自身恋愛史 -8ページ目

簡単に忘れられることじゃないけど

高校の準備をしているうちに、すぐに入学式を向かえ、彼の事はあまり考えなくなっていた。


中学が同じ友達から聞いた話によると

彼は高校に入学して新しい恋をしようとはりきっているみたいだった。


結局、私は彼にとって本気じゃなかったんだ。

ただ、経験しておきたかっただけなんだ。

当時、彼氏もいなくて、いい具合に仲の良い友達だったから、丁度良かったのかもしれない。

始めから、3ヶ月だけの付き合いと決めていたのかもしれない。



もう、私には彼に連絡をとる勇気も行動力もなくて

自分の中で勝手に解決してしまうだけで精一杯だった。



高校という新しい規則正しい生活が

深く考えさせることをさせなかった。

そのお陰で、私は彼に対する気持ちもあっさりと忘れることが出来た。


失って気付くってこういう事なんだ

どうやって住宅街を抜けたのか覚えていないけれど

気がつくと私はもう彼の家からだいぶ離れている場所にいた。


あっさりと別れを了承してしまった自分。

「わかれよう」と言われた時に


後悔なんてしないと思っていたのに、

別にわかれたっていーやって思ってたのに、

素敵な人みつけてやるって考えたのに、




なんでかな、涙が出てくるよ。

気付かないうちに、あなたはすごく大切な存在になってたみたい…


一緒に過ごしてきた時間が、知らないうちに想いを募らせてたみたいだよ。



それは突然、空から降ってきたみたいだったんだ

―私たちは、春から別々の高校への進学が決まっていた。



春休みになって数日後、彼の家に遊びに行った。

いつものように話したり、遊んだりした。

卒業しても変わらなかった(*^'^*)

この時、私はずっとこれからも変わらないと思っていた。


もう、3月が終わろうとしていた。

そしてこの日も、いつものように彼の家に遊びに行った。

いつものように彼の部屋に上がった。

いつものように話をしてた…

だけど、彼は…


「もうすぐ高校生じゃん。」

「そうだね♪楽しみだよね(*>∀<*)」


「…」


「あのさ、お互い違う環境になるわけじゃん?」

「ぅ、うん」

(なんだか、胸騒ぎがした。)


「俺、ムリ。…わかれよう。」

「!!??」

とにかく意味が分からなかった…仲が悪くなったわけでもなかったのに。

でも私は、自然と「そうしよっか」と素直に聞き入れていた。

自分でもよく分からないまま、彼の家を後にしていた。


あまりにも突然で、他に何を話したのかも、この時の彼の表情さえも思い出すことが出来ないでいる。