こんなこと、教えてくれた人、いなかったなあ(笑) | 錬武体術 啓真道

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剣の理合を我が身に宿し、刃の斬れ味を源として、敵の無力化を学ぶ武道。

● こんなこと、教えてくれた人、いなかったなあ(笑)

こんにちは。川村義之です。

捨己従人、立身中正などの要訣を使って、技や姿勢を、格段に強くすることができます。

経験的にできるようになれと言われることを、具体的に習うことができて、年月をかけずに、長年の疑問を、その場で解消することができます。

体を痛めず、力に頼らず、相手に抵抗させない技を、すぐに使うことができます。

中国武術をされているIさまの、入門講座のようすを、ご紹介します。

これまで多くの武術を学ばれてきたIさまは、研勢塾のブログを読み、知りたいことが書いてあると思って、受講されました。

体の使い方1つで、筋力に頼らず、筋力以上のパフォーマンスがその場でできると、実感してもらうため、合気上げを、4種類のやり方でお伝えました。

1つ目は、相手の力を、意識しないというやり方です。

相手との接触点である、お互いの手を意識しないで、意識するポイントを変えます。

驚くほどアッサリと、相手の手を持ち上げることができました。

人間の体は、意識したポイントのみに、力を働かせるようにできているため、接触点を意識すると、そこだけに力が働き、相手の力と自分の力が、衝突します。

多くの場合、力と力が衝突するから、膠着状態になるんですね。

「こんなこと、教えてくれた人、いなかったなあ(笑)」

2つ目は、相手の力を、相手に返すというやり方です。

相手の力で、こちらの関節を動かしてもらい、相手の力をUターンさせます。

相手が上から押してきた瞬間、相手の力で、相手の上体を浮かせることができました。

相手が手首を押す力を、手首の動きで、相手の腋の下に誘導するんですね。

「これも、誰も教えてくれなかったですよ!」

捨己従人というのは、このような動きが、基礎なんですね。

3つ目は、相手の力と、争わないというやり方です。

骨格を巧みに使い、相手の力に対抗しないで、相手の手を持ち上げます。

相手の力とぶつからず、相手の手を、スッと持ち上げることができました。

自分の腕を、相手が押さえてくる力の方向と、ぶつからない軌道で動かすんですね。

「はぁ~…これは凄いですね!」

4つ目は、自分の体を、気持ちよく動かすというやり方です。

朝起きて、伸びをするときのように、体幹から、気持ちよく動いてみます。

一切邪魔されず、相手の手を、肩より高く、持ち上げることができました。

「もっと若い頃に、教えてもらいたかったですね(笑)!」

体が気持ちいいと感じるとき、理に適った動きができているんですね。

続いては、正中線の出し方を、お伝えしました。

手首を下に、思い切り引っ張られても、ビクともしなくなりました。

頭・胸郭・骨盤の、3つの重心点が、1本の垂線上に並ぶので、重量バランスが整います。

体幹にある、多くのインナーマッスルを、一斉に使い、体幹の関節を、ロックすることができます。

2つの理由で、リラックスしたままでも、非常に強い姿勢になることができたわけです。

「ええ~っ!ただ立っているだけですよ?」

立身中正というのは、こういう姿勢のことなんですね。

正中線が出せると、非視覚的判断能力である、先(せん)が使えるようになります。

最初は、先の先(せんのせん)からです。

相手が、パンチを出そうと思った瞬間、相手が動く寸前に、相手の拳を押さえることができました。

姿勢が崩れると、相手が、パンチを出そうとするのが、全く感じられなくなり、後手に回ってしまいます。

背後からのパンチも、見ないでブロックできたので、当てずっぽうでないことが、証明できました。

次は、対の先(ついのせん)で、これは、相手が、もう動き出してからでも、間に合うというものです。

相手の面打ちが、振りかぶられた瞬間、下から押さえることができました。

やはり姿勢が崩れると、反応する前に、面打ちを、斬り下ろされてしまいます。

これを中国武術の、拳の応酬に、応用してみました。

相手の突きに、狙って、クロスカウンターを連発で、極めることができました。

「これ凄いですね!」

「自分が、慌ててる感じがしないですね」

正中線を保っているので、平常心を、維持できているんですね。

最後は、後の先(ごのせん)の使い方を、お伝えしました。

自分にとって、手遅れのタイミングから、優位に立つ方法です。

相手の面打ちを、当てられるスレスレでよけて、相手の死角に回ることができました。

本当は、相手の攻撃は、スレスレでかわすのが理想なんですね。

スレスレで空振りさせると、相手の体を泳がせ、崩すことができるからです。

古流武術の形式で試すため、自分は正座し、相手に背後から、面打ちを、斬り込まれます。

面打ちを、後頭部に当てられる寸前で、振り向いて、下から押さえることができました。

背後に対する、真剣白刃捕りが、できたんですね。

「できちゃいましたね…何でできちゃったんですか(笑)?」

「これを、もっと前に教わっていたら(笑)!」

入門講座では、普通に武術をやっているだけでは、気づくことのないポイントがわかり、実践することができます。

内容を具体的に教わることで、達人の動きや技を、確実に身につけることができます。

ずっとできなかったことの多くが、その場でできるようになりますよ。

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