正拳突きの軌道は、直線じゃない | 錬武体術 啓真道

錬武体術 啓真道

剣の理合を我が身に宿し、刃の斬れ味を源として、敵の無力化を学ぶ武道。

空手の突きは、いかにも、直線的な動きっていうイメージが、あるかも知れないですね。

実際には、突きの軌道は、直線じゃないんですよ。

拳を、脇に引いて構えたところから、突く場合を例に、解説しますね。


ムチミの身体操作によって、突く側の肩峰は、後ろに移動します。

ここからして、ボクシング的なセオリーとは、まるで異なる動作だと、わかりますね。

続いて、肩甲骨が、真後ろから真下へと、90°、後ろ回りに、回転します。

これが、肩(背中)のチンクチを、形成します。

肩まわりの操作で、肘頭が、前方に移動し、拳が、縦に弧を描いて、上に移動します。

このとき、前腕が回外し、拳は、横にも弧を描いて、構えた位置から、外へ移動します。

大袈裟にやると、三戦の構えになりますね。

上腕二頭筋の脱力により、肘関節が伸展し、拳が、再び、縦に弧を描いて、落ちてきます。

ここで、前腕が回内し、拳は、再び、横にも弧を描いて、手の甲を上にしながら、前進します。

こうして、手首のチンクチも、形成されて、関節に負担をかけずに、強打できるわけですね。

ちょうど、上から見ると、ジグザグで、前から見ると、螺旋状の軌道になります。

これが、速く行われるため、パッと見では、直線的な動きに、見えるんですね。

武術の極意で、勝つ!カラダになる
HCMメソッド「研勢塾」


東京都世田谷区代田5丁目35-30-101
(下北沢駅より徒歩2分)
03-5464-3310

研勢塾 受講のご案内
DVD
受講生の声
アクセス
お問い合わせフォーム

東京、都内、下北沢、新代田、池ノ上、渋谷、代々木上原、新宿、吉祥寺などからお越しいただいています。

武術の極意で、効率的にパフォーマンスアップする方法を、マンツーマンでお伝えしています。