これまで片頭痛の”環境因子”として3つのものを挙げました。
「ミトコンドリアを弱らせる”環境因子”」
「脳内セロトニンを低下させる”環境因子”」
「体の歪み(ストレートネック)を引き起こす”環境因子”」
そして、個々の要因について述べて来ました。
1.「ミトコンドリアを弱らせる”環境因子”」
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-11957071006.html
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-11957093426.html
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-11957087214.html
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-11957102277.html
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-11957110423.html
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-11957266373.html
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-11957268653.html
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-11957271688.html
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-11957285081.html
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-11957454207.html
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-11957466170.html
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-11957473969.html
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-11957480726.html
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-11957486673.html
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-11957490069.html
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-11957502335.html
2.「脳内セロトニンを低下させる”環境因子”」
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-11957509467.html
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-11957511500.html
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-11957516035.html
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-11957567907.html
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-11957572156.html
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-11957582585.html
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-11957588928.html
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-11957598646.html
3.「体の歪み(ストレートネック)を引き起こす”環境因子”」
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-11957607761.html
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-11957610917.html
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-11957615708.html
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-11957617765.html
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-11957850868.html
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-11957916182.html
片頭痛では、生まれつき「ミトコンドリアの働きの悪さ」が遺伝素因として、存在します。このために「セロトニン神経系」そのものに問題が起きてきます。その結果、「脳内セロトニンの低下」がもたらされてきます。この両者のために「体の歪み(ストレートネック)」が引き起こされてくることになります。これが基本病態です。
これに、生活習慣の問題(日常の生活習慣・・食生活・睡眠・姿勢、さらにストレス)が加わることによって、この基本病態が修飾されてくると考えなくてはなりません。
片頭痛は、生活習慣病ですから、上記3つの”環境因子”の是正をまず行うべきで、頭痛発作回数の減少をめざすべきです。こうするなかで”トリプタン製剤”をあくまでも”レスキュー”の意味で服用すべきです。
そして、片頭痛は、予防すべきという観点から、最初に”頭痛を自覚した段階”から対処すべきです。このために、片頭痛がどのようにして発症するのか、という知識が最低限必要とされてきます。こちらをご覧下さい。→ http://taku1902.jp/sub004.pdf
こうしたことから、まず頭痛専門医のなすべきことは、最初に、このような初期に頭痛を訴えて受診する「プライマリー・ケア医」に対して啓蒙活動を行うことです。
ところが頭痛診療を主導されるトップの方々は、”1つの医師会に最低1名の頭痛専門医を”というスローガンのもとに頭痛専門医の養成しか頭にないようで、結局、頭痛診療の最上層部に位置する頭痛診察医を作って、このような初期に頭痛を訴えて受診する「プライマリー・ケア医」に対しての啓蒙は、全く眼中にはないようです。
そして、頭痛診療の現状は「国際頭痛分類 第3版 β版」の診断基準に従って、ガイドライン通りに、片頭痛の場合は、MRIを撮影し、トリプタン製剤と予防薬を処方することだけに終始されます。これで、”適切な治療”と言えるのでしょうか。