「得手に帆を上げて」  -37ページ目

FUのプロジェクト始動

新しいプロジェクトにアサインされました。

先週から客先にも行き、ぼちぼち始まります。

本件が面白いのは、以下の理由によります。


1)企業再生~事業拡大まで幅広く見れる

2)業務内容が基本ほぼ経営の全てである

3)100億円以上の売上を誇っていた企業の社長の下で生の経営が見れる


先ず1)ですが、クライアント企業は数千万円の未払い金があります。

これを処理するのが先決。正に企業再生の趣があると思います。

その次に事業拡大の絵を描くことなります。かなり幅広いミッションです。


2)ですが経理・財務から営業戦略、ひいては経営全般まで幅広く見る事になりそうです。

営業戦略は慣れているのですが、経理・財務などは初めての経験であり、

かなり経営全般を見れる良い機会です。


最後に社長に就任される方は、酸いも甘いも噛み分けた歴戦の兵であり、

この人の下で経営全般を学ぶ良い機会と思ってます。彼自身も言ってますが、

実務全般は私の分担であり、MBAで学んだことを活かせる絶好の機会ですね。


ただここで重要なのが、先ずは彼の信頼を獲得することからだと思ってます。

人間は感情の動物ですので、どんなにスキルがあっても嫌われたら、決して

認めてもらえません。なので先ずは好かれること、次に信頼してもらうこと。

この順番で考えています。で、指標となるのが30代の目標である次の3点:


①レスポンスに気をつける

②常に笑顔で、不平を言わない

③周囲の状況、感情に配慮する


この3点は常に僕の課題であり、打ち合わせでも機嫌が悪くなった社長を

慮るような態度がなかなか出来なかったような気がします。

日々、上記3点を念頭に頑張って行きたいと思います。


応援宜しくお願いいたします。


日米の起業環境の温度差

先日ビジネススクール時代の同期(と言っても大先輩たちですが)と飲みました。

で、日米の起業環境について話をしました(ちなみにその内の1人は米国VCにて勤務後、帰国。

もう1人は米国で働きつつ現地での起業を検討中)。


その中であったのが、ベンチャーに対する国民の間の意識の違い。

で、僕が普段見ているブログで良い記事があったので紹介します。


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【米国 by 梅田望夫さん】

The most important lesson every entrepreneur must learn is this: You are not your business. On those darkest days when things aren’t going so well ― and trust me, you will have them ― try to remember that your company’s failures don’t make you an awful person. Likewise, your company’s success don’t make you a genius or superhuman.

(すべての起業家 が絶対に学ばなければならないいちばん重要 なことは、君自身と、君のビジネス はまったく別、ということだ。物事がうまくいかなくて、暗闇に入り込んでしまったと思うときは、――想像 できないかもしれないけれど必ずそういうときがあるんだよ――、君の会社 が失敗しても君自身がだめなやつになってしまうわけじゃない、ということを思い出してほしい。でも同様に、君の会社 の成功は、君自身を天才や超人 にするわけでもない。)

I tell you from experience, business failure is not the end of the world.

(経験を踏まえて言うよ。ビジネス の失敗は、世界 の終わりなんかではないんだ。)

【日本 by 某VC】


「日本での起業の一番の障壁は嫁さんとその家族だよ。僕の友人が起業をしようとしたら、

嫁の親から「娘を嫁にやったのは、貴方がM下電器に勤めていたからよ」と言われたらしい」

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確かに両国のベンチャーに対する国民性は違うように感じます。日本でも一時期ベンチャーが

