アメリカ2023年8月25日~9月5日のアメリカ旅行記下矢印
主人のラスベガスでのパスポート盗難事件簿の続きですアメリカ

 

 

2023年8月25日~9月5日のアメリカ旅の全旅程

本日掲載しているのは、左矢印マークの旅程ですキラキラ
★旅行記掲載終了分にはリンクを貼っています!

           パスポート盗難事件左矢印星
9日目:カリフォルニア州サンペドロ泊
10日目:カリフォルニア州サンペドロ泊
11日目:カリフォルニア州サンペドロ泊

*モニュメントバレーはユタ州南部からアリゾナ州北部にかけて広がる地域一帯を指しますが、私達の宿泊したホテルがアリゾナ州でした

 

今回は、前回に引き続き主人のラスベガスでのパスポート盗難事件について、その④です。

 

 

  帰国のためのミッション

前回の記事を軽くおさらいすると、主人がパスポート代わりとなる「帰国のための渡航書」を発給してもらうため総領事館に行く前に用意しなければならないものは以下の4つでした。

① 警察発行の盗難証明書
② 戸籍謄(抄)本(6ヶ月以内に発行されたもの、コピー可)
③ 6ヶ月以内に撮影した写真
④ 航空券または予約確認書(搭乗者、搭乗日、便名が確認出来るもの)

(お財布は盗まれていなかったので、現住所を証明できる日本の免許証は手元にありました)

 

  空港の警察へ行く

2023年9月2日(土)。
上記①~④の書類のうち、もっとも入手が大変そうと考えていた① 警察発行の盗難証明書をゲットすべく…
ホテルの電話交換台のスタッフさんから「ラスベガス空港内の警察なら24時間やっている」との情報を得たため (>> 詳しくは盗難レポ②の記事をどうぞ)、朝9時ごろホテルを出て、ラスベガスの空港へ車ダッシュ

 

基本的に3食きちんと食事を摂る我が家、この日も朝ごはんを何か食べたはずなのですが、パスポート盗難ショックにつき、写真が残っておらず…ニヤニヤ

パスポートと共に、国際免許証も盗まれている主人、私も国際免許証を持ってきたけど、長年アメリカで運転していないし、運転は苦手…アセアセ主人が慎重に運転して空港へと向かいます。

 

ホテルから運転すること10分、ラスベガスの空港が見えてきました。

 

 

★ ハリーリード国際空港
5757 Wayne Newton Blvd, Las Vegas, NV

 

 

空港のパーキングに車を停めて空港内へ。
何年か前、この空港を利用したときは「あら、話に聞いた通り空港内にもスロットがあるぅ~ひらめきキラキラトランプハートトランプクローバートランプダイヤトランプスペード」なんて喜んでいましたが、この日はそんな余裕もなく「警察はどこっっっ真顔!??」って感じでした。

 

空港について最初にこのフロア上矢印で目についた警察のブースがそうかと思い、その場にいた警官に尋ねると、別の場所だと教えてもらい、そちらへ向かいます。

 

教えてもらった通り歩いて行くと…出発A,Bゲートに向かう手前、WELLS FARGOのオレンジの看板の右横に【←Police】の看板を見つけました!!!

 

 

あった~~~っ!!ハリーリード国際空港内の警察、【Metro Police】!!!中2階みたいな場所の一角にありました。

 

 

…だけど。。。
ここが24時間やっていると教えてくれたホテルスタッフの話では、「パスポートを盗られた人たちが、警察前に列をなしてるよ。」って言っていたのに、あたりは閑散…。誰もいない…ガーン真顔ガーンガーン

 

 

外観はこんな感じ下矢印この入口ドア辺りを見回していたら、写真は撮り忘れましたが、「盗難に遭ってポリスレポートが欲しい人は、ここからアクセスして申請してください。」といったようなことが書かれた貼り紙がありました。

 

