リトルスクールオープンテスト(新小3・2月)の難易度」からの続きです。⇒

 

リトルスクールオープンテストの結果を受けて、四谷大塚さんから電話をいただきました。「次、がんばってください!」。通話時間30秒。ア、アリガトウゴザイマース。望みのあるお子様なら、もうちょっと長く会話があったりするんですかね?
塾からの期待はゼロで、応用クラスなど夢のまた夢です。大量の典型題をミスなく漏れなく満点を採りきる地力が、圧倒的に不足しています。

では、浜学園の公開学力テストでは、どうだったのでしょうか? 新小3なので本来ならスパイラルの3周目ですが、小2からスタートしたゆうくんにとっては2周目です。全てが初見だった1周目と違って、今年からは「見覚えのある」単元が増えるはず。少しは楽になると良いのですが・・・。
公開学力テストも2周目です。ん? 簡単になってる? 新小3からスタートする新しい塾生向け配慮なのか、難易度が少し下がっている気がします。

そして念願の、応用コースの受講資格が復活しましたーー!!

 


半年前に偏差値30まで転落してから半年。ここに戻ってくるまで長かったーーーー!!!! 先月も同じぐらいの偏差値でしたが、受講資格もらえませんでした。2ヵ月連続で基準クリアしないと駄目とか、何かあるんでしょうかね?

四谷大塚の応用コース(マンスリー)は、算国2科で上位百傑に入るのが条件です。一方の浜学園は、低学年だとそこまで厳しくありません。偏差値50台半ばでOK。しかも、算国2科合算でクリアできない場合でも、算数1科でも基準クリアできればOKという救済措置があります。国語を苦手とするゆうくんにとって、ここは大きなポイントです。
じゃあ受講するのかと聞かれると、応用クラスの末席だと授業に付いていけず偏差値30まで落ちてしまうという経験を昨年にやらかしています。もうちょっと地力がつくまでは、受講は見送ろうと思います。

学年が上がったことで、テストの問題数が増えました。ラスボス問題が簡単になった代わりに、中盤の問題数が多くなっています。まあ、四谷大塚の凶悪な問題数に比べたら、まだまだ可愛いもんです。
あと、「2枚目は捨てろ」という二月の勝者方式が完全に崩壊しました。1枚目は基礎問題、2枚目は応用問題といったような、シンプルな並び順ではなくなっています。問題の難易度を見極めて、捨てる、拾うの判断を自力でしないといけません。


では、算数から振り返っていきましょう。
※ 例示の問題文は、実際の出題から意図的に改変しています。

(1)計算問題
ノーミスクリア。えらいっ。ここを落とすと偏差値40に逆戻りなので要注意です。

(2)一行問題
はい。正答率の低い隠しラスボス問題が、ここに潜んでいますよー。以前なら「ここは間違えちゃ駄目!」と言っていた1枚目ですが、問題によっては間違えてもOKです。

(2-1)速度
1階から6階に上がるのに60秒かかりました。6階から12階に上がるのに何秒かかりますか?

速度の概念は習っていません。ただ、絵を描けば解ける問題です。1階上がるのに60÷5=12秒かかります。なので6階上がるには12×6=72秒ですね。
1階から6階というのが、引っ掛けです。60÷6=10秒としてしまうとアウトです。ゆうくんは素直にアウトでした。

(2-2)三角形の数
図形の中から、三角形の数を数えるだけの問題。数えるだけなので簡単そうに見えます。し・か・し! 実はこの問題こそが隠しラスボス問題でした。正答率は脅威の4%。モレなくダブりなく正確に数えるのは、大人でも難しいかも知れません。解法自体には捻りも何もなく、本当にただ数えるだけなんですけどね。

(3)面積問題
面積の概念は習っていません。なので、タイル何枚分? という聞き方をしてきます。色の塗られている部分を数えるのではなく、全体面積から、計算できる面積を引き算する考え方を求められます。

(4)天秤問題
・ア×2+イ=4 で釣り合っています。
・イ×2+ウ=7 で釣り合っています。
・ウ×2+ア=7 で釣り合っています。
・ア、イ、ウはそれぞれいくつ?

天秤の左皿と右皿をそれぞれ全て足すと、(ア+イ+ウ)×3=18。つまり、ア+イ+ウ=6。
ア×2+イ=4と、イ×2+ウ=7から、ア×2+イ+3=イ×2+ウ。ア×2+3=イ+ウ。
ア+(イ+ウ)=6から、ア+(ア×2+3)=6。ア=1。
ウ×2+ア=7から、ウ×2+1=7。ウ=3。
イ×2+ウ=7から、イ×2+3=7。イ=2。

中学受験において、方程式は「絶対に教えてはいけない」禁忌とされています。

天秤をイメージしながら、釣り合いを崩さないように左右のお皿を調整していく解き方になるのでしょうか? すいません。パパには方程式以外の何物にも見えません(汗。
表向きのラスボス問題です(しかし、その正体は中ボス)。正答率は18%なので、応用クラスの子なら半数は正解できる問題です。逆に応用クラスでも半数の子は解けません。応用クラスの末席であるゆうくんは、その実力通りに落としました。

(5)場合分け
組み合わせを順番に書き出していけば解ける問題です。これもモレなくダブりなく、規則通りに書き出していく力が求められます。ただ、数字の組み合わせなので、(2-2)と比べて正答率は高くて17%。小問の正答率は83%なので、そこそこ拾える問題ではあります。偏差値50後半に至るには、この辺りが壁ですね。


国語の振り返りは、すっかりワンパターン化しています。時間無制限の解き直しなら90点ぐらい。しかし、本番では時間不足で後半が空欄となるため70点ぐらいです。偏差値としては50には届きそうで届かないって感じでしょうか。点数自体は悪くありませんが、国語は平均点が高いのです。
まあ、四谷大塚でのテスト結果に比べると、漢字や語彙の配点が少ない分だけ多少はマシです。良いんでしょうか。良い訳がないですね。算数を減らして、国語の勉強時間を増やすしかなさそうです。


⇒「次記事」に続くかも?(予定)

 

最初から読む◆ 「中学受験」に療育っ子がチャレンジ!
◆ 「家庭学習」で四谷大塚の授業に追いつきたい!
◆ 「療育」(発達グレー)のあれこれ!