「トレンディー」になりましたが、「カッコイイ」的かつミーハー的な要素が強かったような気がします。

国民性の違いは、ベンチャー企業をサポートするインフラまで影響を与えており、一部の国内VCでは

投資の際に「買い取り条項」を要求し、社長の個人保証を要求するケースも多々あるようです。

それって銀行の融資とどう違うんだろう?って思うのは僕だけではないと思います。


以前「書評」で紹介した板倉さんが両国の違いを次のように表現してます。


 アメリカ=成功はたたえられ、失敗は負けとされる

 日本=成功は妬まれ、失敗は悪とされる


この失敗に対するスタンスの違いは結構大きいと思います。

かの本田宗一郎さんはホンダの経営を振り返って、「99%の失敗と1%の成功」と

言っているのですが・・・


悲観的に聞こえるかもしれませんが、僕はそれでもこれからの日本の起業環境に

楽観的です。何故か?日米の間にはタイムラグがあるからです。

アメリカでは70年代くらいから終身雇用が崩れ、雇用環境が一気に流動化しました。

ここで忘れてはならないのが、当時のアメリカ人(今の老人世代)は基本的に、

1つの会社でキャリアを全うするケースが多く、起業自体は今の日本と同じような

環境だった、ということです。その後、NASDAQやVCなどインフラが整備され、

今のベンチャー環境が整いました。日本ではこれって90年代後半~21世紀に

入ってからのことですよね(マザーズやVC設立も)。


こういった社会インフラ(国民性、組織など)は整備に長い時間を要します。

しかも日本はキャッチアップさせたら、世界有数なので、仮にアメリカが

要した時間を30年と考えるとその半分で追いつけるかも!?(あくまで希望ですが)

と、楽観的に考えている今日この頃です。


ただ最後に大きな課題が残ります。日本でベンチャーがあまり尊敬されないのは、

上場した企業の経営者たちのBehaviorでしょうか?

アメリカではよく世話になった大学への寄付とか、

慈善目的の基金の設立などして、社会への還元を積極的に行ってます。

一方の日本ではちょっと成功すると「夜の街へ繰り出し、酒池肉林」のイメージが

強く、実際に結構そういう話をよく耳にします。成功は妬まれる、の下地を

彼ら自身が作ってしまっているような気がします。所謂ロールモデルというか、

次世代の起業家の模範となる人たちが両国では質・量ともに違っているような気がします。


失敗=悪の観念は時間とともに変化(キャッチアップ)が可能だと思いますが、

成功=妬みを招くは起業家自身の意識改革が必要だと思います。

上場を目的とせず、あくまで「真面目ナル技術者ノ技能ヲ、最高度ニ発揮セシムベキ

自由豁達ニシテ愉快ナル理想工場ノ建設」を目的とし続けられるのか?


僕はこの成功に対する国民性が変わるのが先か?失敗に対する国民性が変わるのが先か?

結構興味深く見つめていきたいと思います。


「Across the Universe」ロードショー決定!?

Youtubeでたまたま見つけて、見たいな~と思っていたんですけど、

8月に日本でも公開予定だそうです。ちなみに「Across the Universe」とは

ビートルズの有名な曲の名前であり、この映画はビートルズの名曲群を

アレンジしたミュージカル形式の映画です。

http://www.across-the-universe.jp/



ちなみに米国でのこの映画の評価はマイナー映画にもかかわらず

非常に高く、imdbという映画批評サイトでは7.7点の高評価を得てます。

このサイトは辛口評価で、7.7点と言う評価は滅多に出ません。

期待度大です。

http://www.imdb.com/title/tt0445922/


何曲か気に入ったので、Youtubeから紹介します。


(Let it be)

http://www.youtube.com/watch?v=GQNpEET9WqQ&feature=related


(All you need is love)

http://www.youtube.com/watch?v=9GkgDZ28T00&feature=related


(I've just seen a face)

