非「常識」的糖尿病対策 その1 | 「原因不明」の原因解析法&原因別整体術の極意を伝授

「原因不明」の原因解析法&原因別整体術の極意を伝授

どんな優れた手技を施しても再発を繰り返す、厄介な腰痛、股関節痛、その他の原因不明の症状は何が原因なのか?またどうやってその原因を絞り込み、対処していくのか…? 難解な理論や高度な手技では解決出来ないそのワケなどをつらつらと書いております。

ようやく新しい記事をアップする日が来ました。

 

 

当ブログを継続してご覧頂いている方は既に承知のことと思いますが、私は元々カイロプラクティックその他の民間療法を学び、そこから実践を経て経験的に学んだこと(施術の効能と限界、エネルギー(氣)の重要性、業界関係者の勘違いなど)について書いてきました。

 

また昨年からは自分が学んだ内容からは少し外れ、非常に有益でありながら、世間一般的には、まだそれほど知られていないと思われる情報を含んだ書籍の紹介もしてきました。

 

今回からは何回かに分け、どなたにとっても(一見、自分には関係ないと思われる方にとっても)非常に重要な内容の記事を公開していきますので、宜しければお付き合い下さい。

 

※お断り

当ブログ記事を参考に実践される際には、自己判断・自己責任でお願いします。これから記述する私の体験談は、多くの方にとって大なり小なり身体に良い変化を起こし得る内容であると考えてはおりますが、体質その他の条件によって、その影響(効果)の度合いは異なるはずです。ですので、何か個別に相談をされても、私から適切な返答をすることは出来ませんので、質問(相談)メールなどはご遠慮下さい。

 

 

 

ではここから本題です。

 

昨年10月に網膜剥離を発症したことは既に書きましたが、手術前の血液検査において、血糖値がかなり…なことになっておりました(笑;)

 

その時点での血糖値(食後1時間半?ほど)が220を越え、そして現在糖尿病の指標として最も重要視されるHbA1C(ヘモグロビンA1c:一般に糖尿病の状態を示す指標となる数値)が、確か8.8でした。

 

糖尿病に詳しい方には言うまでもないですが、これは入院を宣告されてもおかしくはない、かなり危険な数値です。本来なら血糖値が下がるまで手術を延期されていてもおかしくはなかったのですが、網膜剥離自体が一刻を争う状態だったので、仕方なく強行突破されたということなのかもしれません。

 

 

さて、糖尿病は1型と2型に大別されますが、自分の場合は生活習慣が主な要因である2型です。

 

※今回は生活習慣がメインの2型糖尿病の話になりますが、1型糖尿病についても最後に少しは触れますので、よろしければお付き合い下さい。

 

 

これは以前にも書いた事がありますが、私は元々いわゆる「痩せの大食い」タイプであり、更に就職してからも身体を動かす仕事がメインだったこともあり、かなりの量を食べる方でした。

 

サラリーマン時代は健康に関する知識など皆無に等しい状態であり、「沢山食べられるのは健康の証拠」ぐらいにしか思っていませんでしたし、その上、朝は寝起きかつ睡眠不足で食欲が無いにもかかわらず無理矢理詰め込み、夜も遅くなってからドカ食いのような事をしていたわけなので、内臓にはかなりの負担をかけていたことになります。

 

実は親父も70代の頃に糖尿病が発覚して投薬をしておりましたから、遺伝的な要因が全く無かったとは言い切れませんが、私の場合はやはり、生活習慣が一番大きなウエイトを占めていると言っていいでしょう。

 

 

ではそれで実際にどういった対策をとったのかということですが、その前に対策開始後、約一カ月半後の結果を書いておきます。(注:薬剤は使用しておりません)

 

HbA1c ⇒ 6.8

 

まだ基準値はオーバーしていますが、これはかなり早いペースです。

 

これも詳しい方は既にご存知かと思いますが、一般的にHbA1cを急激に下げることは、(明確な理由はまだハッキリと確定されていないそうですが)いわゆる合併症の進行を早めます。特に危険なのは目であり、糖尿病性網膜症は日本人の失明原因の上位に入りますし、実際、数値を短期間で大幅に下げたら出血を起こしたという話は珍しくありません。

 

