自身恋愛史 -6ページ目

安易な思考回路だったんだと思う

「付き合ってくれ」



いきなりすぎて、どうしていいのかわからなかった。

彼は、明るくて陽気で面白くて、いっつも笑顔でいる人だった。

見ていて、飽きないし嫌いじゃない。

彼がなぜ、私を選んでくれたのか分からないし、もっと可愛い子だって仲のいい子だっているのに。

彼を好きかどうかというよりも、正直、彼に告白されて嬉しかった。


ただ、嬉しかったから。

ただ、それだけの事で私は頷いて彼に返事した。





私の返事を聞いた彼はいきなりキスしてきた。


っ!?|(゚Д゚〓゚Д゚)


い、いきなり!!

こういう展開は初めてだ。

私の頭の中は、まだ早いと思う気持ちと、付き合うことを了承したんだからと思う気持ちで交錯していた。

そんな私の気持ちなんて知らずに、彼は、硬く閉ざした私の唇の間に舌を入れようとしてきた。



っっ!?!?!?!?!?!?!?


さすがに、そこまでは出来なかった。

私にはそんな勇気無かった。

まだ、自分の気持ちに確かなものはなかったし、彼の事なんにも理解なんてしてなかった。

「体育館の裏」じゃなくて「階段」で

ウッチーと初めて会話してから、そんなに日にちは経っていなかった。

あれからも、数回話をした。

でも、まだ友達と呼べるほど親しくなった気はしていなかった。



「今日、帰りのSHR終わったら、階段とこ来て。」



ウッチーにいきなり言われた。

ウッチーはその言葉を私のそばを通るときにスラって言って

私が彼の顔を見る前にどっかに行ってしまった。


女の友達にウッチーに言われた事を言ったら、「それ絶対告白だよ!」って。

友達のその言葉に、私は否定的だった。

だって、まだそんなに親しくないし。

付き合うとか考えられるような関係じゃないよ。


そんな気持ちを抱きながら、彼が先に教室を出るのを待って私も階段のとこに行こうとした時

友達に肩を叩かれ、振り返ると、笑顔で私を見送ってくれた。

私は正直、苦笑いだった。


階段のところにいる彼に近づいていった。

人には見られない、屋上の入り口近くの踊り場に連れて行かれた。

彼は、私に言葉を言わせる間もくれない程、その場に着いた途端に


「付き合ってくれ」


友達に言われたとおりになってしまった。

嬉しいというより、驚きとどうしようという不安が大きかった。

もっと積極的になりたいものです

クラスでは席替えもあったりして、色々な人と話が出来るようになっていった。


クラスの中には不思議とリーダー的存在が出来るもので、

 男子では、背が高く茶髪で陽気で、誰とでもすぐに仲良くできるウッチー

 女子では、見た目はギャルだけど、しっかり意見言えて行動するアキ

という子だった。


アキとは喋ったりして仲良くしてた。

こういうリーダー格の子は、私にはないものを持ってるから好きだ。


ウッチーとは会話もしたことが無かった。

それでも、面白くて陽気で常に笑顔でいる人だなという印象は強かった。

そんな彼と初めて話をしたのは、数学の自習時間だった。


「ねぇ、この問題教えてくんない?」


いきなりだったから、驚いた。

私に話しかけてきてる…?よね(#ノ゚Д゚)ノ…ドウシヨウ


初めは戸惑っていて「うん」とか短い言葉でしか返せなかったけど

話しているうちに、楽に話せるようになっていく自分がいた。

たった10分15分程度の会話だった。



話せればもっと仲良くなれる。

そんな事分かってるつもりだけど、なかなか私の性格ではそれが出来なかった。

やってみても空回ってる気がしてならなかったから。

そんな事考えずに、もっと積極的に色々な人に話しかけたりすればよかったな、と今さらだけど思う。