自身恋愛史 -9ページ目

記憶は時に人を幸せにする

私たちは、2001年3月14日に中学校の卒業式を迎えた。

色々な思い出が蘇る。

友達と話をしたり、卒業アルバムに寄せ書きしたりして過ごした。

彼も彼で、男友達と一緒に最後の日を楽しんでいた。


結局、彼と話しなかったな。

というかそんな時間がなかった。


卒業式を終えて、私は家でゆっくりしていると、家のチャイムが鳴った。

出てみると彼だった。

一度家に帰った後で、わざわざ家に来てくれたらしかった。


「何で、先帰ったの?」

「あ、ごめん。最後だし友達と帰ろうかなって…」


「…」

身体の後ろに何かを隠している彼。

何だかモジモジしている彼。


…思い出した。今日はホワイトデーだ(*ノω<*)



「ティファニーの指輪は無理だったけど…」

彼は恥ずかしそうにそういいながら、隠していた物を出し渡してくれた。

私が「冗談で言っていたティファニーの指輪 」を覚えていてくれたことがすごく嬉しかった。

ただそれだけで、期待以上だった。

ホワイトデーのお返しなんて何でも良かった。


彼の差し出したものは、香水…ブランド名、ティファニー。


泣けてきた(*>ω<*)

めちゃくちゃ嬉しかった。幸せ感じた。

ありがとう。


あなたの良いところ、見つけたよ^^

まだ、器用な恋なんて出来やしない

私にとって、初彼はサッカーをこよなく愛するサッカーバカだったw

友達としてしか見ていなかったから、正直はじめは恋愛をする対象とは感じてなかった。

(…だったら、付き合うなよって言われるかもしれないけど)


だけど、彼が家まで送ってくれたり愛してくれるから

少しずつ「彼」として意識するようになっていた。

でも、今一歩、彼一筋!彼しか見えない!とまではいかなかった。

恋に恋していただけなのかもしれません。



そんな気持ちだったけど、彼と恋してるのは楽しかった(*^'^*)

毎日、同じようなことしかしてなかったけど

一緒に過ごす時間が増えてくから、私の中で少しずつあなたが大きくなっていたみたい。

そんなこと、この時は気付いてなかったんだよ。


私、恋に関しては賢くないから…

「次のヤツ倒したらスゴイよ。」

バレンタインデーを一緒に過ごしてからも、相変わらず彼は毎日のように家まで送ってくれた。


中学3年生の2月は、高校入試で勉強も一生懸命していた。

自分で言うのもアレなんですが、結構勉強は好きだったし出来る子だった。

その頃、通っていた塾の判定では、第一志望の高校はA判定で、自分の中にも余裕を感じていた。

そのせいか、彼と遊ぶ時間が減ることは無かった(*^'^*)


翌日に、私立高校の入試を控えていた日でさえ、彼の家に遊びに行った。

彼が勉強をするというので、私はその横で彼の勧めるゲームを楽しんでいた。

もともと格ゲーは好きだったから、楽しんでいた。


コンピューター相手に闘っていたが、簡単にクリアしていく私。

そんな私の様子を見て


「でも、次のヤツは結構強いよ。

 初めてで、そいつに勝ったらスゴイよ(*ノω<*) 」


って言うから、私は


「勝ったら、ごほうびあるの?」


って悪戯な笑顔で言った。

彼は、私がそんな簡単にクリア出来ないと思ったのか、強気な態度で


「いいよ、何でもご褒美買ってやるよ!」


「ティファニーの指輪ね♡」


と、笑って言い返した。

私も彼も中学3年生…私はもちろん、冗談のつもりだった。

こういう賭けをすると、底力がはたらくのか、私は勝った!




この日もまた、彼と愛し合った。

他の部屋にいる家族に気付かれないように…

全く勉強なんてしなくて、私は翌日の私立高校の入試はうまく出来ずに、予想通り不合格だった。