1.「ミトコンドリアを弱らせる”環境因子”」 その12 | 頭痛 あれこれ

頭痛 あれこれ

 「慢性頭痛」は私達の日常生活を送る際の問題点に対する”危険信号”です。
 このなかで「片頭痛」は、どのようにして引き起こされるのでしょうか。
 慢性頭痛改善は、「姿勢」と「食生活」の改善がすべてであり、「健康と美容」のための第一歩です。

(12)デトックス機能の低下


有害物質(過酸化脂質、残留農薬、食品添加物、抗がん剤、アルコール、タバコ、大気汚染物質など)を解毒するときに、活性酸素が発生します。そして、発生した活性酸素はミトコンドリアの働きを悪くさせることになります。

 身体に溜まって蓄積していったらやがて身体に悪い影響になる可能性があります。
体内にたまった毒素が悪影響して、栄養の吸収を阻害したり、細胞まで栄養が届くことを邪魔したりします。
有害ミネラルは身体に蓄積されやすく、生理機能や代謝機能を阻害し、体調不良や精神の不安定が起こります。
なんだかいつも疲れやすい、寝つきや寝起きが悪い、うつ傾向がある、気力が沸かない、イライラして甘いものを食べるのがやめられない、集中力が続かない、些細なことで腹を立ててしまう、などの問題があります。
 毒素は体内での栄養の吸収を阻害したり、細胞の活動を停滞させたりします。
新陳代謝の低下につながってしまいます。

 水銀や鉛などの有害ミネラルは、体内で酵素と結合しやすい特徴があります。酵素は体内の様々な器官や組織を活発に働かせる代謝に欠かせない存在です。脂肪を燃焼させる(脂肪をエネルギーに変えて使ってしまう)ということももちろん酵素の働きが必要です。酵
素の働きが有害ミネラルによって阻害されたらもちろん脂肪だって燃えにくくなってしまいます。
また水銀は褐色脂肪細胞の働きを低下させてしまうとも言われます。褐色脂肪細胞は熱を作ってエネルギーを放射する細胞です。この細胞がどれだけ活性化しているかということが、ミトコンドリアの働きをよくさせることによって、体温や基礎代謝に影響するのです。体温が高いということはそれだけ熱を作るためにエネルギーをたくさん使うということですから痩せやすいということなのです。しかし水銀はその褐色脂肪細胞の働きを鈍らせてしまうのです。頭痛に悪影響を及ぼします。
それと毒素は自律神経の働きにも影響を与えます。もし自律神経が乱れてしまったらやはり代謝やエネルギー消費が落ちてしまいますし、毒素が溜まっているということは、便秘になっていたり、血行が悪くなっていたりする場合が多いわけですから、ミトコンドリアへの悪影響が考えられるのです。


デトックスとは



 デトックスとは身体の中の毒素を外に出すということです。不要なものは出してしまうことが大事なことです。ちなみに便秘になると不快感を感じます。イライラしたり身体が重く感じたりしますが、快便の時は爽快じゃないですか。またサウナや岩盤浴で汗をたくさんかいた時も気持ちいいです。老廃物や毒素を出した時には爽快感を感じるのです。
 もちろん毒はなるべく身体に入れないほうがいいのですが、現実的にはとても難しいことです。だからなるべく出してしまうために「デトックス」が必要なのです。
体内の毒素や老廃物を外に出すこと。これは必要なことなのです。
 ストレスが続いて血圧や血糖が上がるなど、新陳代謝が低下することで体に必要な栄養素などが届きにくく、老廃物などの不要なものが、排出しにくい状況になってしまいます。つまりデトックスができにくい状況になってしまいます。
 毎日の食生活で取り入れる食べ物(たんぱく質・脂質・炭水化物・ミネラル・水)で私達の体が維持されています。その人間の体の70%前後は水でできていますが、水の使い方で体の中の老廃物や汚染物質を流しだすことに大きなヒントがあるのです。
 人の体は、日々代謝を行い古いものと新しいものとに交換しています。細胞の数で5000億個の細胞が入れ替わるといいます。
 その結果、不要物としてたんぱく質や核酸が分解されて出てくる老廃物や、生命維持や代謝によって出てくるものなどの有害物質なのです。
 体の不要物質は、血液によって回収されますが、血液の循環がスムーズに行われないと回収されずに臓器や細胞の働きを邪魔することになります。


●尿を出しましょう!!・・水分摂取を怠りなく


 尿は体の老廃物を排泄したり、病気を教えてくれたりと人間の体にとって大切な役割をしています。体に毒素をためず健康体にするためにも、毎日の生活においての解毒(デドックス)を心がけが必要です。
 基本のデドックス・・・多くの解毒(デドックス)の中でも基本ともいえるものが、水を飲むということです。あらゆる代謝は水のある環境下で行われるので、水を飲むことで代謝がスムースになり、細胞が解毒(デトックス)されていきます。
 特に、尿から有害物質を排出するためには、尿の濃度を薄く保つことが必要で、水分が不足して尿の濃度が高まると、有害物質が溶けずに体内残ってしまいます。
 水をコップでこまめに意識して飲むことです。目安は1日1から2リットルほどです。 ただし、病気で医師にかかっている場合は、水分摂取の注意があるかもしれませんので、医師とご相談してください。

体のなかの様々な化学反応の媒体

 浸透圧バランス、pH調整、血液循環などの、体内で起こるほとんどの作用に水が関係しています。体温を調節や、栄養素を運んだり、不要なものを排出するのも、水が大きく関わっています。命の源とも言える働きをしているのです。
 大量の水が自分の中を流れ、あらゆる機能を支えていることを考えると、いきいきした体をつくるのに、水の質が体の良し悪しを左右すことになります。そのためにもよい水を取りましょう。 
 ストレスが多い環境下では体内で活性酸素が発生しやすく、様々な病気の80%は活性酸素が関与しているともいわれています。その活性酸素を消してくれるといわれる水素水が話題になっていますが、世界に奇跡の水といわれる名水もこの水素が多く含まれているそうです。
 ☆水の可能性に期待して、老廃物のデトックスを心がけましょう!


●食生活に気をつけましょう。・・食物繊維摂取不足には注意を


 沢山尿を出すために、食物繊維やカリウムは、便や尿を出やすくするので、たっぷり取ることをおすすめします。カリウムの多い食材には、ほうれん草やトマト、リンゴ、にんにく、人参、海藻など・・・。


要注意!食品添加物の現実


 食品添加物には、保存剤、殺菌剤、漂白剤、小麦粉改良剤、合成着色料、合成着香料、乳化剤などがります。普通の食生活をしていても、私たちは1日に80種類以上の食品添加物を食べています。食品添加物の怖さとして、その発がん性が取り上げられています。
 使用されている食品添加物の組み合わせによる害は測定されていません。仮に、食品添加物自体は、発がん性がないとしても活性酸素となると話が違います。いま、私たちが口にする食品は、食品添加物のお世話になっていないものが無い程です。
 そうした食べ物からも活性酸素が生まれるのです。食品添加物には亜鉛を消費するものが多く、亜鉛不足は、活性酸素を打消すSODの効果を弱めます。その結果体内に発生する活性酸素の増加が大量に増加することになります。そのような体内を水でデドックスをしましょう!