http://www.youtube.com/watch?v=FdwxWeKCo9Q&feature=related


お気に入りは「I've just seen a face」です。オリジナルも好きだったのですが、

今回はアレンジが素晴らしい!ポジティブな雰囲気も好感度大です。

超~見たい映画です。



カート in 茂原

別に趣味と言う訳ではないですが、本日は会社の人たちとカートに行ってきました。

場所はなんと茂原・・・。多分どこか分からないと思いますが、千葉県九十九里の近くです。

カートと本当のレース場が同居しており、なかなか楽しいコースでした。

でも生憎の雨。路面コンディションは最悪。滑る滑る。うまい人も含め、皆スピンの連続でした。

また気温も寒く、雨と相まって凍えるような天気。携帯で外人さんが「Fxxxking freezing」とぼやいてました。


で、その中で発見したこと。「亀はウサギに勝る」です。前述のようにスピンの危険性が高く、

攻めるとよっぽどうまくない限り、スピンします。これがロスが多い。7~8秒損している感じです。

と言うことはラップがうまい人より5秒くらい遅くとも亀のほうが速いことになります。

でも人間って競っていると攻めちゃうんですよね。これってビジネスにも当てはまる法則かもしれません。

競合と競っているときほど慎重に行った方がよく、時には一歩引いて様子を見てみるのも手かもしれません。

最終的にはゴールのときに早ければ良いのですから。これってかの板倉氏が言っていた「速さ」と「早さ」の

ことかもしれませんね。


最後に冷え切った体を癒すために、公共銭湯に寄ってから帰りました。

茂原と言うど田舎に不釣合いな立派さ。確かに結構人は入ってましたが、

維持費もカバー出来ないのでは?と思いました。田舎に行くと公共事業の

無駄使いっぷりが、散見されるような気がします。


これからちょこっと仕事です・・・

「社長失格の復活学②」 by 板倉雄一郎

前エントリーで取り上げた同書の続きです。

板倉氏はその後、VCなどを立ち上げ、講演、コンサルなど

次代のベンチャー育成を手掛けています。


で、彼から起業家(の卵含む)への3つの質問です。

彼はこの3つを全ての起業のベースと位置づけています。


1)起業の目的は?


ありがちなパターンとして、「起業が目的化」している起業家が多いとのこと。

起業の目的とは起業そのものではなく、それを通して何かを得るための「手段」である、

と彼は定義してます。僕もこれは同感であり、ベンチャー経営者の中にも、

何のために起業したのか、よく分からない人が結構います。

よく有るパターンとして、「サラリーマンが嫌だ」とか、「上司を持ちたくない」など

情けない理由があります。僕もいつかは起業をしたいと考えていますが、

その際にも、自分が何のために起業するのか?それは今の会社では出来ないのか?など

よく考えてから起業をしたいと思ってます。


2)どんなスケジュールで目標達成するつもりか?


大半の起業家は「可能な限り早く」という回答をするらしいです。

板倉氏曰く、これはNG。理由として時間はもっとも重要な資源であり、

「可能な限り」という言葉には「計画」や「配分」が無く、代わりにあるのは

とりあえず全力で走ってしまおうと言う発想であり、これでは目標達成までに

ガス欠を起こす可能性が非常に高いとのこと。

要するに1)と2)を併せると明確な人生の目標をスケジュールに落とし、

その目標を達成するために、起業と言う手段が合理的である必要がある、ということです。


3)ビジネスモデルは?


