浮き身は、座構えから抜刀するときの動きを、スムーズにしてくれます。 | 錬武体術 啓真道

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剣の理合を我が身に宿し、刃の斬れ味を源として、敵の無力化を学ぶ武道。

● 浮き身は、座構えから抜刀するときの動きを、スムーズにしてくれます。

こんにちは。川村義之です。

居合で、浮き身ができると、膝に負担をかけずに、正座から立膝になることができます。

自分はまだ抜刀していなくても、相手に対して優位に立つ、「勝負は鞘の内」が、実際にできます。

居着かない、途中が抜けたかのような、相手の反応を遅らせる、一調子の動きができます。

居合をされているUさまの、初級第5回目のようすを、ご紹介します。

まず、上体の位置を変え、続いて、股関節まわりから脱力します。

足裏にかかる荷重を、沈み込み抜重で、ゼロに近い状態にするわけです。

浮き身になり、跳ばず、両足同時に滑らせて、スタンスを左右に開くことができました。

居着くとは、少なくとも片足が軸になり、そこに荷重が偏ることですから、浮き身は、居着かない動きの、極めつけといえるんですね。

次に、股関節の脱力を、さらに急激にできるように、練習しました。

降下し始めたエレベーター内で、一瞬フワッと浮いた感じがするのと、同じ状態を作ります。

一瞬で、両足を滑らせて、スタンスを左右に開くことができました。

浮き身ができることは、本当に意味で、自分の重さを、技に活かすことにつながります。

相手の肩に手をかけて、浮き身になって、スタンスを左右に開くと、相手を垂直に潰して、尻餅を着かせることができました。

浮き身になるだけで、何もしなくても、技を、尋常でない重さにできるということですね。

一挙動で、まさに宙に浮いているかのように、スタンスを左右に開閉することもできました。

「この、足にぴったり吸い付くような床で、これができるなんて…」

「これは数をこなして、慣れていくうち、ゆっくりでも、できるようになるんですか?」

両足同時に、ゆっくり滑らせて、スタンスを開閉することも、できるようになりました。

居合の立膝になりながらの抜刀に、浮き身を使ってみました。

浮き身を使い、荷重を抜いて、左膝を支点にしないで、抜刀することができました。

「ああ、本当に、左膝に負担がかからないですね!」

左膝を支点にしないので、普通より1つ行程が少ない、一調子の動きになり、これを、消える動きというんですね。

「いや~、面白すぎますね!」

浮き身は、座構えから抜刀するときの動きを、スムーズにしてくれます。

斬られずに斬る、居着かない、一調子の技ができます。

浮き身によって、膝を痛めず、長く修行を続けることができるんですね。

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