鍛えて達人になろうとするのは、遠回り | 錬武体術 啓真道

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剣の理合を我が身に宿し、刃の斬れ味を源として、敵の無力化を学ぶ武道。

筋トレをして、身体を鍛えることで、武道・武術の達人になろうというのは、物凄く、遠回りなんです。


筋トレをして、身体を鍛えるのは、どんな身体の使い方がいいのか?が、わからないときにやることだからです。

どうしたら、身体の使い方を、達人のものに、変えることができるのか?が、わからなければ、筋トレしか、できることがないですよね。

だから、筋トレをして、身体を鍛えているうちは、達人の身体の使い方が、どんなものか?は、わからないんですね。

達人の身体の使い方が、どんなものか?が、わからなければ、強くはなっても、普通の人のまま、達人にはなれません。

特に、先に筋トレを覚えた人は、筋トレ用の身体の使い方が、既に、癖になっていることが、多いんですね。

それなのに、それでも、筋トレを継続したり、さらなる筋トレをやったりすると、その癖を、一層強くしてしまいます。

これでは、達人の身体の使い方は、ますます、身につきにくくなってしまうわけです。

そもそも、達人の身体の使い方は、筋トレ用の身体の使い方とは、共通点が、見当たらないほど、違うものなんですね。

だから、筋トレをやり込めば、やり込むほど、達人の身体の使い方には、気がつきにくくなってしまうんです。

自分で、気がつきにくくなるだけでなく、誰かに教わっても、理解が困難になり、全く違うことを、やってしまったりします。

最初から、2つは、完全に別物と、ハッキリ割り切ってできるなら、問題はありませんが、先に筋トレを覚えると、あとが大変なんです。

多くの達人は、それ以上やると死ぬというくらい、常軌を逸して鍛えて、その方向が、間違いだと、気づくに至ったんです。

あたかも、ゴータマ・シッダールタが、苦行を放棄した瞬間、悟りを得たかのようにです。

しかし、それと同じやり方では、たいていは、
本当に死ぬか、そこまでいけずに終わるかなので、やってはいけません。

死ぬ危険を犯さないと、筋トレでは、達人になれないんだと悟るより、今すぐこの場で、悟ったほうが、合理的ですよね。

ここまでを踏まえて、結論づけると、こうなります。

やっぱり、武道・武術の達人の、身体の使い方を、身につけたいなら、一時的に、筋トレは、辞めるしかないんです。

後進を、達人になれるように、指導できるくらいに、身につけることができたなら、筋トレを、再開しても、大丈夫でしょう。

達人の身体の使い方が、できるようになってから、改めて、筋トレを学ぶほうが、これもまた、合理的ですよね。

筋力を強くしても、筋肉量を増やしても、達人にはなれないので、そこは、観念するのが、一番いいと思いますよ。



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