てっきり対面で対応してもらえると思っていたけど、そういう理由で盗難被害者の行列がないのか…と納得。

主人も貼り紙の指示通りのサイトにアクセスして、盗難被害の申請書をウェブ作成しようと試みたものの、いかんせん英語の警察署の書類、犯罪関連の知らない単語は調べて作成することはできるかもしれないけど、最短でポリスレポートがもらえるような完璧な必要事項を十分に入力できるとも限らない…と感じました。

そこで、入力している主人に、「とりあえず、そこの赤い緊急用電話(上の写真)で電話してみたら?」と私が提案。

主人もこれに納得し、赤電話で電話をかけてみると…

 

電話に出た!!しかも自動音声じゃなく生身の人間!!!
こういう時、生きてる人間に繋がるだけでも本当にありがたい…

しかも電話口の相手は、私達から見えているオフィスの中にいる人だったようで、主人から事情を聞くと、すぐに中から制服姿の警官が出てきてくれましたー!!!

 

  盗難被害を報告し、事情聴取を受ける

オフィスから出て来てくれた警官2人。2人とも人当たりの良い優しい方々でした。
1人はベテラン風の真面目な白人、もう1人は若くないけど新米警官らしき陽気なヒスパニック系の人。

対面して主人が盗難に遭ったことについて簡単に確認すると、ベテラン警官(以後、A警官)が新米警官(以後、B警官)に「○○(←多分今回起きたような事件の事情聴取と書類の作成)はやったことある?」と聞き、B警官が「No」と言うと、横で見ているようにと指示していました。彼らはいったん必要書類を取りにオフィスに入ったあと、間もなくして戻ってきて、ベテランA警官が私達(主に主人に)事情聴取を始めました。

聞かれたことは…(当時、ブログネタ用として忘れないようちゃんと私が携帯にメモしておいた、笑)

・盗まれたもの内容と価値の詳細
・いつ、どこで盗まれたか?(「いつ」、については私が直前に撮影した写真の時間が役立った)
・いつ気が付いたか?
・盗まれたバッグ特徴の詳細
・事件当時の私達夫婦の服装の詳細
(これも当日撮影した写真が役立った)

・名前、生年月日、住所、帰国予定(だったはずの)日
・身分証明書はあるか
(いつもならそんなことしないのに奇跡的に主人がパスポートの写真を撮っていた!)

・いつアメリカに来てどういう経路を辿ってラスベガスに来たか

…と、この質問で私達が「モニュメントバレーに行ってきた。」と話すと、陽気な新米警官Bが、「モニュメントバレーってさ、『ミッション インポッシブル』の撮影場所にもなってるよね!あそこ行きたいんだけど行ったことないんだよねぇ~!」と言ってきた爆  笑

そんな無駄話をしているB警官を相手にせず、真面目に事情聴取をすすめて書類に書き込んでいくA警官。

もう、この真面目ベテランA警官と陽気な新米B警官のコンビが、まるで洋画に出てくるでこぼこキャラコンビみたいで超面白かった爆  笑

 

事情聴取が一通り終わると、A警官は ”Sorry this happened.” と言ってくれました。
よく「交通事故を起こして自分に非があったとしても、アメリカ人は謝らない」と聞きますが(真偽のほどは分かりませんが)、盗難に遭い傷心の私達に、こんな風に言ってくれたA警官の優しさに心を打たれました泣き笑い

さて、この事情聴取の時、盗まれた場所をベラージオホテルの噴水前、と言ったら、噴水前のどの辺りかを詳しく聞かれたうえ、私達の当時の服装もやたらと細かく聞いてくるな~と思ったら、A警官は、これからベラージオ噴水前の防犯カメラ映像を確認する、と言い、オフィスに戻っていきました。

このときA警官から何やら指示を受けつつ一緒にオフィスに入っていったB警官が、書類を手にして私達のところに戻ってきました。それが、この『Voluntary Statement(任意調書)』。(もう一枚下の写真に書類の詳細があります下矢印)。

B警官からVoluntary Statement(任意調書)への記載を求められ、書き込んでいく主人。

 

