の湯浜峠から眺める栗駒山ですが、朝方は雲がまだ残っていましたので、下山後に再訪し当日歩いた秣岳~栗駒山を眺めました

秣岳登山口です。今回も登山口付近の駐車箇所に車を置いて須川温泉まで車道を歩き、紅葉の栗駒山~草モミジの天馬尾根~秣岳と周回します

須川コース登山口から振り返り見る、須川温泉です。今年は紅葉が遅れ気味で今週が見頃らしいので、当日は平日にも関わらず朝早くから登山者が多いです

草モミジの名残ヶ原です。付近は色ついて黄色くなっていて正面に栗駒山頂と剣岳(右)が見えます

産沼コースと須川コースの分岐(苔花台)ですが、須川コース(昭和湖コース)に「火山ガス発生につき進入禁止」通行止めのゲートが有りました。3年前(2022)の紅葉時期は昭和湖まで期間限定で開放されたのですが、今年も閉鎖されたままです。また木歩道の再整備工事中のようで、工事金額が5180万円の大工事のようです

産沼コースは、三途の川を飛び石で渡渉横断すると、「四苦八苦の坂」と言われている展望の無い急坂が続きます。その後は、産沼を過ぎると視界が開けるので栗駒山の北側斜面の紅葉が楽しみです

紅葉し始めた産沼付近から眺める栗駒山頂方面です。産沼付近は以前は静かな所でしたが、昭和湖コースが通行止めになってからは登山者が多く休憩出来なくなりました

紅葉が見頃になった栗駒山の北側斜面です。産沼を過ぎると、紅葉の栗駒山の北側斜面が見えましたので、この後、山頂まで続く紅葉を堪能しながら登ります

振り返り見る歩いてきた北側(産沼コース側)には、「神の絨毯」と言われている紅葉が広がります。遠く北東側に以前登った烏帽子山と祭畤山と高檜能山が並んで見えます。高檜能山の上遠くに早池峰が微かに見えます

栗駒山の山頂を見上げます。ここから北側斜面の急な登りで、山頂まで続く紅葉した低灌木と笹の中を登ります。左側スカイラインに宮城県側からの登山者(↓)が見えます

栗駒山(1627m)山頂です。私は紅葉時期に毎年来ていて昨年に続き今年も晴れです。朝早く登ったのに、宮城県側(イワカガミ平)からも次々と登山者が登って来きていて混んでいました。人が途切れた瞬間に山頂写真を撮り、速やかに今回の目的地の天馬尾根・秣岳へ縦走します

振り返り見る栗駒山頂です。右側は宮城県側(イワカガミ平)からのコースです

振り返り見る宮城県側(イワカガミ平)からのコースです。栗駒山の山頂部の紅葉は遅れていましたが、やっと色付き見頃になっていました

登山道脇にハクサンシャジンが咲き残っていました。珍しくシャジンの花が反り返り大きく開いていました

縦走路分岐(十字路)の天狗平への道で眺める「天狗平」と御駒岳と秣岳です。なお天狗平の須川(昭和湖)コースには進入禁止の看板が有ります

天狗平付近から振り返り見る栗駒山方面です。栗駒山の北西斜面全体が紅葉してきていますね

御駒岳付近から眺める昭和湖です。周囲は木歩道の再整備工事中のようで資材が点在しています。※昭和湖の水が1996年の「秋田・宮城県境地震」以降白くなっていましたが、以前のコバルトブルーに戻ったようですね。早く昭和湖コースの通行止めが解禁になって見に行きたいですね

御駒岳付近から眺めるこれから行く草モミジの天馬尾根~秣岳です。秣岳の上に鳥海山が見えますのでズームで見てみます

御駒岳付近からズームで眺める、草モミジの天馬尾根の岩峰展望所と秣岳としろがね湿原と鳥海山です

草モミジの天馬尾根から振り返り見る御駒岳です。草モミジは紅葉時期より早めが輝いていますので、早めの観賞が適期で時期が遅れると枯草に見えてしまいます

草モミジの天馬尾根~秣岳方面です

低灌木の紅葉と草モミジが続く天馬尾根は、気持ちの良い草原歩きです

天馬尾根の池塘と草モミジの草原です

天馬尾根・しろがね湿原の草モミジです。正面は岩峰展望所で360°の大展望です。私は、「天空の休憩所」と言われるこの草原の中での休憩(ランチタイム)がとても気に入っていますので、今回も大休憩をしました※写真は人が途切れるのを待って撮りました

360°の大展望の岩峰展望所から、振り返り見る栗駒山と御駒岳です。この岩峰は誰もが必ず休憩する所のようで、当日も多くの方が休憩していました

天馬尾根の岩峰展望所から振り返り見る、歩いて来た草原です。岩峰展望所付近の紅葉は日本庭園のようです

岩峰展望所から眺める、南西側の禿岳~虎毛山~神室連峰の山々と高松岳などです。3日前(9.30)に登った虎毛山が見えますのでズームで見てみます

3日前に登った虎毛山と山頂避難小屋です。もう少し紅葉が進むと、山名の由来と云われている、幾筋もの沢が虎のしま模様に見えるそうです

天馬尾根の岩峰展望所から眺める、秣岳です。展望を楽しんだ後は秣岳へ行きますが、一旦、展望の無いサラサドウダン街道を下り通ります

秣岳(1424m)への登りで振り返り見る、御駒岳としろがね草原と岩峰展望所ピークです

秣岳(1424m)山頂から眺める北側の焼石連峰方面です。この後、正面に焼石連峰と足元に須川湖を見ながら足場の悪い急斜面を下ります

秣岳登山口へ下る途中の露岩帯に咲く続くリンドウです

秣岳登山口へ下る途中の露岩帯に、春に咲くキスミレがポツポツと咲いていました

秣岳登山口へ下る途中の露岩帯で振り返り見る、ピラミダルな秣岳と栗駒山・御駒岳(左)です。この後、展望の無いブナ林を下ると程なくして秣岳登山口です
余談・紛らわしい名板

須川温泉先の「おいらん風呂」の上の「賽の磧・さいのかわら」への、昔から有る道標の名板が「賽の碩」ローマ字表記「さいのせき」になっています。他の現地標識では「賽の磧」で、蔵王の「賽ノ磧」と同じ表示です。岩手県の栗駒山現地案内板や地図も「賽の河原」か「賽の磧」で同じ読みです。
碩(せき)は間違いのようですが、近年でも「賽の碩」と書いている公的機関が有ります。何故でしょうか?
※碩とは、おおきい/すぐれているなどの意味(資料より)