曰く、ほとんどの起業家のプレゼンはうわべだけのサービス概要や競合優位性に

止まってしまっており、そのサービスを支えるインフラとしてのビジネスモデルまで

踏み込んでいないとのこと。例としての宅急便を見てみましょう。


1976年にヤマト運輸が宅急便事業を開始したとき、簡単に荷物を発送するためには、

郵便小包か鉄道を利用した方法しかありませんでした。それらは、郵便局または駅で

荷物の発送をしなければならず、さらに、鉄道小荷物は駅で受け取る必要がありました。

ここに「小口の貨物輸送の利便性UP」を理念とし、また商機と捕らえ、ヤマト運輸は参入しました。


その後クール便やゴルフ便、コンビ二取り扱いなど色々なバラエイティーを増やし現在に至ります。

このクール便やゴルフ便などは「商品」であって、ビジネスモデルではありません。

荷物の受渡しやトラッキングシステム~膨大な小口貨物を捌く流通システム~代金着払いなど

に耐え得る与信機能の整備などの一連の事業システムがビジネスモデルです。


ここまで書くと、「そんなの当たり前じゃん」という意見が多く聞こえますが、

ベンチャー企業の事業計画書などを良く見る自分の経験上、こうした

ビジネスシステムまで踏み込んだベンチャーは本当に少数です。

「ビジネスモデル」と言う言葉こそありますが、ほとんどが上辺だけの言葉の遊びみたいです。

本当はこのビジネスモデルを長期間にわたり、熟成していくことが成長への

原動力だと思うのですが(例えばアマゾンやデルなどが好例です)。

ちなみに邦題「ビジョナリーカンパニー②」では若干意味合いは違うのですが、

これを「弾み車」と命名していました。


何故多くのベンチャーがこのビジネスモデルを構築・実践できないのでしょうか?