しかし自分の場合は、不安など全く無いと言えばやはりウソになりますが、単なる食事制限と運動だけで下げた人よりは危険性は低いだろうと考えています。この楽観的な予測(希望?)が実際に当たっているかどうかは別として、私がそう考える理由は、今後の記事をご覧頂ければご理解頂けるかと思います。

 

※この記事を書いている時点では眼科の検診において特に何も異変は指摘されておりませんが、恐らく高血糖の期間も長かったでしょうし、その影響が今後どのような形で現れてくるかは、まだ何とも言えません。

 

 

 

さて、現在も血糖値を下げる為に複数の対策を同時進行で行なっていますが、代表的な糖尿病対策、つまり食事制限と運動は、非常に緩いレベルでしかやっておりません。

 

私が「これは恐らく少ない努力?で、しかも大きな効果が期待出来る可能性が高い」と考えてメインで取り組んでいる対策は、実は世間的には全くメジャーな方法ではないのです。

 

 

そのうちの一つは、まだそこまで広くは知られていないというだけで、今後は恐らく(黙っていても)広く知られることになるのではないかと思っているものであり、もう一つは、世間に広めるには少しばかり「世間の常識」という名のハードルが高いが為、少々面倒な説明が必要となるものです。

 

つまり今回から始まる一連の記事は、その面倒な説明をする為のものであり、付け加えますと、その面倒な説明が必要な方法を使えば、私を含めた多くの人が合併症を回避出来る可能性が高まるのではないかと考えています。

 

その理由ですが、私よりもっと酷い状況であった方が、「もっと過激に」その対策をとったにもかかわらず、異常が起こるどころか、たった3週間で視力が少し回復し、(100%失明すると診断された上での)「失明を遅らせるための手術」を回避されたからです。

 

※この方とは、一つ前提の条件が異なるので【大切な注意事項】がありますが、それ自体は努力や苦痛などを伴うものではありません(むしろ逆です)。

 

 

ここでもう一つ書いておきますと、この間、体重は全く減っておりません。

 

昨今、YouTubeでは多くの方が糖尿病に関しての実体験や血糖値の検証動画などを公開されていますが、短期間で私と同等か、もしくはより急激に数値を下げることに成功したという方は、それなりにおられるようです。

 

が、私の知る限り、それらは元々肥満気味の方が厳密な食事制限によるダイエットに成功した結果というパターンが多く、また同時に投薬もしながら、といった方も少なくありません。

 

食べる量が必ずしも多くはないのに体重が増えやすい方というのは、確かに不利というか気の毒ではあるのですが、糖尿病に関して言うなら、頑張って体重を落とせば、ある程度それに比例して数値も良くなるという傾向(理由)があります。

 

しかし私の場合は、元々高校卒業の時点から体重は殆どプラス3キロあたりの状態(65~68キロ)あたりで推移し、しかも昨年の8月頃に食当たりからしばらく寝込んでしまって60キロにまで落ちていたのです。

 

その上私は、この10数年ほど、仕事の関係で平均すると1日あたり大体7000歩ほどは歩いていますので、特に運動不足ということでもありません。

 

もしかしたら食当たりの前は更に高かったのかもしれませんが、いずれにせよ、身長175~176センチで60キロというのは既に少々痩せすぎであり、そこから更に体重を落とすというのは、全く現実的ではありません。(痩せるのではなく、やつれるだけです)

 

言い換えれば、体型(体重)から考える限り、私は糖尿病を改善するには不利なタイプと言えるでしょう。

 

 

この間、食事制限を全くしていなかったわけではありませんが、お米の量を多少減らし、パンや麺類は「なるべく」避け、高野豆腐やサバ缶、キャベツをよく食べるようになったぐらいでしょうか。

 

実は色々事前に調べた結果、最初から今回の経過をブログで公開してみようと考えていたのですが、厳格な食事制限や強度の筋トレなどを同時進行で行なうと、一体何が効果的だったのかが分からなくなりますし、第一そのようなありきたりの内容を公開したところで、大した意味はありません。

 

ですので、一般的にインスリン抵抗性の改善に最も有効だとされている運動(筋トレ)は、スクワットと腿上げを夕食後のウォーキング中に「準備運動」レベルで行なっていただけでした。

 

つまり上記の数値は、日々過酷な食事制限やトレーニングに励んでおられる方からすれば、非常に緩い対策による結果なのです。

 

 

 

ここで重要なことを書いておきます。

 

