福島民報杯で狙うべき1頭とは… | 元JRA調教師・山田要一のブログ

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厩舎OBという立場から、パーフェクトホースマンズの一員としてファンの皆様と違う視点で競馬のことを掘り下げたいと思います。

おはようございます。
元JRA調教師で、今は、パーフェクトホースマンズの調教師情報部に所属している山田要一です。

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昨日のブログで、「今週で節目の勝利を達成したいと気合を入れて、どの馬もキッチリ仕上げている筈」と書いていた和田正一郎君は、オジュウチョウサンを使った中山グランドジャンプを勝って、JRA通算100勝をGIで達成しました。

オジュウチョウサンは、レース前から圧倒的な1番人気が確実でしたので、かなりのプレッシャーがあったでしょうから、節目の100勝を達成した喜びはもちろん、人気に応えることができてホッとしているでしょう。

ただ、和田君は、まだ平地の重賞を勝てていませんから、今回の100勝達成を手放しで喜んではいないと思いますし、実際、彼は、「次の200勝は、もっと早く達成したい」という話をしていましたね。

ずっと美浦で調教師をやっていた仲間として、私は、昨日の「JRA通算100勝」をきっかけに、和田君の厩舎には、もっと、もっと活躍して欲しいと思っています。

さてここからは、美浦の堀宣行厩舎が福島民報杯に使うシャドウパーティーについて、いつも私に美味しい情報をくれる、「馬主のYさん」から届いた報告を紹介しておきましょう。

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飯塚知一オーナーの本業は、「JR京浜東北線・大森駅」(東京都大田区)のすぐ近くに本社を構えている、「株式会社シンコー」の代表取締役です。

1941年に創業された同社は、物流に関する様々な業務を手掛けており、現在は、東京競馬場に近い「府中営業所」や、大井競馬場に近い「東京港営業所」など、営業所と事業所を合わせて、全国11ヶ所に拠点を有しております。

また、これらの拠点の中で、「国際物流の要所」となっている「横浜事業所」は、「30トン岸壁クレーン」や、4基の「15トン天井クレーン」を備えており、敷地面積は「2640坪」という広大なものです。

更に同社は、包装資材の輸出入を手掛ける「日本ポリシール工業株式会社」や、包装梱包サービス業を手掛ける「株式会社シンコーロジテム」といった関連会社を有している上、日本企業が中国企業と取引する際の物流をサポートするため、上海に関連会社の「信广(シンコー)包装有限会社」を有しており、現在は200名以上の従業員を雇用しておりますので、代表取締役としてこれらの事業を取り仕切っている飯塚オーナーは、「非常に優秀な経営者」と言えます。

なお、馬主としての飯塚オーナーは、確か1988年からJRAで馬を走らせていて、これまでに100頭以上を所有しており、その中の代表的な存在としては、2004年の根岸Sを制したシャドウスケイプや、2007年の中山金杯と2010年の中京記念を制したシャドウゲイトや、2011年のエプソムCと毎日王冠を制したダークシャドウなどが挙げられるでしょう。

そして、2011年には、ダークシャドウなどの活躍により、「2億8777万円」という、これまでで一番の賞金を獲得しておりましたが、それ以降は、
2012年→獲得賞金1億7205万円
2013年→獲得賞金1億7041万円
2014年→獲得賞金1億7928万円
2015年→獲得賞金1億6753万円
2016年→獲得賞金1億3546万円
と、2011年と比べて1億円以上も少ない状況が続いております。

したがって、現在の飯塚オーナーは、「今年こそ2011年を上回る賞金を稼ぎたい」と考えている筈ですし、実際、先週までの成績は、「1勝・獲得賞金3889万円」と、昨年の同じ時期(4月2週目まで)の「0勝・獲得賞金1193万円」を大幅に上回っております。

ただ、2011年の賞金を上回るためには、あと「2億4888万円」を獲得しなければなりませんので、飯塚オーナーは、「賞金の高い特別レースを勝って一気に稼ぎたい」と考えている筈です。

そのような中、今週は、1着賞金2400万円(馬主の取り分は8割の3120万円)の福島民報杯にシャドウパーティーを出走させますので、私が飯塚オーナーの立場であれば、この馬を預けている堀先生に対して、迷わず「渾身の勝負仕上げ」を依頼するでしょう。

そこで、元調教師の方に最終追い切りの様子を確認したところ、

「13日(木)、レースでも乗る石橋君が南ウッドに入れて、4Fが54秒2、終いの1Fが12秒8という時計を馬なりで出していました。ブライトバローズ(古馬1000万下)と併せる形で、コンマ2秒前を走っていた相手を追い掛けて、最後はしっかり同入していましたね。動きはデキがいい馬ならではの素軽いものでしたから、力を出し切れる状態に仕上がっている筈です」

という内容でした。

これらの理由から、私はこの馬を「大いに注目すべき存在」と考えております。

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「馬主のYさん」から届いた、シャドウパーティーの報告は以上です。

さて、話は変わりますが、私が所属している「パーフェクトホースマンズ」では、ホームページや、いくつかのブログの中で、「馬券に欠かせない情報」を包み隠さずに公開していますので、「正確な情報を知って、馬券に活かしたい」と考えている方には、こまめに確認することをお勧めしておきますよ。

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今日は、ここまでにしておきます。

それではまた。