未だ勉強中なので、確定的なことはいえませんが、理由が有るような気がしてます。

何となく頭の中ではあるのですが、まだ文字に落とせるレベルになってません。

もうちょっと勉強ですね。ただ上記3つの質問は道中常に意識していきたいと思います。

何故か、時間とともにズレが出てくるからです(特に2)と3)。これはスポーツでもある話ですが、

ゲーム前に戦略を立てるのですが、必ずゲーム中に徐々にズレてきます。

どんなに綿密な戦略を立ててもです。これは疲労などによる集中力の乱れや

相手チームの戦略により必ず修正する必要があります。

これを修正するのがタイムアウトの役割です。

ビジネスも同様です。当初の計画から自身の疲弊、競合の動向により修正を迫られた時に

うまくタイムアウトを取れるように気をつけたいと思います。


今回で「板倉氏シリーズ」はおしまいです。一人の卓越した人間が一気に成功を

狙い勝負に挑み、敗れ、そこから何かを見つけ、立ち上がろうとしている。

彼の生き様には大きな共感を覚えました。自分も頑張りたいと思います。



「社長失格の復活学①」 by 板倉雄一郎

板倉雄一郎シリーズの続刊です。と言うより、これが一番スゴイ。

ビジネス面での示唆も多く、何回かに分けて書評を書きたいと思います。

で、先ず第1回目。彼の会社ハイパーネットの失敗の原因を分析してます。

原因はカネ、モノ、ヒト、そして時間の4点です。


1)カネ

カネの種類としてデット・ファイナンスとエクイティー・ファイナンスの2つがあります。

ハイパーネットは自社の最も重要なプロジェクトに対し、資金をデットに依存し、

当時の銀行の貸し渋り・貸し剥がしにより、一気に倒産してしまいました。

この2つのファイナンス手段はその「性格」が違うため、資金調達の用途・性格に

応じて分別すべきとの結論です。


ベンチャー経営(特にビジネス拡充時のファイナンス)に適しているのは勿論、

エクイティー・ファイナンスです。投資はFCFの範囲内で、と言うのはファイナンス101で

学ぶ経営の基礎中の基礎。でもベンチャーは「新しい市場に新しいサービスを素早く

投入することにより、急激な成長を狙う」と言うことが存在意義であり、

必然的にFCFベースの成長戦略では時間がかかります。だからこそ、

VCなどによるエクイティー・ファイナンスの必要性が出てくるわけです。

エクイティー・ファイナンス=リスクマネー。投資家は回収不能のリスクを

勘案した上で、それを上回るリターンに期待して投資をするわけです。


このカネの性格は出所(主にVCと銀行)の事業の性格を考えると

よく分かります。例えばVCの場合、10億円の資金を10社に1億円ずつ投資したと

考えます。仮に9社倒産しても、Exitした企業が最低10億円のキャピタルゲインを

出せば、元は取れます(実際にはIRRという指標でもっと上げないとダメなんですが)。

一方、銀行は同じ資金を10社に1億円ずつ融資したとして、仮に9社がきっちり返済しても

1社倒産してしまえば、回収不能になり大赤字になります。つまりカネの貸し先の

リスクに対する敏感度が全く違います。このリスクに対する認識は非常に

重要です。カネの出し手の投資目的に直結するからです。

つまり自社の事業基盤・資金ニーズとカネの性格を合致させるのは、

経営にとって最重要の課題の1つと言うわけです。


2)モノ

一言で言うと、事業立ち上げを優先するあまり、システム選定を間違った、ということです。

それ以上は割愛します。最後の「時間」とかぶります。と言うより、「時間」の概念が違っていたために

「モノ」の選択でミスったということで、「モノ」と言うのはこの場合、「時間」の下位概念だと理解してます。


3)ヒト

ハイパーネットの倒産の一因は「スキル」・「ブランド」重視の人材選考に陥ってしまい、

「本当に自社に合った人材」という視点を忘れてしまっていたこと、とのことです。


「ビジョナリーカンパニー」の発刊以後、つとに企業ビジョンとか企業理念とかが重視されています。

有名なのが米国J&Jの「わが信条」でしょう。この信条では、J&Jは「顧客、社員、地域社会、

株主」を重視するとあり、しかもこれが優先順位別になってます。社員の方が株主よりも

重要だと言うところがアメリカらしくなく、個人的には好きなのですが、要するにビジョンは

企業の存続上、きわめて重要だと言うことです。で、自社に合った人材とはビジョンを

共有する人材だと思ってます。


ベンチャーの場合、ここが肝です。リスクたっぷり、リソースは常に不足のベンチャーでは

社員のビジョンの共有がきわめて重要だと思います。

私の知り合いのベンチャー社長が言ってました。「従業員のスキルは多様な方が良いけど、

価値観がぶれているのは非常にまずい」。ビジョンって価値観そのものですから。

根っこの部分でズレていると、経営判断そのものに悪影響を与えることがあります。


で、ハイパーネットはこの部分でミスってしまったとのことです。でも創業当初は

きっちりビジョン重視でやっていたとのこと。会社が急激に成長するにつれ、

この部分がズレてしまったとのことです。何故か?板倉氏曰く、採用基準が

板倉氏の「勘」に依存しており、理論化されていなかったこと、これが大量採用時に

一人一人をじっくり吟味する時間がなくなってしまい、ビジョンを共有する人材かどうかを

チェックできなくなってしまったとのこと。


今、僕の勤める会社は人員拡大を計画中です。でも、そのときに現社員の性格調査などを

実施し、各人のビジョンを確認し、会社としてのカルチャーを理論化し、

人材採用に役立てようとしています。個人的には「結構、正しいかも」って思ってます。


4)時間(スピード)