自分の場合は、とりあえず合併症を防げればそれでいいと考えていますので、現時点では無理に急いで数値を完全な安全圏(HbA1cが4~5台前半あたり)に落とす必要はないと考えています。

 

これは2008年にアメリカで報告された、アジア人を含む1万人規模の検査(アコード試験といいます)での話ですが、厳格な血糖値コントロールによって基準値内に下げたグループと、合併症の危険性がゼロではないけれども、その可能性が大きく下がることが分かっているレベルで妥協したグループを比較したところ、基準値内に下げたグループの死亡率が上回ったそうです。

 

人それぞれ体質や条件は違いますから、迂闊に断定的なことは言えませんが、少なくとも私は、無理にでも基準値に下げなければならないとは思っておりません。

 

もちろん、無理なく自然に基準値内に落ち着くのが理想なのでしょうが、今後実際にどうなるかは、現時点ではまだ分かりません。ただ、とりあえず現状の取り組みを続けていれば、少しずつでも更に下がっていく可能性があるとは思っています。

 

 

またもし仮に、この楽観的な予想が外れ、今後また危険水域にまで上がっていったとしても、もう少し強めの対策をとれば何とかなるだろうとも思っています。

 

既に合併症で苦しんでおられる方からすれば、きっと「無謀かつ能天気な奴」と呆れられてしまうのでしょうが、今後の記事をご覧頂ければ、私が呑気に構えている理由を(あなたが支持されるかどうかは別として)知って頂くことになります。

 

 

 

さて、こういっ検証をする以上は、自分の中で「何が実際に有効だったのか」を明確にする必要があるわけですから、(本来なら自分にとって重要ではないかと思われることを含み)一般的な糖尿病対策を真剣には行なっておりませんし、特に開始後最初の検査で明確に成果が出た後は、ここで更に頑張ってしまうと、むしろ危険かなとも考え、メインの対策も少々サボりがちでした。

 

※頂き物のケーキを2日続けてガブっと!食べたりしていました。

 

 

そういう状態は、やはり数値に反映されるものでして、1月の数値が7.0と少し戻り、また2月に受けた職場の検診では7.4と、明らかに悪化していました。

 

その後また最初の頃と同じレベルで続けた結果、少し間を置いての6月半ばの検査では6.6というように、この記事の下書き開始までにHbA1cの数値は多少上下したのですが、その結果を見て、やはりこれは間違いなく効果があるなと再確認したわけです。

 

 

ここまで読まれて、「こいつは本物の馬鹿だ…合併症をナメてやがる(笑)」と思っている方もおられるでしょう。

 

確かに合併症は、発症しないに越こしたことはありませんし、私も現時点で既に自覚症状がハッキリ現れていたら、さすがにもう少し強めの対策をとっていたかと思います。

 

けれども、これはそれなりの多くの(専門の医師が運営されているものを含めた)動画や書籍に目を通し、自分自身の身体で検証した結果の結論であり、誰に何を言われても、今更考えが変わることはありません。

 

現時点での医療技術では治せないものを「治らない」と切って捨てることは簡単ですが、身体の不調を治すのは「最新かつ高度な医療技術(及び薬剤)」だけではないと私は考えていますし、最終的にどうなろうが自己責任だと割り切っています。

 

では、具体的にどのような対策を行なったのか?

 

…ということの前に、いわゆる糖尿病とは、「身体の中でどのようなことが起こっているのか」ということについて、

 

言い換えれば、

 

「インスリンが出にくい、効きにくい、という状態は、何が原因なのか?」

 

ということから先に書きます。

 

「勿体ぶるなや!」と言われそうですが、改めて自分が参考にした書籍を読み返してみると、これはやはり一つの流れとして繋げて説明した方がいいだろうと判断致しました。

 

 

次回に続きます。(しばらくの間、1日か2日置きぐらいのペースで更新します)

 

 

PS

 

個人的には、数値があまりにも高い方が一時的に(インスリンを含む)投薬治療を選択されるのは問題ない(むしろ推奨)と思っていますが、私は意見が合わない医師だったらお互い不愉快な思いをするだけなので、病院には行きませんでした。(上記の数値は2月に受けた勤め先での検診を除き、某ドラッグストア内の調剤薬局での検査によるものです)

 

 

最後までご覧下さり、ありがとうございました。

 

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