個人情報のほかに、先ほどの事情聴取で話したことと同様の盗まれたときの詳細をDETAIL欄に書いていきます(上部の箇所[This portion to be completed by officer]は警官が記入)。

 

ちなみに面倒くさがりの主人は、事件の詳細を短めに書いたら「もうちょっと詳しく書いてくれる?」と優しく促されてましたニヤニヤ

このVoluntary Statement(任意調書)を提出後、B警官から『VICTIM’S IMFORMATION GUIDE』を受け取りました下矢印

 

ちなみに裏面を見たら、表面のスペイン語版でした。

 

 
この『VICTIM’S IMFORMATION GUIDE』を渡された時、「あれ?在ロサンゼルス総領事館に提出が必要な「① 警察発行の盗難証明書(ポリスレポート)」はくれないの滝汗?」と思い、B警官に聞いてみると…

1)今オフィス内でA警官がポリスレポートを作成している
2)A警官がそれをオンラインでLas Vegas Metropolitan Departmentに提出する
3)それがLas Vegas Metropolitan Departmentに受理されたのち、「ポリスレポート」が完成するが、いつ完成するかB警官にも分からない(ただ、時間をたくさん要するという感じの言い方でもなかった)
4) ただし、在ロサンゼルス総領事館にとって重要なのは、警察が事件として扱っているという証拠であり、私達がこの時受け取った『VICTIM’S IMFORMATION GUIDE』の右上にあるEVENT NUMBER(警察が付けた事件のID番号)のはずだから、これを持参して帰るように
5)もしもその後のポリスレポートの進捗や困ったことがあったらLas Vegas Metropolitan Departmentに問い合わせるように

と言われ、5)についてはB警官が親切に携帯の画面を見せてくれました。

というわけで、晴れて一番ゲットが難しいと思われた、帰国のためのミッション

「① 警察発行の盗難証明書」の代わりともなる、EVENT NUMBERが書き込まれた『VICTIM’S IMFORMATION GUIDE』をゲット~~~OKキラキラキラキラキラキラ

この時は相当ホッとして嬉しかったことを覚えていますおねがい

さて、真面目なベテランA警官はすでにオフィスに入って行ってしまい、もうその場におらず、後半は一人で対応してくれた優しく陽気なヒスパニック系の新人B警官。

 

お世話になった御礼を言い、帰ろうとすると、
「ところで、日本のSUSHIはアメリカのとは違う、本物なんでしょニコニコ?日本のSUSHIってどんななの~寿司??」
「日本にいつか奥さんを連れて行きたいんだけど、どこに連れて行くのがいいかな?」

 

とか、話しかけてきました爆  笑

なので「日本の寿司はアメリカと違って巻きずしよりも、生のお魚が載っている握りの方がメインだよ。」とか「日本に来るなら東京がいいんじゃない?」と言ったら、お寿司の件は興味深そうに聞いていて、東京という答えに関しては「東京はbusyなところでしょ?ほかにおすすめある?」と聞いたので「京都!」と答えておきました(笑)

…とまあ、こんな感じで陽気でフレンドリー、日本に興味深々だった新人B警官。面白かった!真面目なベテランA警官も、このB警官も、とっても優しく対応してくれて本当にありがたかったですおねがい飛び出すハート

 

パスポートを失くし、不安な気持ちで行ったラスベガスの空港の警察のこと、そしてそこで出会った、まるで洋画に出てくるようなこの名コンビと彼らの優しさは一生の思い出になるでしょう…。

 

時系列で旅行記を書きたいため、いったんここで普通の旅行記を挟んだのち、在ロサンゼルス総領事館に行く前に遂行したミッションについて書く予定です。

 

星このパスポート盗難事件について、今は旅行記として時系列で綴っていますが、今後同じ被害に遭われた方のお役に少しでも立てるように(そんな被害者が全く出ないことを望みますが)、このアメリカ旅行記終了後に盗難被害後にすべきことをまとめた記事を作成する予定です。