ここの分析は秀逸です。板倉氏はスピードを2つに分類してます。


「速さ」=情報収集→分析→決断→実行までの所謂立ち上げまでのLT

「早さ」=ビジネスをいつ開始するかという商機のタイミング


よく「スピード経営」とか言われますが、2つ有りますよね。

1つは「速さ」が足りずに、商機を逃したと言うパターン。

ipodに対する日本のメーカーが良い例です。

でも板倉氏が犯したミスは、逆。

「速さ」を追求しすぎたため、商機を逃さないために必要なインフラ(前述のモノに相当)を

軽視してしまった。結果として、使えないシステムに5億円もの大金を使ってしまい、

資金繰りを大きく悪化させたのです。この2つを常に的確に把握しておくこと。

これは非常に重要だと思います。しかも非常に難しい。競合の有無とかで、

かなりの選択肢が変わってきますしね。


この洞察は今後ベンチャー企業のコンサルをする上で、すごく有用だと思ってます。

本て良書と悪書があって、悪書はあまり腹落ちしない。しかも結構悪書の比率が高い。

でもたまに良書というか、すごく役に立つ本、もしくはその一部に出会える。

そこが僕が本を読み続ける理由です。


次回は同書の続きです。起業とは?ってところが論点になると思います。


Michael Jordan vs Kobe Bryant

米国バスケの1990年代を代表するMichael Jordanと2000年代を代表するKobe Bryant。

米国でよく比較されます。Who is better?ってね。

で、大抵の場合メディアも個人でもJordan寄りです。

理由は主に、下記2点です。


1) JordanはPippenやGrantなどを育て、優勝した(計6回もです)。

一方でKobeはShaqというNBAを代表するセンタープレイヤーが居た時のみしか、

  優勝できてない(計3回)。しかも周りのプレイヤーを育てていない


2) Everybody loves Jordan, but everybody hates Kobe

  (米国人の友人談)


1点目は確かに昨年まではPlayoffでも大抵1回戦で負けているので、

ある程度正確ですが、今年はびっくりカンファレンス2位(だったと思います)。

今年優勝したら、Kobeの評価も大分変わると思います。


2点目は強烈ですね。確かにKobeはワガママで有名で、前述の

Shaqと喧嘩し(どっちがエースか)、ShaqはLAを去りました。

でも個人的にはちょっと感情的過ぎると思います。

Jordanも現役時代は相当叩かれていて、Jordan以前の名プレイヤーである

Magic JohnsonやLarry Birdをなかなか超えられませんでした。

Kobeも未だキャリアの終盤には、もっと好意的な評価になっていると思います。


僕個人の意見としては、プレイそのものでは、はっきり言って互角だと思ってます。

Jordanはすごいのは当たり前ですが、Kobeも本当にすごいです。

よくNBAではLeBron Jamesとか言われてますが、誰がNo.1かは誰もが知っています。

はっきり言って別格です。特に4Qの勝負強さはもしかしたら、Jordanをも上回っているかもしれません。


でも最終的にはやはりJordanですね。決定的要因は何か?それはその時代への

インパクト、貢献度、そう言ったものです。純粋にスキルでJordanを上回るプレイヤーは

Kobeの後でも出て来るんだと思います。でも決定的要因って純粋なスキルじゃないんですね。

例えば美空ひばりよりも純粋に歌がうまい歌手は恐らく現代にもいます。

でも誰も美空ひばりを超えられない。それは彼女が昭和の歌謡史を作ったからだと思います。


Jordanも同じです。僕はMagicやBirdの時代からNBAを見てますが、

Jordan以後間違いなくNBAは変わりました。スキンヘッド、長めのパンツ、

バッシュと言ったファッション面もそうですが、プレイスタイルそのものが全く違います。

Jordan以前に彼と同じ傾向(身体能力高い)のプレイヤーはDr.Jだと思いますが、

Jordanとは正直レベルが違います。ダンクこそ互角ですが、シュートの美しさ、

カットインのキレ、パス、それからディフェンス、プレイの1つ1つが本当に

Jordan以前のプレイヤーとは違います。

またNBA自体もJordan人気を武器に世界進出を果たしました。

何より現役時代に米国で人種の壁を越えた、恐らく最初のアスリートです。

モハメド・アリはどちらかと言うと、引退後に今の地位を築いたような気がします。


Jordanがもしいなかったら?NBAはおろか、バスケ自体が全く違うレベルに

居座っていたと思います。Kobeの不幸はJordanの後に出てきたプレイヤーだと

言う点に尽きると思います。誰も見たことの無かった様なプレイを連発したJordanに

対し、KobeはあくまでJordanの延長線上に存在するプレイヤーだと思います。

純粋にスキル面だけ見ると既に、Jordanを超えているかもしれません。

でも皆いつか見たプレイなんです。何よりKobeは「自身で作り出したものが無い」。

プレイも文化もです。


Jordanには時代を作った男のオーラと言うか、雰囲気みたいなものが

カメラ越しでも伝わってきます。


以下はJordanの最後のAll-Starでのコメントです。

"I've taken on something from other people, expanded it and pass it on.

I just wanna feel like I've done my duty to the game of basketball.

I've come to the end and I feel good about it


http://www.youtube.com/watch?v=C_0Zts49cMM


最後の1分間は圧巻です。時代を作った男のコメントはやっぱ様になります。

先輩から引継ぎ、自分の時代を作り、後輩に託す。

こういう言葉が、Kobeから聞けるとは思わないのです。

だからWho is bette? 僕はJordanです。



きれいな太陽

今日は休み。ウィンドに行ってきました。

正午辺りは全くの無風。予報を見て、14:00ごろからスタートしました。

夕方に掛けて5mくらいの結構良い風が。

ハーネスにもかなり慣れ始め、今夏の目標である

プレーニングが結構視界に入ってきました。


で、タイトル通りのきれいな太陽。17:00くらいまで海にいたのですが、

岸に落ちかけている太陽のきれいなこと。海が黄金色に染まります。

その黄金色に染まった海面を走る爽快感ときたら。

夕暮れ時まではいなかったので、夕日は見れませんでしたが、

夏にこれから突入するので、夕日の中、走ってみたいです。

海の公園は決してきれいとは言えない海です。

でも黄金色に染まる海は本当にきれいで、僕がウィンドに

はまっている大きな理由の1つです。


「人は三度スポーツに魅せられる」。確か、何かのCMのセリフでしたが、

僕にとって1つ目のスポーツはバスケです。共通の目的(勝利)に向かって

毎日練習し、勝利を喜び合える、くだらない事で笑い合える仲間がいたことは、

僕にとって大きな財産です。ウィンドは2つ目のスポーツになりつつありますね。

今度は自然を相手が相手です。超強風や大波の日は自然に翻弄されますが、

今日みたいな陽の光は超癒やし系です。海の人たちの気さくさも好きです。


今日は疲れたけど、楽しい休日でした。


おわり

「社長失格の幸福論」 by 板倉雄一郎

板倉氏の第2弾、自己破産から立ち上がりを描いたものです。

敗残兵のように酒と無気力な毎日が続いたあと、友人からの

誘いがあり徐々に仕事をし始め、徐々に過去に踏ん切りをつけ、

前を向いて歩いていこうとする氏の姿が印象的です。


僕は板倉氏ほどの成功も挫折も経験してませんが、

今、挫折から立ち直り、また走り始めようとしてます。

その意味でも僕にとって結構インパクトのある本でした。

早くカムバックしてやる、と今日もウィンドしながら思ってました。


この本は内容も濃いのですが、章ごとにテーマというか一言でまとめた

言葉があってとても感銘を受けたので、幾つか抜粋します。

自分のコメントも付記します。


1)すべてを受け入れることが、全ての始まりである。

→現実を正面から見つめ、将来のプランを練ることで夢に向かって歩き始められる、

  こんな感じでしょうか。すごく良い言葉ですね。最近僕は全ての結果は自己責任で

  あると思うようにしてます。確かに外部環境により運命は若干変化しますが、

  基本的には自分の責任です。僕の今の環境を正面から見つめること、

  それがカムバックの第一歩ということですね。


2)不可能である100の理由は可能であるたった1つの理由ほどの価値もない。

→起業家である板倉さんの面目躍如といったところでしょうか。

  世の中、洋の東西を問わず、新しいことは抵抗に会います。

  僕の職業柄、ベンチャー企業の事業プランを見るのですが、

  どうしてもダメな点に目が行ってしまいがちで、それを戒めようと思う自分がいるのですが、

  でも良く考えると、そういった斬新なアイデアってそれだけでは事業化は難しく、

  どうしても磨き上げる必要があります。それは当然ベンチャー企業の一義的な

  職責ですが、起業家とは本質的にドリーマーであり、その楽観性が

  企業にエネルギーを与える反面、ブレーキを掛ける必要もあると思われ、

  そこら辺が僕らインキュベータの役割なのかもしれませんね。


3)社会の尺度に合わせようとしなければ幸せなんていくらでも転がっている。

→小さなことに幸せを感じられるか?これって結構重要です。僕は大きな志を

  持っているつもりですが(別の機会に書きますね)、同時に日常の小さなことにも

  結構感動する性質です。ストレス過多の今の時代には必須なスキルかもしれません。

  所詮人生の成功不成功は自分がどう感じるかですから。


4)本人が歩くことを辞めたとき、失敗は初めて確定する。

→僕は今、また歩き始めようとしてます。つらい時期が半年も続きました。

  アパートを引き払い、実家に戻り悶々としてました。特に父親が

  退職予定だったので、非常に精神的に辛かったです。親も同じだったと思います。

  そのつらい時期を何とか潜り抜けられたのは、友人たちの存在もありますが、

  この言葉を聞く前から、似たような事を自分に言い聞かせていた事が大きいと思います。

  人間誰しもミスはします。遠回りもします。でもそれに負けてしまったら本当の負け。

  カムバックしてこそ人生です。逆に負けと自分で認めなければ、負けじゃないんですね。

  ベンチャーの本場アメリカではこんな格言があるそうです:

  「過去に傷を持っていない人」=「何もはじめたことのない人」

  「過去に失敗の経験がある人」=「歩こうとした人」

  僕は間違いなく歩こうとしたし、その結果として失敗しましたけど、歩こうとした自分は

  正しかったと思ってます。だから別に今の会社で挫折しても、また歩き始めると思います。

  七転び八起き、昔の人って良い事言いますよね。


5)全ての変化は己から始まる

→僕が30代の3か条「レスポンスに気をつける、笑う門には福来る、周囲の状況・感情に留意する」

  を設けたのは、これからカムバックするには自分自身が変わらなければ、と思ったからです。

  目標を立てるのは簡単ですが、実行するのは難しい。僕の性格を変えることですから。

  でもそれは自分の成長に繋がることなので、頑張るしかないっすね。


おわり



旧友からの便り

このブログ開始するときに、何人かに案内を出したのですが、

その中に20年来の友人がいます。T君は中学のバスケ部の同級生で、

ずっと青春を共に過ごした仲です。社会人になってからお互いに

忙しくなり、もう7~8年会ってないと思います。

まあ僕もアメリカ行ったり来たりな時期でしたので。

もっとも年賀状は家族の写真つきで送ってくれるので、

最近のイメージは持ってるつもりです。


で、彼からメールが届きました。超口語体というか、軽~いノリでした。

まあ僕もカナダからの手紙に「金閣寺!」とだけ書いて送ったこともあるので、

お互い様でしょうか。同じバスケ部のM君には彼の団子鼻の似顔絵だけ

書いて国際郵便で送ったこともあります。(以降、音信普通なんだよね・・・あいつ)


不思議なもので懐かしい気持ちはあるのですが、昨日飲んでいた友人から

メールもらったような不思議な感じがあります。これはT君やその他の

地元の連中にも言えることですが、あまりに長い付き合いなので、

2~3年会わなくても、何にも問題ありません。まあ、元気でやっているだろう、

と普通に思えてしまいます。まあ関係がきっちり出来ていることの

証左なのでしょうけどね。


こういう関係が出来てしまうと非常に楽ですね。友人は常に新しく出来てくるもの。

でも去る人もやはりいます。そういった出会いを大切にし、それを長期的な関係に出来れば、

人生の豊かさがUpするのかもしれません。


最後に彼は日曜21時からの某バラエティー番組のディレクターをしてます。

視聴率UPのために、一見頂ければ幸いです。


チャオ(そういえばチャオちゃんどうしているんだろ?)